ダンスの公演

★写真は昼間、我家のベランダからの風景です。右上の辺りに幼稚園があり、園児達が歓声を上げて遊んでいました。陽に当たりながら見ていると、なんか、命の躍動がまぶしくて、なんとなく、病状の確定されないわが身がつらい思いになります。
★とかいって嘆いてばかりもいられないので、北千住のシアター1010にカナダからやって来たダンス、カンパニーマリー・シュィナールの公演を観に行きました。
★官能的な踊りで、セックスは人間の根源的かつ普遍的欲望であるにも関わらず、依然として、隠蔽されているが故に、性交の表現自体が観客への挑戦になりうるのだと思いました。
★芝居とかパフォーマンスは所詮観客の共感を得るか、それとも観客を挑発するかの2種類しかないのだと思います。
★そのどちらにも値しない舞台が多すぎます。それが問題なのです。
★ダンスはオルフェウスとエエリィディゲをテーマにしていて、奇妙なエロティシズムを感じさせる舞台でした。
★しかしながら、40年以上前にサンケイホールで観た、マース・カニングハムカンパニーの「空間と時間を超越する踊り」というダンスの圧倒的な舞踏には及ばなかったと思います。
★ジョン・ケージと一柳 彗iによる音楽に合わせた、踊りはすさまじいものでした。
★それと、やはり、その頃見た土方 巽が、ATGの舞台でやった踊り、芝公園のホールで見た長嶺 ヤス子の踊りは忘れられません。
★私の中で、この三っつを超えるものはなかったのです。
★まあ、でもこの踊りも様々なイメージを喚起させてくれる分には、すばらしい部類に入ると言っておきます。
★チョット、踊りの門外漢が偉そうかな?
★勘弁しろよベイビー!俺だって踊りは随分見てるんだぜ。
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