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燐光群の芝居

ようやく見えた富士

★写真はようやく久しぶりに見えた富士。

★さて、本日は喪中の葉書をやっとの事とりあえず200枚印刷して、送る。

★多分これでは足りないと思うのだが、年賀状が来たら、欠礼の返事を送るしかないと一応線を切った。

★夜、高円寺の座・高円寺1へ燐光群の坂手洋二作・演出の「ここには映画館があった」を観に行く。

★2時間20分の長編で、休憩がなかったのでいささか長い感じがした。

★作者のこだわりの1976年の街、そしてその年の映画館がちょっと伝わりきれていないのと、実に見事な映画館の客席の列を観客の方に向けるセットと、その空間の中で繰り広げられる幻想と現実の交差は作者独特の世界なのだが。

★出来る事ならもう少し焦点を絞って練ってほしいという贅沢な感想を抱かせてしまう舞台だった。

★坂手さんも年2~3回の新作を次々と書いて上演しているのだけれど、どうも日本の新作絶対の演劇状況が、かえって劇作家としての質の粗さを招いてしまうような気がしてならない。

★もう何か月かこの作品を練って絞り込んで上演したら、まちがいなく後世に残る芝居になっただろうと推測すると何とも惜しい感じがする。

★また、主演の女優さん3名がキャリアのある俳優さんを配した為か、あるいはそれ以外の意図なのか、途中からセーラー服を着て中学生として長く演じるのは違和感があった。

★これは若い頃の部分は若い女優さんにやらせた方が、しっくりいったのではと思った。

★それにしても、質の高い芝居を持続的に打ち続ける燐光群の活動は驚嘆に値する。

★終わって、偶然観に来ていた批評家のYさんと久しぶりにコーヒーを飲み1時間程色々と語る。

★まだはっきり発表はできないが、2015年の春頃、この座・高円寺で公演をやる計画が進んでいるので、改めて、決意を胸の内に込めつつ、今日の舞台を観た。

★久しぶりに富士が顔を出したが、季節的に夕陽のダイアモンドヘッドは時期を過ぎてしまったかのようにも感じられる。それが以下の写真である。


夕陽と富士

★そんなわけで、本日これまで。お休みベイビー!また明日。
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theme : 観劇
genre : 学問・文化・芸術

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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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