海抜32.8メートル

★写真は南青山の海抜です。
★さて、恒例の1年に一度の墓参りですが、大晦日にしていた年が多かったのですが、2,3年前から大晦日は電車や駅が意外に込むので、30日に行くことにしました。
★親父がボンボンで戦後の荒波に乗れず、20回以上も職を替え、小生を含めて5人の兄弟は本当に絵に描いたような貧乏生活をしましたが。
★父方の祖父が、あの5.15事件で亡くなった犬養毅首相の書生をしていた関係で、小生墓地は青山墓地、生まれは麹町で戦時中の慶応病院で生まれたというのが、嘘のような自慢にもならない自慢。
★そう、生まれと墓地は良くても、育ちが最悪と言うのが売りなのです。
★所々でものすごい幸運が働いて、早稲田の演劇科迄たどり着きましたが、後がぐずくずで、ただ父を反面教師としてとにかく、何が何でも一つの職業を続けると誓い、幸いラジオやTVの脚本の仕事を頂き、芝居の作演出をやり続けての今日であります。
★そんなわけで、(どんなわけだよ!)墓参には恵まれた青山墓地なのに、親不孝もいい処で一年に一度しか行きません。
★そうこうしてるうちに今年のように膝くずれ、尻の骨が折れたりすると、益々自分が墓に参るのではなくて、入りに行くような錯覚に陥ります。
★参ると入るのとは同じような言葉で全く意味合いが違います。
★そんな冗談にもならないような冗談はさておき、ここらあたりが海抜32.8メートルである事に家人も興味を示して、「どうやって海からの高さを測るのかしら」等と小学生のような事を聞いてきました。
★「それはなー・・・・」と適当な事を言いながら、自分のいる場所の海抜を知らなかった事実にちょっと新鮮なショックを感じるのでした。
★街は比較的閑散として良かったのですが、実験の為に母の使っていた杖をついて行ったところ、使い方がうまくなく、スマホに聞いたりして、やはりかえって不便な事に気が付いた次第。ただ杖をついていると比較的周りの人が気を使ってくれるので、少し楽だという事はあります。
★ただ都会はハンディキャップのあるものには決して優しくなく、エレベーターは大きな駅程なかったり、随分と遠いところで、分かりにくい乗り換えがあったり散々でした。階段の登りとフラットな道は苦にならないのだけれど、下りの階段はとてつもなく痛くて我慢できません。
★団地に帰り着き、自転車置き場の曲がり角でまた自転車ごと転び、今度は頭と膝をほんの少し打ったので、後ろから同じく自転車で話しかけてきた家人に八つ当たりして、自転車もかなりやばい年回りかなと思うのでした。
★そんなこんなで年賀状は絶対的に間に合わず、今ほとんど何も自筆で書けない(書く暇のない)年賀状。0時過ぎのもう大晦日(おおつごもり)のこんな時間にあと少し、1時頃にとりあえず投函します。
★誰か教えてください。大晦日に投かんした年賀状は一体いつ届くのか?
★日頃消息が分からない友人の様子を知る為にも、素晴らしい慣習とは思いますが、約300枚の年賀状の表裏の印刷は怪我人には大変すぎます。
★明日はこけないように何とか1日過ごしたいと思います。
★だけど俺は簡単にくたばんねえ!、芝居のやれる躯にf春までには戻す!
★本日これまで。お休みベィビー!また明日。
theme : ひとりごとのようなもの
genre : 日記