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60代最後の日

我が家の傍の

★写真は我が家の傍の桜です。

★さて、本日は60代最後の日でした。

★でしたと過去形で言うのは書いている現在が、もうすでに3月26日になってからすでに3時間が経過しているためなのであります。

★でもとにかくまだ眠っていないので、眠っていないという事はまだ25日は終わっていないという事で、60代
という事であります。

★そう、60代は色々なことがありました。

★まだ広尾にあった桃井 章さんの経営するコレドで、還暦の芝居をやったのを覚えています。

★劇団員が台本を書き(実はほとんど小生がまとめたのですが)演出して、小生が主演するという芝居で、セリフを覚えるのに大変苦労したのを思い出します。

★セリフが覚えられないので、あのころはまだ全盛だったワープロをカウンターに置いて、お客にはわからないようにワープロに書かれたセリフを盗み見て、あたかも覚えているように演じたものです。

★ただ全てカウンターの中でというわけにはいかず、カウンターの外へ出た時は覚えたセリフを言わねばならず大変な苦労をしました。

★ただこの芝居はことの他プロの脚本家から評判がよく、特に小生の演技にNHKの朝ドラを書いたHさん等は大絶賛をしてくれました。

★あれから10年です。ギルドの芝居も30回の公演をやりとげ、「誰?」に至ってはコレドを中心として計60ステージという小劇団ではまれな回数の公演をやりとげました。

★またこの間色々なことがありました。一番印象的なのは市川森一さんの「蝶々さん」の朗読劇を栗原小巻さん主演で長崎の舞台で演出できた事です。

★そして、諫早の図書館主催のシナリオ講座や朗読講座。壱岐での一支国座の人々との出会いや芝居ができたこと。

★東アジア作家会議で韓国へいったり、福岡で打ち合わせなしでぶっつけで500人参加の東アジア作家会議の前夜祭の仕切りをやったこと。

★それから脚本アーカイブズの仕事でロンドン・パリを2週間旅したことは忘れられません。

★この旅では日本の文化全般のアーカイブズという意識への薄さと、イギリス・フランスの文化に対する意識の高さにほとんど絶望に近い感情を抱いて帰ってきました。

★ラジオドラマは約5本くらいしか書くことが出来なかったけれど、講談の台本を書いたり、エーザイという製薬会社の芝居作・演出で全国の大ホールを回ったり、福井でファッションショーとのコラボでミュージックを作ったり、本当に色々の事をしました。

★事務所も大泉の5DKから上石神井の1Kへ移り今は自宅の1室が事務所兼倉庫になってしまったけれど、まあよく劇団員もついてきてくれたと思います。

★やはり、60代の後半は右肩の調子が悪かったり血糖値が境界をさまよったりといろいろありましたが、なんとか70代にたどり着いたという感じであります。

★この10年の間には母も鬼籍に行き、妹も亡くなり、色々お世話になった尊敬する市川森一も亡くなりました。

★そのほか親しい友との別れもずいぶんありました。

★おそらく、あと10年は生きられないのでしょうが、とにかく、ばったりと倒れるまでは自転車をこぎ続けようと思います。

★そんなわけで、もうすでに70歳古希の朝になってしまいました。

★本日はこれまで。お休みベイビー!また明日。
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theme : 今日のつぶやき
genre : 日記

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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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