さあ煮詰まって来た

★写真は稽古の一場面です。
★さて、本日は1時からの抜き稽古が、色々あって2時半からになってしまいました。
★それでも夕方まで目いっぱい。本日は効果音なしの通し稽古をやりました。
★疲れが出て来たのか?色々と裏の小道具・大道具等の疲れが出て来たのか、散漫なところが出てきたりしています。
★煮詰まるという言葉があって、ある意味料理なら煮詰まっても良いと思うのですが、煮詰まってきましたと言うと比較的悪い意味にしか取れないようですが、良くも悪くも稽古は煮詰まってきました。
★何回ダメ出しをしても余り勝手な言いちがえや言い換えがつづくのと、同じ所で同じミスがありすぎるので、
本日駄目だしの時に怒鳴りました!
★いい加減に自分の役目を認識しろと言う事です。
★勝手に台詞を言いかえるのなら、作者の名前をパンフレットから削る!
★戯曲を書いた者がそこが違うからと言って舞台へ出て、役の一部を取りあげて喋り出したらどういうことになるのか!
★演劇が共同作業で、それぞれの役割があるとしたらその役割をまず守るのが基本だろう、と行った事を激しく怒鳴りました。
★すると、ある役者のブログに演出がキレて、というような表現が早速載っていました。
★キレてという表現は根拠なく頭に来てという事です。
★演出はそんなことはあり得ません。根拠がなかったり、単なる自分の不機嫌だけで、人を怒鳴るような演出家は演出失格です。
★そのような理不尽なキレ方は、長い演出生活の中でやった事もないのに残念でなりませんでした。
★演出でありますから、誉める時も、怒鳴る時も何かの理由と効果を狙ってのそれは行為です。
★それが、悲しいかな演出の宿命であります。
★又、稽古をしてきた処をカットするのも、作者でもある小生は自分で精魂込めて書いた台詞だし、ずっと稽古をやってきたので、役者以上に身を切る以上の想いで、ここに来てカットしているわけです。
★こう言った事がわからないのは残念でなりません。
★いづれにせよ、稽古は煮詰まって来たわけで、ここまで来ると演出は、お客の立場をまず第一に考えて身内の犠牲を強いたり駄目なところを切り捨てなければなりません。
★それもこれもいい舞台を造ると言う一点のみなのです。
★切に一緒に舞台を造っている仲間には分かってほしいと願う今日この頃です。
★と言ったわけで、後3日稽古をやれば小屋入りです。
★そんなわけだよベイビー!
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