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クリムト展

クリムト展

★写真はクリムト展のポスターです。

★後わずかになったので、先週の金曜日の夜、クリムト展を観に行った。

★金曜日夜だけは8時迄の開館なので、随分と混んではいたが、それでもすいている方なのだろう。

★ただビツクリしたのは、本来絵はすこし離れて、(せめて1.5メートルくらい)見る物だと思うのだが、皆まるで絵にくっつくようにして観て回っている事だ。

★おかげで、その人混みの後ろからゆっくりと見て回ることが出来た。

★ただ展示のデザインと言うか展示の仕方が、作品自体が余り借りられなかったのか、クリムトの好きだったであろう作家だとかまるで関係のなさそうなものがあったり、ちょっと考えさせられた。

★展覧会には本来役人とは違う専門のデザイナーとか、役人でも相当の展示の仕方のエキスパートがいてやっているのだろうが、もう少ドラマチックな展示方法が有ったのではないかと思う。

★それはおいといて、クリムトにかんしては、同時代の弟子筋にもあたるエゴン・シーレを以前芝居に書いたことがあったので、事の他面白かった。

★芝居は函館の新撰組の土方の回想から始まり、19世紀末のウィーンに芝居は飛び、ニーチェやリビングストンやファーブルが出てくる真奇妙な芝居だったが、八騎人と劇団ギルドとで2回やった。

★特に面白かったのは、ウイーンの大学に依頼された仕事で一連の絵を納めたところ、エロチックな部分が気に入らなかったのか教育的に良くないと言われ、絵を引き上げて、その報酬も大学側に返したという下りで、絵自体も「これが何で?」というくらい素晴らしかった。

★実の処展覧会は相当の距離をずっと歩いてまわらねばならないので、何時まで楽しめるかと言う問題に突き当たっている。

★20代の頃は秋になると上野へ行き(その頃は美術館はほとんど上野にしかなかった)3ッつくらい美術館を平気で回ったものだけれど・・・・

★もっと若い頃はジャズ喫茶を渡り歩いていたが、まさか究極人間に必要なのは、体力だとはこれっぽっちも思ってもいなかった。

★あれから悠に半世紀が過ぎている。

★本日これまで。お休みベィビーまた気が向いたら。
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10連休には

万年橋欅

★子供の頃連休になると特に子供の日は、金のない5人兄弟の家族は、母が塩結びを造ってくれて、金のかからない遠くの公演へ徒歩で歩いて行って夕方までなんとなく過ごして帰ってきた。教育ママで私とはそりが合わなかったが、子供の日などは出来るだけの事をしていた。

★目の前でがけ崩れを目撃した年も有った。家は建てても潰されることを子供心に知った。

★それから60数年、やはり金のない家人と私はせめて人の居ない処へ行こうと、人の居ない金のかからない処へ行こうと考えた。

★家人が、以前住んでいた多摩センターの近くの巨木を観に行こうと提案したのだけれど、都心をまたいで人ごみにまかれるのも嫌で、スマホで「、東村山の近くの大きな木」と検索すると有ったのだ。

★600年700年という年輪を重ねた大きな木が。

★そこで、自転車に乗ってまず万年橋の欅を観に行った。たしかに木はあったが、樹齢などの説明はなくただ交差点にひっそりと立っていた。

★そして更に地図を頼りに自転車で梅岩寺を目指す。

★いつもながらG-グルの地図は分かりにくくて、極近所で、若い主婦に梅岩寺を訪ねたが、知らないという。

★やっと自転車でたどり着くと、欅が境内にそそり立っていた。

梅岩寺欅2JPG

★おまけにもう一つかやの木も境内にはあったのだ。

梅岩寺かやの木

★境内の木を見に来ていたのは徒歩で来た老婆と、老人に近い男が一人車で後からやってきたぐらいで、本当に人はいない。

★枝には緑の葉が茂り、見上げると何とも清々しい雄大な気持ちにさせてくれる。

★むすびを食べて、帰りにコンビニでコーヒをのんで、帰ってきた。

★膝はやはり痛くなったが、いい日を過ごした。

★上野の展覧会にも行きたかったのだが、家人とのスケジュールが合わず、小生がすねて、また喧嘩になって連休は終わった。

★そして連休の最終日から家内は地獄の6時起きの6蓮ちゃんが始った。

★日給月給のパートで働いている者は、休みとはいえ、連休は次の月の日給がへるだけである。

★大体休みなどと言う物はお上が決める物ではない。

★ギリシャは確かにEUの足を引っ張っているかもしれないが、彼らはほんの少し働いて、たっぷり遊ぶ、それに政府が従うので、
政府の施設はシェスタで昼休みに入ると、午後はそのまま施設を閉鎖してしまう。

★そのため古代の劇場を見れなかった記憶がある。30年以上前の話なので、今はどうだかわからないが。

★一方この国は、休みも年号も政府が決めて国民に押し付ける。押し付けられた国民は海外へ連休で行けるのは大手企業の家族だけじゃないかなどとは言わない。

★喜んで新しい年号に浮かれてはしゃいでいる。

★よく分からん。休みたいと思うのは国民で、本来それを救い上げ、忖度するのが政府ではないのか?

★またひねくれそうだ。

★本日これまで。お休みベィビーまた気が向いたら。

theme : つぶやき
genre : 日記

さよなら平成

さよなら平成の富士

★写真は一昨日平成31年4月28日のわが家から見る富士の拡大版です。

★平成を振り返った先日のブログで誤りがありました。

★昭和最後のラジオドラマは小生の書いた「女王陛下のアルバイト探偵」と書いたが、これは記憶違いで。

★正確には「アルバイト探偵」-海から来たスパイの巻-大沢在昌原作・高谷信之脚色で昭和64年1月6日金10時45分~11時放送NHKFMアドベンチャーロードでした。

★「女王陛下のアルバイト探偵」は平成元年の7月に放送されたものです。

★さて、余り振り返りたくはないけれど、小生の平成を振り返ると平成元年1989年から始まった10年はラジオドラマとテレビドラマNHK「風ふたり」や、NHK名古屋局作成の「中学生日記」を平成5年1993年~平成9年1997年まで書き続け、其の間ラジオドラマも脚色と創作を書き続け実に忙しい日々であった。

★この間にラジオドラマ「天主堂」で平成5年ギャラクシー賞の奨励賞をいただいたり、同じくNHKのラジオドラマで「枝の上の白色レグホン」平成8年の文化庁芸術祭の大賞を頂いたり。

★わが人生最高に忙しい日々であった。

★それにしては借金しか残っていないのは何故か?芝居に注ぎ込んだだけではないのだが、その話は又置いといて。

★そして、1999年平成11年の4月~劇団ギルドを結成し以来20年、38回の公演中35回の作演出をして、解散をするという自分で言うのも烏滸がましいし照れくさいが、怒涛の30年でありました。

★勿論様々な出会いに恵まれ、支えてくれた数々の方のお蔭で、その30年と数カ月を主にマスコミ10年芝居20年のバランス良い創作の日々がやれたことは感謝以外何物でもありません。

★ただ、回顧したり、感慨に溺れてこれで終わりたくはないので、体力勝負が更に大変な新元年度(あまり元号が好きではないので)になるけれども、最後の力を振絞り、スクラップ&ビルドの日々を送っていく覚悟です。

★最後にダジャレを一つ。Hey SayとSNSを通してなんでも誰でもが言いたい放題の英語の時代から礼 話(礼を尽くして話をする)日本語の時代になればいいと思うばかりです。

★本日これまで。お休みベィビー、また気が向いたら。

theme : よし今書いておこう♪
genre : 日記

プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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