芝居見物

★写真はいささか旧聞(旧景?)に属しますが、10月30日の夕日です。
★さて、夕方出かけようと自転車に乗った途端、空は青いのにまたパラパラと降りかかる雨。
★どうも、雨の日にいや買って店の外へ出た途端に雨だった為なのか新車に乗ると雨の癖がついてしまっている。
★観劇先の王子についても雨。午前中で止むって言ったんじゃなかったのかい気象庁!と呪いながら王子のキオスクで515円の残っていた最後の傘を買う。帰りには雨は止んでいて、傘の買えなかった子供時代を思うとこの515円の傘が悔しくて仕方がない。
★帰りも雨なら買ったことは許せるのに。
★本日は王子小劇場でGORE GORE GIRLSの 「つかまえてごらんなさい箸」西山 雅之作・演出の公演を観る。
★創立3年で9回公演とはよくやっていると思う。
★西山は劇団ギルドに居たが3年半ほど前にやめて、その劇団を作った。
★何気ない日常の中にあるコアな人間たちを描く作品が多く、楽しく笑ってもらい、出来ればズーンと胸に落ちるものを問うのが目標らしい。
★しかしながら、こちらが錆びついているせいか、他の客は笑っているのだかどうも笑えるところが少なく中々理解できないところが多い。
★理解できないのは登場してくる人間と人間のつながり方の描き方が笑っていいのか、真剣にとらえた方がいいのか分からないのだ。
★そんな彼の世界観は相変わらずで、そういう彼の作品の舞台とそれとは違う小生の舞台が2つあることが良いのではと一時期1年の内、彼の舞台を1本小生の舞台を1本とギルドは公演してきたのだが、結局別れたわけである。
★月日の経つのは早く、この劇団創立の時に生まれた彼の可愛い御嬢さんがもう3歳で、劇場にお母さんと来ていて、話が出来た。
★いずれにせよ、失った年月を数えてもむなしい。
★道はそれるが、今登場をトジョウと打って途上とか登城などが出ていて、登場がPCの変換の辞書で出てこない。
トウジョウと打つと登場と出てくる。
★アカテンといいトジョウといい、メイテン・トウジョウ等と言う芝居の誤記が多い。こういう過ちはどこへ届ければ訂正されるのか?まったくもって芝居用語を使う頻度が低いとはいえ許しがたいことである。
★やはり芝居には基礎勉強をしっかりと学ぶ必要があり、それを確固として文化の中に位置づけなければだめだ。
★若いころは河原者の怒りと矜持みたいなもので演劇をやってきたが、それでは日本の演劇は駄目だとずいぶん前に確信した。
★西山の芝居を観て、元ギルドであるが故厳しい批評になった。
★でも良く行動的に頑張って舞台を作っていることはとても評価したい。
★本日はこれまで。お休みベイビー!また明日。
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