雨降りしきる。

★午後から、ラジオの会ラジオのドキメンタリーとドラマを試聴して制作関係者の話を聞く会が開かれ出席する。
不定期に行なわれているが、主にラジオ脚本家・構成作家・プロデューサー・デイレクター等ラジオに関わりラジオを作っている人の集まりである。
★本日は広島の原爆についてのドキメンタリー「燈と燈無尽 ヒロシマを伝えたい」とラジオドラマ「夕凪の街 桜の国」の2本を聞いた。いずれの作品にも斉藤とも子さんが出ていて、半端ではなく斉藤さんがヒロシマの方々と交流を持っていったプロセスが話された。
★斉藤さんは井上ひさしさんの芝居「父と暮らせば」の出演をきっかけに、役づくりのためにヒロシマへ行き、いろいろな白血病患者や胎児の時にお母さんのお腹の中で、被爆した人達と交流し、次第にその交流を通して、ライフワークにも似た活動に入っていく様が誠実に語られた。
これ程真面目で意識の高い女優さんも中々いない。素晴らしい。
★ただマスメディアとか団体はすぐレツテルを貼りたがるので、色眼鏡で見られるのはかんべんしてほしいと二次会の席でも言っておられた。
★なんに関しても、直接話法はよくない。後世に伝えるべき問題も、様々な形に作り変え、感動や共感を得るべく、造るのがプロの仕事であり、声高にタダ叫ぶだけの運動と言うものに、多くの共感は得られないのだ。
★それにしてもと、思った。いつのまにか、自らの書くべきテーマを忘れて、そのつもりでなくとも、仕事を次々こなして行ってしまってる自分に反省。
★さて、旧ブログにも書いたが明日(といっても今日か?)8月31日午後からNHKラジオ第一で、私の脚色した「カシオペアの丘で」ー重松 清原作西田 敏行・竹下景子主演の新日曜名作座が始まる。日曜夜10時15分ー45分で10月の1週まで、6回連続です。
お暇と興味ある方、聞いてください。これは泣かせます。ご期待下さい。
それにしても雨、異常なくらいの雷雨。どうなってるのかと思うぜ、俺でなくてもそうだろ、ベイビー!
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