原田 芳雄さんの事

★写真は再び戸棚の中のアビです。
★さて、原田 芳雄さんが亡くなった。
★もう随分と前になるが、小生、北方謙三原作の「檻」「危険な夏」等のラジオドラマの脚色をした。
★その折、渋い刑事の役や不良中年の役で実に不思議な演技で演じられた。
★というのはクールな作り方に見えるのだが、内面に実に濃く、粘っこいものをはらんだ喋り方であり演技だったのだ。
★ラジオの作家とは残念な事に1本につき2日のリハーサルがあれば2日出演者とは顔を会わすだけで、本番はスタジオの手前のサブスタジオで収録を見守っているだけなので、中々役者の方に覚えてもらえない。
★ラジオの収録が終わってしばらくして、コマ劇場でお客同士で会い原田さんに挨拶したのだが、向こうは誰だかわからないと言う反応をされた。
★その時ラジオドラマのタイトルでも言えば「あゝ」と分かっていただけたのかもしれないが、なんとなく人を寄せ付けない感じがあったのと、こちらも人見知りでうまく喋れなかったので、そんな感じのままだった。
★この方の映画は何本も見て、そんなに器用なタイプの役者ではなかったけれど、クールでありながら底に粘っこい情念を秘めた独特の芝居が好きだった。
★ご冥福を祈ります。
★さて本日は台風が近づいていて、風が強く、やや温度は下がって28度くらいになったものの、湿っぽく蒸し暑い一日だった。
★コンディションを調整して、締め切りを1日延ばしたシノプシスを深夜遅くまで書く。
★台風、被害が少なければいいが。
★大変だよベイビー!
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