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劇団ユビキタス・アジェンダ

キンセンカ

★写真は我が家のベランダの鉢植えのキンセンカです。

★さて、本日は夕方、劇団ユビキタス・アジェンダという超デジタルな名前の劇団の超アナログな舞台「裏の木戸は開いている」を座・高円寺2に観に行きました。

★これは黒テントで活躍されていた溝口 舜亮さんの主宰する劇団の2回目の公演で、山本周五郎原作を溝口さんが脚本にし、演出出演している舞台です。

★これが、実にに感動的な舞台でした。泣けました。

★裏の木戸を開けて、そこに箱を置き、金のどうしても入り用な貧乏人に無利子で貸し、また都合がついたときにひっそりと返してくれるような仕掛けをした武士と、それに絡まる人間模様の話を、きちっとした舞台を組み、かつらも衣裳もきちっとしての舞台です。

★今時珍しくきっちりした舞台で、いわば一昨日のナカゴーとはある意味対極にある舞台です。

★しかし、ここでは心の底に染みてくる芝居でありました。

★昨日の吉村 ゆうさんの芝居は正にその真中あたりにあるエンタテイメントであり、日本の芝居は実に色々あって素晴らしいものだと言う事をこの三夜で知る事が出来ました。

★もし、小生の少年時代にこのような裏木戸があり、そこに取りつけた箱に貸してくれるような金が現実にあったら、両親はどんなに助かっただろうと身につまされもしました。

★そういえば、本当にお金がなくどうしても必要な時に、奇跡のように親戚が古着を送ってくれて、その中に封筒に包まれたお金がひつそりと入っていて、母が涙ぐんでそのお金をおしいただいていた事が2、3回あったような記憶があります。

★そんなところが、小生の深いところに感応したように思えます。

★さて、人様のすぐれた芝居を見るのもいいけれど、明日からはいよいよミーティングがあり、稽古が明後日から始まります。

★今回はシアターXの国際舞台芸術祭2012に6月7日に宮沢賢治とその家族を描いた「修羅シュシュシュ」の40分バージョンとして「賢治先生の教室」ー修羅シュシュシューを上演し、6月29・30・7月1日にシアターXとの提携公演として拡大版の「修羅シュシュシュ」ー賢治先生の教室ーを上演します。

★その為、稽古は明日から普段の倍掛けて、やっていくと言う事です。

★小生は平行して、9月に壱岐で上演する楽劇の脚本も書かねばならないので、大変な日々が始まります。

★心して頑張るだけです。

★よろしくベイビー!
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theme : 演劇
genre : 学問・文化・芸術

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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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