桃井 章おそるべし

★写真は久々にアビです。高いところが好きなアビは時々古いパソコンの機材の上に乗ります。
★さて、本日は昼間こまごまとした探し物をして、夜乃木坂のコレドに行き、桃井章作演出の「ロバくんとポニーちゃん」と言う芝居を観ました。
★これが大変面白く感動的な芝居で新年初めての芝居観劇としてはいいスタートを切ったという感じです。
★もうほとんど老人のベッドに、ポニーチャンがあらわれるという2人芝居で、詳しく言うと面白くないし迷惑なのでこれ以上言いませんが、エロスとタナトスとの間で揺れる老人の心模様がなんとも沁みる芝居でした。
★出演者の谷村 好一さんの存在感が圧倒的なのと、吉岡愛望さんの上品なエロティシズムがなんともいえず愛おしくなるような芝居なのです。
★なんとなく笑えるようなシーンが続き、時に感傷的な気分にさせられたり懐かしくなったり、己を振り返えさせられたりして、最後は何故か泣いてしまいました。
★めったにこの頃芝居で泣く等と言う事は無いので、やられたーと言う感じでした。
★実はこういう身の丈にあった年寄りの芝居も書いたり、演出したいのですが、中々現在の劇団態勢では難しく、本当にお主やるなと言う感じです。
★若い人には回想的過去の部分が分かりにくいのですが、かえって余計な説明がなく年寄りにはよくわかって感じる事の多い舞台でした。
★こちらの創作意欲に火がついた感じで、終わって小生にはめずらしく2杯も生ビールを飲んでしまいました。
★桃井さんや吉岡さん等と夢中で語り、もう一つ驚きがありました。
★谷村好一さんと話していて、なんと30年以上前に小生が脚色したNHKのラジオドラマ「肥後の石工」と言う作品に若い頃彼は主演したというのです。
★これには二人ともびっくりです。お互い容貌も変わっており、特に小生は25キロも太ってしまったので、リハーサルと本番の2日間くらいに合わせた顔はわすれているのです。
★でもタイトルだけはお互いに覚えていました。
★谷村さんにそのラジオドラマの作品をCDに焼いてお送りする事を約束して別れました。
★なお、乃木坂すぐ隣の地下劇場コレドで1月11日14時と19時30分/
12日14時19時30分とあと4回あります。
★昼の部はまだ席があるようなので、お暇と興味のある方は是非ご覧になって損は無いと思います。2500円です。
★といったところめで、本日はこれまで。
★なに?エロスは分かるがタナトスが分からないだってベイビー!勉強しろよ、若さなんてすぐなくなるぞ、でも積み重ねた教養はその美貌に刻まれるはずだ。
★勘違いすんな、エロスはエロとはちがうぞ、自己価値を高めると言う事がエロスなんただよわかるかな?
★というわけで、お休み。
★余りに寒いので、本日からお許しを得て、南側の部屋のベッドで寝る事とした。
★勿論家人は南側隣の部屋の床に布団で寝てもらう、われわれ二人ともイビキがすごいので一緒には寝られないのです。
★それではお休みベイビー!また明日。
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