なでしこジャパンの夏

★写真は「賢治先生の教室」-修羅シュシュシューの舞台です。
★さて、昨夜というか本日10日早朝から、なでしことアメリカとの決勝をテレビで見て、興奮冷めやらず、眠りに着いたのは朝7時くらい。
★目覚めたのは午後1時半くらいになってしまった。
★試合は素晴らしいもので、ほとんど日本が押していた試合で、明らかなハンドを審判が取ってくれなかったり、それこそ時の運で2回もクロスバーにシュートしたボールが跳ねられたりとかの不運が重なりおしくも銀メダルと言う結果になった。
★しかし、彼女たちは実に立派だったと思う。
★あの3.11の後、沈み込み、落ち込んだ日本人を励まし、希望を与えたのは、あのワールドカップでのチャンピオンだし、更にオリンピックでは、この国のマスコミを始めとしたどうしょうもない体質である金メダル病の重圧を常に感じながら、あのワールドカップとは別チームのようなアメリカを圧倒する力をつけ、見事に決勝のピッチに立った。
★90分が経過してホイッスルが鳴った後の宮間をはじめとしたメンバーの号泣と一転、表彰式にお互いの肩にてを添えて笑いながら行進してきたあの切り替えの早さとすごさに感動した。
★どんなドラマでも書けないシナリオを、彼女たちはやってのけた。
★けなげな事、必死に後先構わず戦う事、失意に沈み、そのどん底から這い上がる事、それらの多くは感動を与える。
★そして何よりも素晴らしいのはチームのそれぞれが個性的な事である。
★鮫島のどんなに早くドリブルしてもでてしまう、内また気味の女っぽい姿(しな)、あれほどのベテランなのに世界のだれよりもシャープに鹿のようにしなやかにまう澤の蹴り足。負けん気が姿勢の底から見え隠れする大儀見。あの小さい軀で一番未来を感じさせる岩淵(球を相手から奪ってのシュートは入らなかったが完璧だった)。そして大野、こいつはサッカーの為に生れて来たようだ。
★そのほか書いて行くときりがないけれど、とにかく最高の試合と感動を演じてくれたなでしこジャパンに感服し、堪能した。
★これこそが最高のエンタテイメントだと思う。
★よく力を貰ったなんて言うが、小生は感動を貰っただけで力なんか貰わないよ。
★だって、力は人から貰うもんじゃなくて自分で出すもんだからな、べイビー!
★間違った日本語だけは使うなよ。人から背中を押してもらったとか言うなよ。背中おされたらこけるじゃないか。
★人からはひっぱっていただいたと言え。
★それから生きざまとか軽くいうな。ざまというのは本来汚いものに対して言う言葉だ。生きると言う事はきたないか?死にざまと言っても、まちがっても、「生きざま」とか「力をもらった」とか「背中を押してもらって」とか出鱈目の日本語をつかうな。
★なに?生きざまじゃなくて何と言えばいいって?「生き方」と言えよ。
★本日の講義これまで。それではまた明日。
★男子サッカーはって?
★おい、また3時半からかよ。いつ寝るんだ!
★こっちは年寄りなんだ。ベイビー!オリンピックを見すぎて死ぬんじゃあんまりだぜ。
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