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諫早図書館での演劇講座

諫早講座

★写真は諫早図書館での演劇講座です。


★長崎県諫早市の図書館でもう12年も続いている、シナリオ講座の演劇発表を先日の土日、2月18日と19日に行なってきました。

★この諫早図書館の講座は、シナリオライター市川森一さんが名誉館長をされていた関係で、図書館創立の確か1年目から行われていたシナリオ講座です。

★最初はラジオドラマのみを作り上げる講座でしたが、演劇とラジオドラマ約15分~20分をそれぞれ作り、演劇は受講者自分達で脚本を書いたものを改稿し、朗読劇にして日曜日に図書館の講堂で上演してみせると言うものです。

★ラジオドラマはFM諫早のスタジオをお借りして、自分たちで書いたシナリオを改訂し、15分くらいのCDに録音して後にFM諫早で放送していただくと言うものです。

★私の担当はシナリオの書き方から始まって、演劇を仕上げる処まで、8月の夏休みと12月の冬休み。そして2月に2日間、諫早図書館へお邪魔して色々と書き方を教えたり、最後の2月は舞台稽古と朗読劇の本番を作り上げる手助けという役割です。

★亡くなった市川森一さんが、プロのシナリオや小説のお仕事とは別に、アマチュアの方々がシナリオやラジオドラマや演劇に多く触れなじんでもらい、その中からそちらの道に進む人がいればそれもよいと、一生懸命に情熱を傾けていた仕事でもあります。

★幸いにも不肖この私が、壱岐の演劇と、こちらの講座を市川さんの遺志をついで続けさせていただき、本当に光栄に思っています。

★演劇は諫早商業高校の生徒がメインですが、中に熱心な一般の方も何人かいて、特に80を歳を越した方が、ご自分でシナリオを懸命に書かれて提出されたりするのには本当に頭が下がります。

★諫早商業高校の演劇部はほとんどが女生徒ですが、ひたむきにこちらの講座や駄目だしを聞き、芝居から何を学び取ってほしいかという話に、ほとんど瞬きもしない程こちらを見つめて話を聞いてくれるのには心が洗われます。

★本当に教える事は学ぶ事だと毎年実感しています。

諫早公演


★今回は「オズの魔法使い」からヒントを得た作品で、図書館に眠るように置かれていた紙芝居との連携も出来て、大変良い舞台でした。

★偶然のことに、我が劇団ギルドに初期の頃所属していた立川君が、地元諫早に帰って劇団をやっていて、劇団員と共に本番と、ラジオの方も手伝ってもらいました。

★奇遇とはいえ、何とも素晴らしい邂逅でした。

★諫早へ出かける前、歯茎が腫れ、抗生物質と痛み止めを飲み、おまけにベッドより頭から落ちて、鞭打ちになり、右ひざは相変わらずの痛みで、果たして行けるのかと心配していましたが、高校生の笑顔を見て、芝居の出来たことに本当に感謝した次第です。

★自分の劇団で芝居をやりながら、こういう形での芝居も続けられたら素晴らしいことと思います。
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theme : こんなもの作ったよ!
genre : 日記

プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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