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齢重ねて

櫻5分咲

★わが家の近くの五分咲きの櫻です。

★櫻と書いたのはかなりの老木だからです。こちら多摩地区の櫻は都心よりだいぶ遅れていて、3月27日現在都心の櫻は満開のようです。

★小生も櫻でいえばかなりの老木となりました。作日と言っても暦の上では一昨日3月26日無事(と言う言葉が当たっているかどうか)に76歳になりました。

★まだほんの五分咲きと本人は思っているのですが、生を受けてから75年がまるまる過ぎて、76年目に突入してしまいました。

★脳内神経は36歳くらいの程度で止まっているのですが、毎夜歯を磨くときに鏡を見ると、何ともしわだらけの老人が鏡に映っていて、毎回びっくりします。

★幸い芝居をやっていると若い仲間との交流もありますし、皆さん気を使ってくれて、年寄り扱いしないでくださるのが、何とも嬉しい限りです。

★たまたま今宵新聞を読んでいたら57歳で小説家としてデビューした方が、「遅咲き」と書かれていて、76か77歳でデビューを企てている小生はデビューしたら「死に体作家」とでも呼ばれるのかと思い、世間の常識という罠に危うく巻き込まれそうで、嘘寒くなりました。

★まだまだ五分咲きで、後の五分を自身の内側から楽しもうという小生は不遜なのでしょうか?

★男の平均健康年齢(寝たきりや動けなくならない状態)が72.何歳とかからみれば、膝の痛みや、前立腺がんの予兆とか睡眠障害等は軽いものです。

★それもこれも、FBを通しての沢山のお祝いの言葉や、そういったものには関心がないけれど、色々と叱咤激励して下さった先輩、友人のお蔭さまと、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

★勿論亡くなった親にも感謝しております。そう、支えてくれる兄弟や家人にもです。

★勿論75年も生きてくると、怨み骨髄と言う方も何人かいますが、そういう人も小生を強くしてくれたのだと思えば、頭を下げざるをえません。

★長くなりましたが誕生日後なので許してください。とにかく、簡単にはくたばらず、今年も何かを造りだしていく所存です。

★煙たがらず、宜しくお願いします。出来るだけ説教はしないつもりですので。

★本日これまで。お休みベィビー、また気が向いたら。


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theme : つぶやき
genre : 日記

未来座の芝居

壱岐の岬

★写真は壱岐の島の岬です。

★さて、今度の日曜日3月31日午後1時30分から壱岐の一支國博物館3Fで、劇団未来座の第6回定期公演が開催されます。

★野々ふみ子作・堀川真穂演出「壱岐の島に電燈を」~松永安左ェ門が語る壱岐の英雄~です。

★今年2月の初旬、小生も壱岐の島へ3泊4日お伺いして、稽古を見せていただきました。

★未来座は素晴らしい劇団で、小学生から85歳をこすご老人迄20人を超す島の方々が参加している劇団です。

★亡くなったシナリオ作家の市川森一さんが立ち上げから面倒を見られた一支国座が、解散後発展的に出来上がった劇団です。

★黒川紀章さんの設計による素晴らしい博物館の支援団体として、広く島の文化に貢献しています。

★何が素晴らしいと言って、東京での小劇場の公演を打っている小生等に取っては、ややもすると忘れがちな、本来芝居を打つという事は何なのか?何が芝居の原点なのかと言う事をいつも学ばせていただいています。

★プロの役者でない分セリフが中々はいらなかったり、中々身体が動かなかったりとか難しい問題は常にあるのですが、そうした欠点を凌駕する程の情熱と個性あふれる表現が、舞台に繰り広げられます。

★私が島を訪れた時はまだ稽古も半ばで、色々と大変な処もありましたが、出来る範囲で戯曲を削ったり、足したり、芝居の演出的な事も色々と出来る範囲でアドバイスさせていただきました。

★壱岐の島出身で電力の鬼と呼ばれた松永安ェ門を口説き落として、壱岐に電燈を点けた長嶋主税(ちから)を主人公にしたお芝居です。

★長嶋さんを演じるHさんは、昨年暮れ両膝の手術とリハビリを乗り越えて、懸命に稽古をしていました。それを周りの方が素晴らしい情熱で支えていました。その稽古を見た時、確信したのです。この芝居は素晴らしくなると。

★あれから1と月半、更に芝居は素晴らしい舞台に仕上がっていると思います。

★島の方々は勿論、長崎、福岡の方は是非お暇でしたら観に行ってください。

★公演は残念ながら1回だけですので、お見逃し無いように。入場料は無料です。

★博多からは高速ジェットホイールで、ほゞ1時間で壱岐の島に渡れます。

★島へ伺った間は皆様に大変お世話になりました。遠く東京の空の下から31日の公演の成功を心より祈っております。

★色々な芝居色々な舞台が有ります。どれもプロセスを含めて、色々と面倒であったり、色々な困難が山積します。

★だが、それ等を乗り越えた時にお客様が支えて下さり、混然となった舞台に、あらゆる苦しみは喜びの瞬間に変わるのです。

★そして、それこそが芝居の醍醐味です。

★頑張れ未来座!

未来座稽古

★写真はわざとピンの合わない顔のよく見えない物を使いました。悪しからず。本番はガラッと変わって素敵な舞台です。

★本日これまで。お休みベィビー!また気が向いたら。

theme : みんなに知ってもらいたい
genre : 日記

明日のジョー再び

明日のジョー再び
★写真は大泉学園の駅にある明日のジョーの銅の銅像です。

★さて、どうでもいい個人的な事ですが、ご心配をかけた方も有るので書きます。

★昨日と言っても3月15日金曜日、医者に行きPSAの診断が出ました。

★実は昨年9月の段階でPSAは5.03で、MRIによると、前立腺に4mmの癌がありと診断されたのです。

★ところが、既に公演体制に入っていたので、生検の為の一泊2日の入院は稽古に支障をきたすので、こちらから「今は出来ません」とことわり、「それでは様子を見ましょう」という事になました。

★公演が終わってから12月初旬にもう一度PSAを計ったら4.01に下がり、また「様子を見て、3月に測りなおしましょう」となったのです。

★そして今回3.43という数値が出て、癌の可能性はなくなったとの診断でした。

★この間まるで死刑の宣告をうけたようにもなり、執行猶予期間のような曰く言い難い、自分の状態の中で混乱をしました。

★どうしてこのような良い結果が出たのかと考えると、FBの友人でイタリアに住む同窓の声楽家のTさんと言う方に教えていただいた、くるぶしから5本上の骨の脇の肉(三陰交)を1分各3回押すという事をやりはじめて、夜中に5回起きていた小水タイムが1回起きるだけになり、これが絶大な効果を生んだのではないかと思っています。

★Tさんには本当に感謝しています。

★もう一つ何かがあったとすれば、芝居の稽古から本番にむけて、ある種開き直って、死ぬなら死ねと混乱の中でやや前向きだったのが良かったかと思われます。

★ただ数値だけでは、信用できないのと、MRIでしっかり4ミリの癌ありと言われたのがどうなったのか、もう一つ信じられないので、暖かくなったら、別の病院でいわゆるセカンドオピニオンと言われる診察を受けてみようと思います。

★ただ、使う使わないはともかくとして、「テーブルの下のエロス」を芝居のテーマの一つに標榜してきた小生としては、とにかくほっとして生還したような気分で、誤診でも今のままの診断を信じようといった心境です。

★ご心配をかけた一部の方には本当にすみませんでした。゜明日のジョー再び」という気分です。

★本日これまで。お休みべィビー!また<気が向いたら。

theme : 今日のつぶやき。
genre : 日記

騒いだ割には・・・・

雛飾り


★写真は3月3日のわが家の雛飾りです。

★緊急告知等とお騒がせした割には、3月3日15時15分頃から始まった手塚治虫原作・構成・長坂秀佳脚本の「太陽の石」は、大幅にカットされていたたため、ほとんど小生の出演部分などは分からず、失礼しました。

★チョイ役ではありますが、かなり色々と喋っていたのにカットされたものの再放送で、なんか余計に恥ずかしくただでさえ、緩いブログが更に止まってしまいました。

★まあ、幸い本番のMDは手元にあるので、暇な時にSDカードかCDに録音しなおそうと思っています。

★そんな方は少なかったかもしれませんが、準備したり聴こうとお時間を割いてしまわれた方、すいません。

★さて、上の写真はわが家に飾ったおひなさまです。雛飾りは3月3日の前に飾って3日にはかたずけ無いと御嫁に行けないという
昔ながらの言い伝えがありましたが、家人は離婚して別の家に嫁に行く気は今の処ないらしく、3日に飾り、本日片付けるようです。

★雛飾りは3っつあり、正面奥の物はなんと71年前に家人が1歳の誕生日におばあちゃんから送っていただいたものだそうです。

★71年前と言えば、終戦後2年目で物資も何もない頃、よくこんな素晴らしいおひなさまを送ってくれたものと感心します。

★男雛のシャクがなくなったり、女雛の扇がこわれていたりしますが、十分に風格のある立派なものです。

★前にあるこけし風のお雛さまは、私たちが結婚した時のお祝いに今は亡き家人のいとこの方からいただいた、おひなさまです。これも、約50年くらいの年期者です。

★さて、右端のおひなさまは、昭和63年の3月に家人が粘土の余りで作ったものです。これも31年程前のもので、何とも古式蒼然としたおひな様ですが、我が家には何ともふさわしいおひな様です。

★といったわけで、それがどうしたという類の話ですが、本日此れまで。

★おやすみベィビー!気が向いたら。

theme : ひとりごと…雑記…きままに
genre : 日記

緊急告知!

梅の花満開A

★写真は埼玉のすばらしい満開の梅です。

★さて、緊急告知と言うのは、明日NHKFMで「今日は一日ありがとうFM50”三昧~オーディオドラマ~」という番組が有ります。

★其の中で、15時頃から手塚治虫原案・構成/長坂秀佳脚本の【太陽の石】というオーディオドラマ(正確に言うとラジオドラマです)に小生G.Cこと高谷信之が出演しています。

★脚本を書いているではなく、出演しているというのが、ちょっと照れくさいのですが、1979年の作品で、小生36歳の丁度梅の季節の頃の録音だったと思います。

★手塚治虫先生とラジオで共演させていただいたというのは実に貴重な事で、後に先生が亡くなった後同じくNHKFMシアター「恐怖の館」の中で「鉄の旋律」というマンガを脚色させていただきましたが、そんなことより、手塚治虫先生とラジオの番組(ドラマ)で共演させていただいたという事の方が価値があるように思われるのです。

★後にこの脚本を書かれた尊敬する脚本家の長坂秀佳さんと、色々とお話をさせていただく機会があるのですが、まさか、自分がたった1回何かの間違いで(?)出演させていただいた脚本が長坂さんの本だなんて、知ったのは随分後になってからでした。
ご本人にまだ伝えていません。

★まあ、それがとうした?という類の話ではありますが。

★1979年と言えば小生、既にラジオドラマの脚本家としてはデビューして、5年以上たっていたと思います。多分なんかの都合で知り合いのディレクターの方から出演の依頼があり、ドキメンタリー風のドラマだったので、広島県の職員または県の青年のような役での出演でした。

★多分名前は「その他の皆さん」と言う事になっていると思いますので、放送ではよく聞かないとわかりません。

★収録は梅で有名な埼玉県の生越(おごせ)の公民館で録音し、あたかも現在広島から生中継しているというような構成のドラマでした。

★手塚先生の印象は漫画家というより、どこか穏やかな学者風の方だったと覚えています。

★40年も前の事ですが、鮮明に覚えていて、収録が終わって、今は亡き民芸の垂水悟郎さんと一緒に送りの車で東京に帰って来たのを覚えています。後に垂水悟郎さんは小生の書いた「妻の父」というラジオドラマで、父親の役をやっていただくことになり、これも不思議な縁でした。

★お暇と興味のある方は探してみてください。

★さて、この番組自体は明日3月3日の13時~の時間の中の15時頃からの60分程などで、どうやって長丁場の中のそれを録音するかという難問に現在突き当たって色々試行錯誤しております。

★本日これまで。お休みベイビー!また気が向いたら。

















プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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