2022年の振り返り2

★写真は新幹線博多駅ホームです。
★2022年夏、8月21日諫早図書館でのシナリオ講座を終えて、岡山へ行きました。
岡山は父方の祖父の出で、岡山県吉備郡真備町が子供の頃は本籍地になっていたので、
住んだことはないのですがなんとも懐かしく温かく思える地です。
★不思議なことに若いころ旅行して岡山の駅前の食堂に入り「ラーメン」とか注文すると、店の人が「はい、ラーメン1つ」と言うだけで、お客の誰も振り向きません。
★どういうことかって?
★昭和の頃、一人旅をしたことのある方は分かるのですが、駅前の食堂で「ラーメン」と言っただけで、例えばそれが大阪だったり、青森だったりすると、店にいる客全員が振り向いてこちらを向くのです。
★わかりますか?微妙なアクセントの違いで、地元の店のお客が「こいつ地元じゃないな」と、いっせいに振り向くのです。
★岡山では、よほど特殊なアクセントで注文しなければ、一斉にお客が振り向くことはありません。何故なのか?
★それは実は骨格です。顔の骨格が(母方は信州上田ですが、もし見たとしても、)岡山の人に顔が溶け込んでいるからです。なんとなく「コイツ地元なんだな」思うので、興味とか特に示さないからなのです。
★勿論今はどこへ行っても、マックとかスタバしかないし、コンビニで弁当を買うという旅なので、こういった不思議な体験はよっぽどの田舎でないとできません。
★多分顔の骨格と、醸し出す雰囲気が地方地方に依って、地元出身として自然に似ているからなのです。
★これは差別ではありませんよ。区分けでもありません。地域によって同調している骨格と言うものがあるのです。
★それを研究している方がいるかどうかは別にして、小生の長い旅生活から学んだことです。
★さて、前置きが長くなりましたが、小生岡山に一泊して、四国愛媛県の松山に渡りある友人Aさんにに会ったのです。
★松山は三十数年前にNHKTVの中四国スペシャルの{風・二人」の脚本の取材で訪れて以来でした。
★実は2018年まで何度となくお世話になった東京の歴史ある小劇場で長くマネージャーをやっていたA君が、劇場解体により松山に来ていて、在京時代「山頭火の一人芝居」を書いてほしいと頼まれていて「、じゃあ東京オリンピックまでに書くよ。」と引き受けたものの、オリンピックはコロナで越年、更にサッカーのWカップも終わってしまっても、(関係ないか)まだ書きあがらなかったのです。
★その言い訳と、打ち合わせに彼とは松山での打ち合わせの2回目です。地元の友人の方を伴い、じっくり過ぎるほどの打ち合わせをしました。
★そして、何とか2022年の大晦日、いやそこはせわしないので12月28日迄には本当に書き上げるという打ち合わせをして、一路大阪へ向かったのです。
★結果、前にも述べたように、2023年正月をまたぎ松の内最後の日に「風に吹かれて山頭火」の第一稿が出来上がりました。なんと四年半もかかった大作です。(?)
★今は色々書き直しに入っています。
★長い芝居とシナリオの仕事でひとり芝居は初めてです。だが本当に難しい。
★又一人芝居も何度も見ましたが、坂本長利さんの「土佐源治」と戸波山文明さんの「四畳半襖の下張り」以外あまり素晴らしい芝居に出会ったことがない所為なのか、モノローグを得意とした小生も本当に壁そして壁の連続でした。
★しかしながら、地元松山の方々のご協力もあり、山頭火が終の棲家とした「一草庵」で2023年、今年の10月11日彼の命日に上演が決まりつつあるので、何とかして小生の代表作にしたいものと現在腕を撫しているところであります。
★と言うわけで、本日これまで。寒いね東京ー0.29度だって。お休みベィビーまた続きは気が向いたら。
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