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前進座公演赤ひげ観劇

ベランダのサフラン

★写真はベランダの鉢植えに咲いたサフランです。

★さて、本日は夜国立劇場の小劇場へ前進座の公演「赤ひげ」を観に行きました。

★山本周五郎の原作で、なるほど前進座の470回を超える舞台であり、大変練られた作品を堪能できました。

★ただ脚本的に言わせてもらえれば、もっと話が整理出来、テンポを上げる事が出来るのではないかと思ったのと、ベテランに比べて若手がちょっと演技的に薄くなっている感じがしました。

★これはずいぶん前に見た時の前進座の公演に比べてです。

★また娘役がわたしというべきセリフを、昨今の若い娘が発するようにわたしぃー、わたしぃーとまるでサザンオールスターズの桑田圭祐のような発音をしていたのはなんとも艶消しで、「前進座、お前もか」というような感じがして残念でなりませんでした。

★昨今はNHKの女子アナウンサーもわたしと発音できず、わたしぃーと英語発音風にしか発音できない女子が増えています。わが劇団でも矯正しているのですが、なぜか子供のころから私の事をわたしぃーと言っていると中々直らないものです。

★特にラジオドラマ等でも、わざと現代風に言わせるわたしぃーは別として、わたしぃーが耳に着くと職業柄ぞっとします。

★しかしそうしたことに気づき、なおして行こうとしていないどうでもいいという風潮が困ったものだと思います。

★やはり、日本語は世界一繊細な言語と思っていますから、死にざまではなく生きざまとかいう間違った使い方や、私の事をわたしぃーと発音して誰のことかわからないなぞという事は気になって仕方がありません。

★それはともかく、やはり、新劇とも小劇場とも新派とも歌舞伎とも違う前進座の芝居を久しぶりに見られて(間違っても観れて等と言うなよ)良かったと思います。

★3人程の知り合いと見に行ったのですが、終わったのが遅く9時半を過ぎていたのと、金曜日でやたらに街が混んでいるので、飲むのはやめて、半蔵門の駅で別れました。

★それにしても高田の馬場や新宿では週末旅行に行く人なのか、やたらゴロゴロとむ引きずる可動式のトランクを引っ張っている人が多い日でした。

★でかいトランクを引きずるのは構わないけれど、もう少し周囲に気を使えよと言いたい。

★かえって気を使って歩いているのは、トランクを引きずる周りの人達だという事は、驚くべきことです。

★お互い自由なんだという事ははき違えられて、街ではそれに代わって何と自分勝手が横行している事でしょう。

★お休みベイビー!本日はここまで。また明日。
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theme : 演劇
genre : 学問・文化・芸術

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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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