進路相談

★この写真はアビがびっくりしたときの写真で、ちょっとブスに写っているので、ペットバカの小生はあまり出したくなかったのだが、写真のネタ切れで出してしまいました。
★本日は1ト月ぶりの歯医者に行きました。
★ガリガリと歯垢を削られて、何回たっても、歯医者には狎れません。
★その後都心に出て、さるイベントで知り合った高校生の進路相談に乗ってあげました。
★進路相談といっても、勉強や大学という事ではなく、演劇方面に進みたいという女の子の相談を聞いてあげたわけです。
★これは、思ったより大変です。本来なら、この世界の禍々しさと、インチキな金儲け養成所とかのこととか、本当に芝居等で簡単どころか、ほとんど食べられないのだという事を言って聞かせ、演劇を諦めさすのが正解なのです。
★しかしながら、本人は本気でやりたがっています。しかも、声優になりたいと言います。
★まず、親御さんと約束した大学へ行くという事が、最優先であるので、あせらず、そのプランを実現させ、大学へ入ってから、考えたらというとりあえずのアドバイスをしました。
★さて、それはいいのですが、制服姿の高校生と親父よりも年上のジジイでもない、一見中年風の親父に見えるジジイが繁華街を歩いたり、喫茶店でお茶を飲んだりしていると、これは、どう考えても人からはエンコウ(援助交際)に見られるかもしれません。
★小生はかまわないとしても、高校生がそんな風に見られたら可哀そうなので、参りました。
★ただ、話してみると本当に素直で、こちらのアドバイスをメモに取ったり、小生が言った作家の名前とか、俳優の名前をケイタイに書き込んだりして、一所懸命です。
★しかし、この国の文化に対する人々の認識や、組織の構造そのものが、インチキなところがあり、そういった、若い声優希望者や俳優希望者から、1年に40万とか、60万とか金を取って、授業はするものの、2年たっても、何の責任も取らず、ほっぽり出す養成所がほとんどです。
★2年とか3年経って、ほとんど何も見に着かず、お金だけを納めてしまった事に気づく若者がとても多いのです。
★そうかといって、吾が劇団ギルドに引っ張り込むわけにも行きません。
★わたしが、40代くらいなら、あと5年辛抱して頑張ってみろとか、あと10年は・・・・・・・・・と言って面倒を見てもいいのですが、ギルドも10周年が奇跡のようで、この先何年私が現役で芝居を教えられるか分らないのです。
★そんな中で、ギリギリのアドバイスを与えて、送り返しました。
★たいへんだよ、ベイビー!
★純粋で素直なだけに、こちらも、ハラハラするわけです。
★高校生とお茶飲んだりして、いいなーなんてそんなに甘いもんじゃないよ、ホントの話。
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