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真夏日の続く10月、でも考えると寒すぎる

オッ富士見えた6

★写真は昨日10月11日の夕方の富士です。

★本日も30度を最高気温は超えたようだ。

★さて、本日もラジオドラマ「終末曲面」山田正紀原作のSF・「深夜の市長」海野十三原作の脚色と小生作の「小さな妖精」「ゴアの扉」等のダビング。

★特に「終末曲面」は1973年の作なのに、コンピューター技師の集団誘拐から始まる恐ろしい終末をえがいていて、まさに2011年の福島原発の事故を予言しているかのような作品で、改めてSFの底力を感じた。

★夕方勤務先の家人から電話があり、石神井公園駅近くにある「のとや」という安売り衣料の店に帰りがけに合流しないかとメールがあり、所沢経由で出かける。

★すると駅の近くではあるが店がわかりにくい処なので、案内してくれたKさんとも会う。

★Kさんは人より少し動作が遅いのと、言葉の話し方がゆっくりなだけで、普通に生活はできるのだが、普通の会社に勤める事はできないため、寮に住み作業所で簡単な包装作業をしたり、家人の勤めている小さな公立の建物の中にある小さな喫茶店に週一とか手伝いに来ている40代の女の方だ。

★とても心優しい方で、話していてもよくわかる。でもこうした方は本当に1円でも安い「のとや」のような、例えば靴下100円とか下着300円の衣料店で切り詰めて衣料を買い生活していかなければならない。

★それは住居が保障されているとはいえ、月2万とかの給料で生活しなければならないからだ。

★小生と家人は100円の靴下の安さに面白半分に感動して(それどころか、半分はこういうところで衣料を買わなければ生活が成り立たないという面もあるが)買えばよいが、Kさんにとってはこういう衣料品屋以外では現実的に買えないという事なのだ。

★話していても、心優しくまじめで、一生懸命80を過ぎたお父さんと2人で生きているこうした人に行政とか政府は何をしてくれているのか?

★オリンピックをやるのもいい、消費税をあげるのもいい。

★だが、TPPで農家を苦しめて、被災地の仮設住宅は仮設ではなく永久住宅になりつつあり、福島の人から故郷をとりあげていて、いまだに何もしない安倍政権には本気でノーを言いたい。

★Kさんが少しばかりの下着をレジに運ぶ姿を見て、そのひたむきに生きている姿を見て、本当に涙がこぼれた。

★これ以上こうした心優しい弱い人を苛める政治はやめてくれ!

★おそらくオリンピックや法人税の軽減の為にこうした人たちに本当に必要な福祉の費用は削られていくのだ。

★Kさんは2万円から更にけずられたとしたら、何を着て歩けばいいのだろうか、本当にそうしたことを考えると現在の政権に怒りがこみ上げた。

★これは政治に対する論理じゃない。批評でもない。事実、現実から感じた本当の感情だ。

★Kさんをバス停まで送って、家人と上石神井に出て、ラーメンと餃子を食べて新宿線で帰ってきた。

★帰り着き、駅に降りるとと記録史上初めての10月12日の30度を超す真夏日は、北風に変わっていた。

★明日からはいつもの陽気に変わり、今年の冬は特に寒いそうだ。

★本日これまで。お休みベイビー!また明日。
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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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