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阿房列車を観る

ゴーヤの花

写真はベランダに咲いたゴーヤの花です。

★さて、本日は夜、元祖演劇乃素いき座の「阿房列車」を小竹向原に観に行きました。

★早めに駅に着いたのですが、会場の春風舎アトリエという場所が、地図がちよっと入れ違いに描いてあって、ぐるぐる回ってしまいました。

★お蕎麦屋さんに聞いて、やっと時間前にたどり着きホッとした次第。

★芝居は流石に300ステージを越える程こなしている舞台なので、練り込まれたいい舞台でした。

★さて、この劇団の主宰者で主役をやっている土井通肇さんは、早稲田の劇団こだま時代の先輩で、74才になられたということなのですが、小生と大出 俊さんと三人が現役で芝居をやっている最後の生き残りであります。

★テレビとかその他では後輩で、有名になった久米宏とか村野武憲とか長塚京三とか田中真紀子等がいますが、
劇団をコツコツとやって来たのは土井さんと小生の二人のみなので、なんとも感慨深いものがあります。

★出口のところで立ち話をして互いの健闘を誓って帰ってきました。

★学生当時は土井さんはチェホフとかロシア演劇志向で、当時サルトルの芝居や田中千禾夫の「マリアの首」をレパートリーとして押す小生とはあちらが先輩でしたが対立した時もありました。

★ですが、ここまで芝居を続ければ「継続は力なり」ということでたいした事だと感心します。

★帰りの電車で小出 裕章さんの「原発のウソ」を読みながら帰ってきました。

★この方は京大の原子炉実験所の助教授で、この学問の先生の中ではめずらしく原発反対を貫き、いまだ教授にもなれないという志を貫いてきた方で、唯一信用の出来る原子力に関する良心派の方であります。

★ただ、まだ初めの4分の1くらいを読んだ中では、小生の最大の疑問、何のために全く休止も制御も破壊も出来ない原発を日本で作りだしたのか?という事が解決する糸口はみつかりません。

★何のメリットがあって、暴れ出したら殺す事も滅ぼすことも出来ない猛獣のような家畜を育てる必要があったのか?

★どう考えてもそこの一点が、小生の中で解決できないのです。

★ただ福島第一原発の危機は少しも去っていないのに、あきっぽい日本人の悪い癖で、新聞もTVも扱いは限りなく小さくなり、どんどん忘れ去られようとしています。

★これだけはいけないよベイビ!

★今、日本のここにある危機は全く去ってはいないのだ。
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theme : 演劇・劇団
genre : 学問・文化・芸術

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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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