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意ありて事足らず

市ヶ谷のツリー

★写真は市ヶ谷で見かけたツリーです。

★さて、本日は市ヶ谷の日本放送作家協会の会議室で行われたラジオドラマの書き方のセミナーを終わりがけの5時近くに覗いた。

★2つにわかれたテーブルを囲んで2人の先生に生徒が数人、マンツーマンに近い講座で、生徒は真剣に聞いていた。

★おわって放作協の事務所を覗いて、暫時雑談するも、途中で放作協の方々と別れ新宿へ、ラーメンを食って、下北沢へ。

★本日もと、もがつくくらい人身事故で小田急線は遅れていた。

★だが、芝居には間に会った。

★我が劇団員の加藤が客演している芝居だ。

★小生芝居の現場で戦ってる人間なので、いいものは素晴らしいと言うが、よくない物を偉そうに批判はしたくない。

★批判するのなら、自分で芝居を作るのだが……

★原発後10年経ったという設定の福島の話だが、残念。意あるも、事足らずと言った塩梅で、劇団の名前はあえて言わない。

★あの3.11の原発を受けての芝居で、今年3月に見たプロジェクトMの丸尾 聡さんの「立ち入り禁止区域のラーメン屋」はすばらしかったし、梶尾京子の「アフターLEVEL7」という芝居も秀逸だった。

★たしかに原発を扱う事は芝居としては難しい。

★だ、けれども芝居とは劇なので、物語や説明なのではない。頭で組み立てた福島のありきたりすぎる10年後をいくら説明されても、ネットでさぐったであろう情報の羅列でしかない。

★もしかして、芝居とはゆるやかな事件の無い生活の説明でもよいと言った事を学んできたのかもしれないが、それは明らかにまちがっており、今日の芝居は、役者が立ったまま空きすきのテンポで語られてもその2時間は観る者にとって地獄のように苦しい。

★半分の1時間のテンポでやれば小品としての良き舞台にはなったかもしれないが……

★この年齢の時期に来て、行き来の時間を含めて4時間の無駄はつらい。

★ま、芝居はよいものもあれば駄目なものもありし方の無い事で、毎日すごい芝居ばかりを見せられたら、こちらの芝居をやる理由はなくなるのだ。

★そんなこんなで、本日はやっと11時には家に着いた。

★本日はこれまで。お休みベイビー!また明日。
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theme : 演劇・劇団
genre : 学問・文化・芸術

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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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