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桜の枝

折られた桜
★写真は剪定の為折られた桜の枝を花瓶に。

★仕方がないとはいえ、老木の桜は剪定され、枝は切り落とされる。

★ゴミになるのを全部どうにかするわけにいかず、剪定しているおじさんから家人が枝を数本もらってきた。

★つぼみが有るので、自転車で寒風の中園芸商品の有るホームセンターまで行き、植物の栄養剤を求めてきて、花瓶にさして、小生が家にいる日はベランダで昼は陽に当て、夕方とりこむ。

★すこしつぼみが膨らんだようにも見えるが、どうなのか・・・・

★老木を守るためには枝を払わなければならない。

★新陳代謝というか世代交代というか、いずれにしろこの世は、何かが伸びて守られる為には植物と同じで何かが捨てられていかねばならないのか。

★いや逆か、老いたるものを守るために若い枝が犠牲になるのか、今の保険制度みたいだ。

★植物を人生に例えても、詮無いことかもしれない。

★桜の枝よせめて、咲いてくれ!ベランダの陽をいっぱいに浴びて。

★本日これまで。お休みベィビーまた気が向いたら。


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theme : 日々のつれづれ
genre : 日記

中途半端に忙しくって

富士年賀19

★わが家のベランダから臨む富士の拡大写真。

★さて、大寒も過ぎて、正月も過ぎ、今年の計画を実に移さねばならない時期なのに、なんとなく忙しくて手が回らない。

★昨年来と言うか一昨年の11月に引っ越してから、整理が出来ていない物が有りすぎて、断捨離と言う言葉はきらいだけれど、
そろそろ余計な物は捨てて、やりたいことに集中して行かなければならないのだけれど、整理整頓がはかどらない。

★そこへ持ってきて、重なる時は重なるもので、シナリオコンクールやその他の添削・講評・直しが集中する。

★3か所が重なり、其の量や質がそれぞれに違っていて、(と言う事は作業内容が違い)しかも締め切りはほとんど同じ頃という状況になると、流石にねを上げる。

★ねを上げるのねは音なのか?根ではないのか?辞書で調べると音らしいが、正に根を上げるといった塩梅だ。

★それぞれの応募者は大変一生懸命なのだ。だからこっちもいい加減に審査は出来ない。一生懸命に読み、一所懸命に審査する。

★それでも、「何故あなたはシナリオを書こうと思ったのか」という永遠の疑問が残る。意味分かります?

★話変わって、人工の流れ星を造る会社が有り、現にその素材の玉のようなものが打ち上げられたというニュースをみて、違和感を覚えた。

★空だけは空を眺める自由と、その青空の自然を臨むのはどんな人間にとっても平等で有るはずだ。

★なのに天然自然の空の風景を勝手に人工の流れ星で覆う事が許されるのか?

★飛行機が空を飛ぶことも、花火が夜空に瞬間開く事もいいだろう。それぞれに理由があり夢もある。だが勝手に人工の流れ星を夜空に流す?そんなことがあってはいけない。

★子供の頃、貧しくて、親は喧嘩ばかりしていて泣くしかなくて外へ出て夜空を見た、星を見た。空と星とがどれだけ救ってくれたことか・・・・

★それを人工的に作った星を流す?わからない。

★世界から注文が殺到しているという。ビジネスになれば夜空を穢していいのか?

★きっと今、世界には戦乱の為に涙も出なくて、夜空の星を観ているだけの少年も少女もいるに違いない。

★せめて何も出来ないのなら、空に勝手なイベントの為に人工の星を流したりするな!

★本日これまで。お休みベイビー!また気が向いたら。

theme : ひとりごとのようなもの
genre : 日記

新年が始って今頃

新年の夕暮れ
★新年の黄昏の風景です。

★あえておめでとうは言いません。

★ですが、昨年お世話になった方々に、改めてお礼申し上げます。本年もよろしくお願い申し上げます。

★実は近所の方で、大変親しくお付き合いさせていただいていた方が、大晦日の夜に亡くなられたのです。

★しかも元旦になってその事が分かり、大変なお正月になってしまいました。

★家人はそのことで元旦から色々とお手伝いをして、忙しくて泣く暇もない程でした。

★私も途方に暮れて本当に悲しく寂しいここ10日程でした。

★93歳の御婦人で、世間では大往生と言って片付けられてしまいがちですが、私どもにとっては大切な方で素晴らしい方でした。

★直前までお元気で、11月の公演には観に来てくださったり、劇団自体も大変お世話になった方でした。

★いつもは家人の親友の御一家へ行ってのんびりとお正月を味わったりするのですが、バタバタの10日間でした。

★誰からも好かれた本当に良い方でした。特に家人とは年は離れていてもほんとうに親しい友人のような存在だったのです。
8日にお通夜で9日にお葬式がおわり、なんとか忙しさは引いたものの、殊更寂しさと虚しさがやって来てしまいます。

★近くに住んでいながら、その最後に何にもしてさしあげられなかったのが悔やまれます。

★ブログも中々書けませんでした。頂いた年賀状の返事を書くのが精いっぱいでした。

★人は90歳を過ぎていたから大往生だという考えは間違っています。何歳だろうと人の死はその親しさによって涙の量は変わってくるのです。

★異常な新年の始まりでしたが、なんとか気を取り直して、どれだけか分からない残された人生をしっかりと生き抜こうと思います。

★新年早々湿った話ですみません。亡くなった方の為にも、元気で明るい年にしていかねばと切に思います。

★本日これまで。また日を改めて

theme : 日々のつれづれ
genre : 日記

大晦日(おおつごもり)から新年へ。

白鷺城
★写真は姫路城通称白鷺城です。

★大晦日は毎年複雑な思いで過ごす。

★子供の頃玄関の上り框に借金取りのお兄さんが来て、お袋といつも喧嘩になった。

★「一銭もないんだから、家探しでもなんでもしたら!」とお袋。「俺だって一銭ももらわずに帰ったら親方におこられちまうよ!」と八百屋兼乾物屋のお兄さん。

★一年間つけで野菜や乾物を全部買って来て、その払いを取りに来たのだけれど、うちでは払えないのだ。

★親父はと言えば、静岡と言えども寒風の大晦日の夜、自転車で決まって何処かに姿を消す。

★あのころは(昭和30年頃)町に喫茶店などなく、下戸で酒も飲めなかった父は紅白歌合戦がラヂオから流れている頃、どうやって、あの3,4時間を過ごしていたのだろう?

★其れだけは聞き忘れたが父は64歳で亡くなってしまった。

★だからして、借金はあったとしても、借金取りが玄関に居座っていない紅白歌合戦だけは、ただ意味もなく今も毎年観ている。

★やがて、寺の鐘が鳴ってラジオが「行く年くる年」になると、八百屋のお兄さんも諦めて、姿を消して、父がいつの間にか帰って来ていた。

★今年の紅白はユーミンが歌っていた。「・・・・小さい頃は神様がいて・・・・」

★この年にして分かった。多分小さい頃、俺には神様がいなかったんだと思う。

★蒲鉾工場で小魚を切り裂くバイトをして帰ってきて、黒いジャンパー(ブルゾンじゃねえぞ)をそのバイト代で親父と買いに行って、残りのお金を父に貸した。

★親父は「くれ」とは言わなかった。「貸してくれ」と必ず言った。でもその金が帰って来たためしはなかった。

★身体に沁みついた生魚の匂いは銭湯に行っていくら躯をこすってもぬけなかった。

★だから、蒲鉾は随分と長い間食えなかった。今は平気だ。乗り越えた。

★貧乏から逃れるためにフィクションの世界に逃げて芝居をやりだしてから、神様が逆に俺に寄ってくれるような気がした。

★だから、どんなに苦しい公演でも芝居の神様によって奇蹟がおこり、乗り越えられてきた。

★昨秋劇団ギルドは20年目にして39回の公演をやって解散した。

★芝居は勿論違った形で続けて行こうと思っている。神様が離れないように。

★ユーミンやサザンオールスターズが出てきても、「全然ピンとこないなー」と言ったら家人が「多分この人たちはハングリーじゃないからじゃないの」と言った。

★なるほど子供の頃ハングリーではなかった家人がそういうのだからそうかもしれないと、なんとなく納得した。

★それにしても・・・・と思う。60年以上も前の事にこだわっている自分が何とも情けないやら、悲しいやらだけれど、年をまたいで、風呂に入った。

★風呂に毎日入れるという幸せをしみじみと噛みしめる。

★今年はどんな年になるか? いやそれよりも、どのくらい後余命が有るのかが気になる新年だ。

★しかし、ともかく人が人として最低限生きられる年で有りたいとしみじみ思う。

★ここまで、生きて来れたのは本当に色々な人との出会いがあり、その人たちに助けられたからだも改めて思う。

★おやすみベィビーまた気が向いたら。

theme : 思ったこと・感じたこと
genre : 日記

諫早講座の翌日の話

壱岐の海小
★写真は壱岐の海です。

★さて、12月9日は諫早の講座を終えて博多へ。博多で元ギルドに出入りしていたまあ劇団員とも言うべきT君と会って食事をしながら語る。

★彼は博多で、二人芝居の様な舞台を2本程出演して、終わったばかりという事で、暫し飲み食い語る。

★T君は長崎で劇団をやっていて、今回は頼まれて客演したとの事。

★彼とは諫早の図書館で2年程前に再会した。こうして、地元へ帰り地道に芝居を続けているという事は嬉しいことだ。

★博多の港近くの宿に泊まり、翌日12月10日朝、高速ジェットで壱岐に渡る。約1時間の海上の旅である。

★港にはHさんご夫妻が迎えに来てくださり、お昼を頂きに岡の上のレストランへ行く。

★壱岐の海はいつみても美しい。地元の未来座の芝居のアドバイスにより、2日間お世話になる。

★その事については稿を改めて書く。

★何しろ筆をおろそかにしているうちに2018年が終わってしまったので、いささかあわてる。

★本日ここまで、これは2018年の分である。お休みベィビーまた明日。

theme : 雑記
genre : 日記

プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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