市川 森一さんの愛した諫早から帰還

★故市川森一さん名誉館長の諫早図書館の部屋。
★さて、市川森一さんが急逝され、一番悲しんだのは、諫早や長崎の人達かもしれない。
★市川さんは本当に生まれ故郷の諫早や長崎を愛していた。
★一緒に仕事で諫早へ伺った時、何よりも嬉しそうだった市川さんの顔が忘れられない。
★御自分がお住になっていた所のすぐそばの映画館を案内され、『これが「港町純情シネマ」のモデルになった映画館ですよ』とおっしゃった時はファンとして本当に嬉しかったものだ。
★あの笑顔の市川さんはもういない。
★昨日諫早図書館の館長も、何回も打ち合わせ中に市川さんの事で取材をうけたり、電話をしたりと図書館自体が実にあわただしかった。
★用意された夕食の席が、市川さんの追悼の席となってしまった。
★市川さんプロデュースの演劇・放送シナリオ講座の講師で、諫早へ向かう羽田で小生、その死を知らされるとはなんという偶然か、皮肉なのか?
★羽田空港では小生のスマートホンが全く電波がとどかなくなり、家に公衆電話から電話して、家人から市川さんの訃報を聞くという偶然はなんなのかと思った。
★講座だけでなく、壱岐の芝居や栗原小巻さん主演の朗読劇「蝶々さん」の演出をさせていただいたり。
★桂由美さんを描きファッションショーとのコラボの作演出をさせていただいたり。
★ここ10年アーカイブズを含めて随分と濃いお付き合いをさせていただき、作品だけでなく、人柄へ尊敬を深めていたのに、あまりの急な事で本当にびっくりして、落ち込んでしまう。
★これで交流のあった井上ひさしさんと市川森一さん、いずれも偉大な天才二人が去って行かれた。
★作品は好きでも会って仕事をすると最悪な人も多々ある。
★そんな中にあって、このお二人は本当に尊敬の出来るお人柄で小生をはげましてくれたり、小生の演劇指導や作品を認めて下さった方だった。
★黙とうから始まった講座を心をこめて、市川森一さんに捧げて、竹内さんと諫早から帰って来た。
★そういえば、昨夜9時過ぎホテルへ帰ると降るはずもないのに、涙雨のように諫早に一瞬雨が降った。
★そして、その後昨日は皆既月喰となり、月が完全に隠れた。
★12月10日朝4時43分にお亡くなりになったと言う。合掌!
★ベイビー!こうして諫早から帰って来た。
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