あと3日

★写真は夜のノートルダム寺院である。これを仰ぎ見ると高村光太郎の詩を思い出す。
「おーイルルドフランス、ノートルダム寺院よ・・・・・・・・・」というような詩だが、今なんと言う詩か、分らない。調べる暇も無い。落ち着いたら調べてみる。
★さて、本日は照明の仕込みがあり、大体の灯りの具合を見に早めにカウマンホールへ行った。
★照明設備のなにもないホールなので心配していたが、思ったよりメリハリがつくようで一安心した。
★照明をやっている遠藤君は35年程前、八騎人(ハッキジン)という劇団で一緒に芝居をやっていた仲間であり、現在は上野小劇場という小さな劇場のオーナーでもある。
★久方ぶりに会いお互いスタッフ同士としては初めての仕事をする事となった。
★そのわけは、35年前当時彼は役者をやっていて、小生は作・演出をしていたからである。
★現在遠藤君は役者も演出も照明もやっていて、おまけに演劇の先生もやっている。すごい!
★小生の体重が47,5kgと随分スリムだった頃を知る唯一の証人でもある。現在の体重は70kgなので、22.5kg太った事になる。
★芝居も長くやっていると、なんともいえないような繋がりが奇跡のようにあるので、本当に面白い。
★稽古が終わり、老婆役のNさんが、大変感動的な稽古であり、素敵な芝居体験であると感謝の言葉をいただくが、感動しているのはむしろこちらだ正直と思った。
★プロもアマも様々な人が出演していて、一定のレベルに引き上げるのは大変だったが、ここまで来ると、人間の適応能力と想像力、集中力に感心せざるを得ない。
★先行きの見えなかった頃はこのブログにも稽古の進行状況は一つも書かなかった。いや、本当の所書けなかったのである。
★ところが、ここへ来て、自信を持って言えるとにかくこの芝居は面白いと。


★終わって飲む。シェークスピアからチェホフ、小津安二郎、久保田万太郎等の話で盛り上がる
★シェークスピアの芝居には普遍的な狂気や憎しみ愛が深くえがかれており、チェホフは一見淡々としている中に狂気を忍ばせている。これは小津の映画にも共通するところであるとか、チェホフは時代の空気と言うものを読み取る事がむずかしい。久保田万太郎も同じくその時代の空気をどう読み取ったらいいのかというような話で盛り上がる。
★今日はそんな一日だったベイビー!
★ほんとはもっと偶然のちょっとした、嬉しい出会いも有ったのだが、それはここには書けないよ。ベイビー!そうだろう?密かな楽しみなのだから。
★キングオブキングスの芝居まだチケットあるそうです。良かったら是非見に来て下さい。よろしく。
スポンサーサイト