間違えた蝉の悲しくて

★写真は脱皮の季節を間違えた蝉の抜け殻。
★3月14日木曜日の事です。自転車置き場の傍の葉の裏に蝉のぬけがらが貼りついているのを家人が見つけました。
★どうして?と思いましたが、どう考えても昨年の夏の蝉の抜け殻が一冬越して葉っぱにへばりついていたとは思えません。
★だとすると、先日の夏日に夏と勘違いして、脱皮してしまった蝉の抜け殻に違いありません。
★夏と思って脱皮してみたものの、すぐにその寒さに気づいた時は遅く、多分凍え死んでしまったのだと思います。
★たかが虫、たかが昆虫とはいえ何とも悲しい蝉であります。
★季節ではないにしろ、小生などはともすると生まれた年代を間違えてしまったのではないかと思う事は時にあります。
★「冬の終わりの蝉」とドラマのタイトルになりそうな勘違い野郎の悲しい話です。
★だったらお前はどんな時代に生まれたかったのかと問われても、やはり多少間違えたにしろ今生まれてきた時代が一番自分には適切だったと思わざるを得ません。
★それでも蝉の地中での忍耐の時間に比べれば、脱皮してから鳴きつづける時間の短さにはいつも哀れを感じざる
を得ません。
★かの蝉よ、もう少しそうだな、あと120日地中で我慢できなかったのか?
★出来なかったんだよな、なんかの事情で。
★蝉にも事情ってものがあるんだ。多分人間と同じように。
★我慢すれば思い切り夏の日差しを浴びて、短い日々であっても思い切り泣けたのに……
★昨今の狂った天候というものは、悠久の地球の時間からすれば、大したことではないにせよ、罪なことです。
★本日はこれまで。
★お休みベイビー!また明日。
スポンサーサイト