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中日そして・・・・

ステイクアウト

★写真は「Stake Out」の舞台写真です。

★さて、今日は中日、2回公演でありました。昼の公演は最大のお客様で、なんとか乗り切りました。

★そして夜の公演が終わり、後は楽日で終わりです。

★3日間公演とは何とも開いてみれば慌しくあっという間の舞台です。

★やはり、3か月にわたる稽古を考えると、せめてもう2日と思うのですが、何とも力及ばずという5ステージではあります。

★それにしても個人的には、本当にぶっ倒れる寸前という公演であります。

★よくやったとか頑張ったとかの次元での表現ではお客様に失礼なので、そこを考えた舞台を造らねばなりません。

★何を選択してなにをやったのかという一切の責任は小生にあるので、やはりその重圧の中で、眠れません。

★今回は平石耕一さんという強力な演出の力をお借りして、なんとか見る事の出来る舞台になったのですが、それでも責任の重圧から逃れられません。

★芝居は言い訳とかお詫びの出来ないしろものだという事を改めて、噛みしめます。

★ともかく泣いても笑っても明日が楽日です。

★一同、頑張ります。ご来場を切にお願い致します。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。ベイビー本当に明日に備えて君は休んでいるのか?
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theme : そして芝居の本番
genre : 日記

初日幕あける

チラシ新表小

★写真はついに幕あいた劇団ギルドの公演のチラシです。

★さて久々に多忙の為どうにもならなくブログが一日飛びました。

★昨日小屋入りして、「さかしま本能寺」と「音のないレモン」の場当たりをやりました。

★本日28日は早朝より「Stake Out」の場当たりと稽古をやり、午後1時過ぎよりランスルーのGP(ゲネプロ)をやり夜7時より無事初日の舞台を開けることが出来ました。

★雨の中52名のお客様が来てくださり、誠にありがとうございました。

★今回は新人の2作品があり、その後平石さん演出による拙作の「Stake Out」とある意味盛り沢山の演目でした。

★最初の照明のミスでの動転の為かかなり動揺したスタートとなりましたが、なんとか初日を打ち上げることが出来ました。

★本当に今回は平石耕一さんの全面的なご支援によって幕が開き、ほっといたしました。ありがとうございました。

★また足下の良くない中ご来場いただいたお客様には心より感謝いたしております。

★ありがとうございました。

★後2日ですが、是非劇場にお運びいただければ出演者スタッフ一同、心より嬉しく思います。

チラシ新裏小

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

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genre : 日記

明日は小屋入りそして場当たり

SアウトA

★写真はStake Outの稽古風景です。

檸檬稽古1

★写真は「音のないレモン」の稽古風景です。

稽古本能寺A

★写真は「さかしま本能寺」の稽古風景です。

★さて、参宮橋・上石神井・東村山と転々としながら、何とかここまでこぎつけました。

★明日は小屋入りで、いよいよ舞台稽古です。

★今日はリスクを承知で昼の稽古にして、夕方セツト等劇場への荷物を積み込み終わって、どうしても気になるところを稽古して午後8時に終わりました。

★ここ、17年以上。小屋入り前は役者が舞台づくりや、照明の手伝いを早朝からしなければならないので、ずっとそうしてきました。

★多分36回の公演であればずっとそうしてきました。いやステージ数で言えば「誰」を加えれば100ステージ近くです。

★でもこれからは止めようと思っています。体力を温存して等という考え方がどうやら役者の方にないからです。

★昔亡くなった文学座の太地喜和子さんは私もスタッフで参加したことがありましたが、大の酒好きでしたが、幕が開くまでは稽古中は一切酒を飲まなかったそうです。その代わり本番が明けてから浴びるように飲んだと言います。

★そうしたストイックな魂はもう見られないのかと思うと、淋しい限りです。

★何のために芝居をやるのか? それは私にとって「生きる」ためです。この世に存在するために多くの方々を呼び、多くの方々に観覧料を払っていただき舞台を問い、祭りをやるのです。

★祭りの前に酒を飲みすぎて本番の神輿を担げなかったというような話は聞いたことがありません。

★今日は何とも悲しい夜8時の稽古終了でした。

★明後日はきつと素晴らしい舞台をお見せできると思います。

★是非皆様のご来場をお待ちいたしております。

★ここに動画の予告編をご案内します。

https://www.youtube.com/watch?v=jbslTzYPrRA

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

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genre : 日記

抜き稽古そして通し稽古

さかしま1

★写真は「さかしま本能寺」の稽古の一場面です。

★さて、本日は午後1時から大集会室でStake Out~張り込み~の稽古をやりました。更に小集会室で「さかしま本能寺」と「音のないレモン」の抜き稽古をやりました。

レモン

★そして午後5時から3本の通し稽古をやりました。

★芝居としてはそれぞれ特徴の際立った舞台に仕上がってきました。

★明日もう一回通し稽古をやり、後は小屋入りとなります。

SアウトB

★やはりいつも思う事ですが、当たり前ですが、芝居は本番がやってくるのです。

★それはどんなに足りなかったとか、もう少しとか思っても確実に本番はやって来て、我々の場合はあっという間にその本番は終わってしまいます。

★そのはかない祭りに向けての最後のあがきであり、最後の格闘でもあります。

★しかし芝居とはよくしたもので、必ず頑張った者にはそのお返しがやってきます。そのお返しの豪華さや嬉しいという事や心の財産という事はずっと後にならないと本人には分からないのです。

★あの時あれだけ苦労して頑張ったのが良かったなーとか、「ああ、あの時頑張ったことが今生きてるんだ」なんていう事はずっと後10年も20年も先になって気づくのです。

★虚構の創造にはそうした深い宝が残っていくのです。ずっと後になつて。

★そんなことを思いながら、せめて、今晩はゆっくり寝たいと思いますが、どうなる事やら・・・・

★劇団員岡村に言わせると、「高谷さん、いつも稽古の事で眠れないって言ってるじゃないですか」という事だそうです。

★今回だけかと思ったらどうやらいつもそのようになるみたいな、いや或いはそいいう風評の中で本番に近づいています。

★芝居が終わったら改めて、公演直前のブログを見返してみようと思いますが・・・・えっ、そんなに俺は芝居と不眠症とが合体してるのかなと思います。

★歳のせいなのか、生来楽天的なのか、嫌な事はすぐ忘れてしまいます。

★それがいいのか悪いのか? いいので、ここまで芝居をやれてきたのだと思っています。

★「えっ昨日のダメをすぐ忘れて、違う事を言うって? それは違うぞ、日々演出も芝居造りもよりよく変化変貌してるんだよ!」

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。


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genre : 日記

さあて後何日かなんて関係ない。

チラシ新表

★写真はSF+1のチラシの表です。

★さて本日は1時半~「さかしま本能寺」と「音のないレモン」の抜き稽古を行いました。

★そして午後5時より例によって3本立ての通し稽古の2回目を行いました。

★あるきっかけで、急に役者の芝居が変わってきたり、開けてきたりします。公演日が近づくにつれて、そういう現象に突き当たります。

★演出としては嬉しい限りです。それでも演出は欲深い者で、「もっと早く出せよ」とか「それだけできるんだったらもっと上に行こうぜ」と思いますが、何故かあまりほめません。「まあ、よくなった」とか「かなり面白くなった」とか言うので、本当は役者は「いい処はもっとニコニコと大声で褒めてくれよ、駄目ばかりださないで」と思うのだと思います。

★しかし稽古場での勝負もさることながら、お客さんの感嘆、お客さんの笑い、お客さんのお世辞ではないお褒めの言葉が一番の嬉しいことだと思うのです。

★ですから、欲深い演出はまだまだという顔をして、まだまだと言うのです。

★それは確実に一段も二段も上の芝居を造りたいからです。そんなわけで今回も階段を作りました。関係ねえか・・・・

★芝居はかなり面白くなっています。

★どうかこの催し、このお祭りに参加しに来てください。

★ゴールデンウィークの始まる前に。


チラシ新裏

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 稽古、稽古、稽古
genre : 日記

小屋入りまであと5日

ステイクアウト1


★写真はStake Outの稽古風景です。


★本日は午後根締め切りの有る個人的な仕事をギリギリ4時過ぎに仕上げ、5時過ぎに稽古場へ。


★5時過ぎから「さかしま本能寺」の抜き稽古を半分まで。「音のないレモン」も途中までの抜き稽古をやりました。


★稽古が煮詰まってくるとまあ、色々の事があるもので、それはそれ長い芝居造りの中での宿命と心得ていますが。

★その分演出のストレスは溜まるばかりですが、ここまで間近に来て怒鳴ってばかりいては、稽古場の雰囲気も悪くなるので、ひたすら我慢と忍耐の稽古になって来ます。


★何とか修正すべき点を替えて、稽古が終わったという処です。


★明日2作品については最後の抜き稽古をやって仕上げる予定です。


★明日からは連日通し稽古となります。


★疲労はピークを越してきましたが、ひたすら気力を振絞っての毎日です。


★せめて、短時間でもいいが続いた睡眠が欲しい処ですが、体調が悪く、切れ切れにしか眠れぬ日々です。


★芝居は間違いなく異色の作品に仕上がると思います。ご期待ください。


★本日これまで。お休みベィビー!また明日。





初めての通し稽古

ステイクアウト2


★写真はStake Out~張り込み~


★本日は午後「さかしま本能寺」と「音のないレモン」の抜き稽古をして、かなりカツトをして短くしました。


★夕方5時半からはじめて、3本の通し稽古をやりました。


★まだ転換その他できちんとできていない処があるのでですが、ともかく通せたことは良かったと思います。


★直すべき点がかなりはっきり見えて来たように思えます。


★ほんのすこし演出としてはほっとしたところと、逆に何とかせねばという処がはっきり見えてきました。


★毎日のように言っておりますが、明日からが勝負です。


★素晴らしい芝居になると思います。


★ステイクアウトの写真は中々撮れなくて、やっと掲載できます。


★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

タイトル無しだって?

桜の中行くく西武電車


★写真は桜満開の頃の西武多摩湖線です。

★さて、本日は午後1時より別の集会室を借りての小道具づくりと、15時~本会場でStake Outの稽古をやりました。

★それぞれ各作品に掛け持ちで出演している者もいたり、欠席者が居たりで、道具作りは残った役者が少数でやったので、中々大変でした。

★本来は2時間程度で仕上げて、他の2作品の稽古をと思っていましたが、参加者が少なく小道具づくりに時間がかかったので、稽古は出来ませんでした。

★Stake Outの稽古の後半を初めて見ましたが、かなりまとまってきたようです。

★後はこちらの演出する2作品。集中して明日から仕上げに向かいます。

★少人数での3本立ては色々無理なところが出てきて大変ですが、皆頑張ってくれていますので、何とか報いるようないい舞台にして、お客様に劇団ギルドの新鮮な面を見ていただければと思っております。

★ちょっと体調を壊して十分に睡眠の取れない日々が続いていますが、何とか持ち前の気力を振絞り、いい舞台を作りたいと思っております。

★お誘いあわせの上ご観覧ください。お待ちしています。一部忙しさに紛れて、お伝え出来ていない方がありますが、口コミの程よろしくお願い申し上げます。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

第4回市川森一賞の授賞式

市川森一賞


★写真は第4回の市川森一脚本賞授賞式の模様。

★さて、本日は稽古は休み、午後2時例によって脚本家ニュースの校正に六本木の日本脚本家連盟によると何やら会議室の様子が変。ガラス戸を押して中に入ると、広報のTさん。「あれ?今日校正じゃないんですか」と小生。Tさん。「校正は明日。今日は理事会。ハガキ行ったでしょ」

★またやってしまったのです。稽古で忙しい余りハガキの連絡を見ずに毎月第2.第3水曜日が

編集日と思い込んでいたのです。

★仕方なく、夜6時に行われる赤坂での市川森一脚本賞の授賞式まで、約4時間時間が開いてしまったわけです。

★不意に呼び出してお喋りに着き打会ってくれる女もいないし・・・・

★喫茶店で読書も1時間が限界。書店回り、カメラの量販店めぐりも、その他いろいろの放浪でくたくたになりました。

★こういう時はさっとスマホで映画でも検索して映画館に潜るか、眠かったので、ネツト喫茶で仮眠でもすればよかったのですが、そうしないでくたくたになってしまいました。

★そして6時からの千代田放送会館での授賞式に帰って3分程遅れてつき、椅子がなく立ち見という始末。

★その後のパーティーも立食パーティーでほとんど立ちっぱなしで駄目な日は徹底的に駄目なのであります。

★それでも市川さんの妹とさんと、奥様の柴田美保子さんに挨拶できたので良かったと思いました。

★受賞者の足立 神さんは相米慎二監督の助監督だったというので、相米さんとは彼が無名の頃から親しかったので、永瀬正敏や坂本忍や河合美智子の演技指導と出演をしたションベンライダーの話をしたら、彼は晩年の作品の助監督だという事で、話はかみ合わなかった。

★それでもテレビドラマの作家としては素晴らしい作品を書いている竹山洋さんに会えたり、放送作家協会の人達に会えたので、まあ、本日は良しとしたい。

★さて、明日からは最後の稽古の追い込みです。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

ラスコールニコフの場合

ホンノウジ稽古1


★写真は「さかしま本能寺」の稽古風景です。

★さて、本日は作業と集中稽古3日目です。

★午後、「音のないレモン」の稽古をやり、夜「さかしま本能寺」の稽古をやりました。

★会場と実寸の取れる稽古場に来ると色々隙間が見えたり、芝居のテンポやリズムのアラがはっきり見えたりします。

★本当はそれらのひっかかったところを5回でも6回でもやり返すのが本来の小返しなのですが、時間の余裕がないとほとんど1回か2回で先に進むようになります。

★やはり反復練習をして、セリフと躯の動きが躯の中へ落としていかなければなりません。

★と同時に相手の話を聞き受けとめて、返すという稽古が必要なのです。

★会話とはキャッチボールとは違います。キャッチボールは大体取りやすい玉を相手に返すのですが、会話は得てして受け取りやすい会話が来るようには書かれていません。

★ほとんどその反対に荒れ球が、躯の上のほうや、とてつもなく低い処へスピードを増してやってくるのです。

★それを一回一回きっちり受け止めて返してやるのが会話のリアリィティーなのです。

★そういう事から言えば、同じ間で同じ表情で切り返すという事は極めて、リアリィティーのない会話を何回も練習するというとなのです。

★普通感情を込めて、会話をしろなどと言いますが、ほとんど我々の日常の会話では一々感情を込めて会話などしていないのです。

★脳は反射的に相手のいう事に対して、答えているのです。答えたのち感情が滑り込むのです。

★その構造を身体の中に取り込むことが、本当に芝居では大変なのです。

★ラスコーリニコフは斧を振り上げ、老婆を打ちその額の血を見てから更に激情的な感覚が湧きあがったとドストエフスキーは書きました。

★ドストエフスキーは実に正しい人間の心理を描いています。

★芝居で難しいのはここなのだと思います。

★そんなことを思いつつ、リズムとテンポとを気にする演出をしています。

★とりあえずあと1週間ほどで小屋入りです。

★皆頑張っています。素晴らしい舞台を目指して。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。


集中稽古2日目

さかしま1


★写真は「さかしま本能寺」の稽古の一コマです。


★さて、本日は東村山での集中稽古2日目です。13時より「Stake Out」の稽古を17時までやり、その間別の部屋で、我々は「さかしま本能寺」と「音のないレモン」の衣裳合わせをやりました


★着物を今回は崩して切るので大変でありますが、色々と選んで何とか和洋折衷の衣裳が出来たように思えます。

★17時30分からは「さかしま本能寺」1人欠席の為代役で。また今回出演の決まった謎の俳優Sさんが加わり、厚さがぐっと増してきました。

★後半の稽古をやり、何とかギリギリ通しました。

★さて、徹底的な抜き稽古の切り返しもあとをわずかです。気合を入れ通しが出来るよう、頑張ります。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。


お待ちいたしております。

檸檬稽古A


★写真は「音のないレモン」の稽古を東村山の稽古場でやりました。

★それ以前朝9時過ぎから木材べニア等の買い出しに行き、大道具の叩き、同時に小道具、衣裳の制作に午後から入りました。

★そして夜高円寺明石スタジオと同じ寸法で、パンチを床に貼り本格的な稽古が出来ました。

★午後5時~休憩を挟んで、9時までの稽古。やっと稽古らしい稽古が始まりました。

★気づけば、公演日まで、休みを勘定に入れずに後10日です。

★さて、ここからが本当の正念場です。それぞれの目の色も変わってきています。

★必ず素晴らしい芝居になると確信します。

★みな様お誘いあわせの上、ご来場を一同心よりお待ちいたしております。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

上石神井稽古場終了

音のないレモン稽古1


★写真は「音のないレモン」の稽古風景です。

★さて、本日は上石神井の稽古場は最後で、明日からは東村山の稽古場に入り、叩きと集中稽古に入ります。

★「音のないレモン」の脚本の改訂部分及び 後半の部分の稽古をしました。

★やり残したことは多多ありますが、とにかくギリギリやれることはやりました。

★終わって、1件程打ち合わせをして、その後みんなの飲んでいるところに合流しました。

★明日からの叩きと道具つくりの段取りがきちっとっいていないこともあり、いささかイライラしました。

★一番いいのは言わなくても準備が出来ていること。2番目は言った事を即的確にやってくれることですが、中々演出と同じ気持ちで動いてはくれません。

★当たり前の事なのですが、性分で色々な事が先に先に気になります。

★そのたびに怒鳴られたり電話で文句を言われたり劇団員も大変だと思います。

★でも、お客さんの事、初日からの舞台の事を考えると、まず効率という事を考えます。

★またメール社会で、ラインやメールでやり取りをしてばかりいるので、芝居はまず目と目をわせて、相手に何かを訪ねたり、頼んだりしないと、必ず齟齬や行き違いが出てきます。

★裏の仕事そして表の舞台に限らず、よく聞いて、相手が今何を思っているかを測る事が芝居の多くを占めるのです。

★それしかないよと言っても言い過ぎではありません。

★これだけ進歩して一見便利そうな世の中で、芝居程アナログで人間的世界はないのです。だからこそ面白くやりがいがあるのです。

★そのことを心の底から肝に銘じてほしいと思うのです。

★皆が皆頑張っています。その頑張りが空回りしたり、行き違ったりしないことを切に祈ります。

★絶対に面白く楽しい芝居を造ろうぜ。今回の座組みメンバーには必ず出来る!

★熊本と九州の方には心からお見舞い申し上げます。どうぞ、被害が極力少ないように。希望を捨てないように。心より応援しています。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日



旧友との再会

同窓会


★写真は約3年半ぶりの再会です。

★さて中学2年からの塾仲間が久しぶりに再会しました。

★清水君は日本人なのですが早稲田大学を出で、早くからペルーへ永住して、トヨタのディーラーとしてやや手広く仕事を広めてています。

★稲垣君は早くから起業して、様々な会社を経営しています。田中君は現在もう引退していますが、それなりの生活を悠々自適という日々。

★もう一人の浅賀君は親友中の親友で3年程前に亡くなったエンジニアです。

★清水君が今回お墓参りをしてくれたそうです。あれがたい事です。

★小生だけは異色で、未だ芝居をやっているという関係。

★互いにいろいろあるものの、元気でそれを確かめられただけ奇跡の様でして。

★食事を挟んで約3時間話の尽きない、時間が止まったような一時でした。しかしこの4人とも不思議と昔話は出てこないのです。

★現状から未来への話が弾みました。

★終わって、互いに硬い握手をして、年に1階は会おうと約束しました。

★新宿へ出て、喫茶店で、「さかしま本能寺」の後半の改訂を必死に書きました。

★何れの作品も徹底的に直していかないと芝居として成立しないような気がします。

★夜上石神井の稽古場へ持ち込み、テスト読みをしました。

★また再びどうでもよいことでもめて、3日間で80%と計画していた稽古は合わせて全体で20%程の仕上がりしかできませんでした。

★明日から劇団員のO君がやすむので

★彼中心の処をこの3日間でじっくり仕上げておこうとプランニングしておいたにも関わらず、稽古をやる前から「ああでもない、こうでもないの議論」。50年になろうという稽古体験の中で初めての事でした。

★しかも演出席の背後から、声高に意見するという事は初めてで、この方々は礼儀という物を知らないのだと思いました。

★人の目も見ず、演出者の背後から稽古を見て、しかも食いつく。少なくとも稽古は演出に顔の見える処に座して、こちらの目を見て意見なり質問なりすべきで、こうしたマナーさえも知らないのかと思うと慄然としました。

★でもこうした役者も呉越同舟で公演まで連れて行かねばならないのです。

★せめて、稽古場の最低限のモラルを教えてくれる人が何人か居ないと、芝居はお手上げです。

★いついかなる時もお客の事を考え、其処に向けて、今何をしなければと演出者は構想して稽古に臨むのに。

★2,3の無知の人にそれらを壊されるのだけは我慢がなりのません。

★昔の稽古のように稽古始から終わりまで、演出が怒鳴りつづければよいのでしょうか?

★それこそ時代錯誤であると考え丁寧に進めているのに旨く行きません。

★そんなこんなで睡眠剤を飲んでも睡眠4時間を欠く睡眠時間が10日程続いていて、正に心臓への負担はピークです。

★ただ何があろうとも、素晴らしい舞台を作り上げるのは長い経験と勘が助けてくれます。

★絶対にいい芝居になります。おたのしみに!!

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。


役の解釈

あっという間の葉桜


★写真はあっという間の葉桜です。本当に短い時間でした。

★さて、本日は上石神井でStake Out「音のないレモン」の稽古を並行して行いました。

★この処、ギリギリの時間の中でこことここという風に予定を立てて稽古に臨んでいるのですが、2日間予想外の事が重なり、計3時間程の損をしました。

★時間に遅れないとか、とりあえず、読んでみてから、質問するという当たり前の事が出来ない人がいて、時間がないのに前に進めないという事は本当に苦しいとしか言えません。

★いつも言うことながらスタニスラフスキーシステムが山田肇によって誤訳されたせいか、役を解釈しないと前に進めないという悪習がいまだに残っています。

★スタニスラフスキーはやるべき形をやりなさい、一生懸命それをやれば、もし幸運があれば、芝居の当日に役の中に神が下りて来るかもしれません。と言ったのです。

★これは歌舞伎役者が心ではなく3歳の頃から形をお爺さんから教えてもらい、その形を何回も訳も分からずやっていくうちに40代50代になって、やっと役の心が分かってくる(つまり降りてくる)という事と正に同じなのです。

★第一他人の書いたセリフは何回読んだからと言ってそう簡単に分かるものではありません。まず何回もやってみて、成程この役の気持ちとはこういう事なんだなと運が良ければぼんやり分かってくるのです。

★その事か分からず、解釈をやっている役者のなんと多いことか困ったものです。

★作者がこうなのだああなのだといっても、文字に現さない限りセリフとは言えません。役者はまず書き上げられたセリフを読み、動いて見なければ何も分かりません。

★それは頭の中で傑作をいくら妄想しても書いて文字にしていない作家と同じなのですから。

★せめて演出のプランに沿った稽古をしたいものです。もう本番は目の前に来ているのですから。

★稽古が終わり劇団の方向と次の公演期間規模を話したのですが、結論見送りのようになってしまいました。

★今日は何とも欲求不満の一日でした。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。




大泉~六本木~高円寺

定点観測大泉

★写真は大泉定点観測の図です。

★本日は(と言っても昨日)朝大泉の病院へ定期検診に行きました。

★4月から担当の先生が新しくなり、今までのS先生から女のO先生に変わりました。

★かなりの違和感があり、今までS先生はよく小生の話を聞き、生活の状態も把握して下さっていたの

で、今回からの先生はちょっと違いはっきり言って戸惑っています。

★終わって、軽くパンとココアを飲み急ぎ六本木へ。

★日本脚本家連盟の脚本家新聞の編集です。小生は主に2面の割り付けを本日はやりました。

★終わって新宿へ出て、コーヒーを飲んで時間をつぶし高円寺へ。

★’60~18ロクレイ・イチハチ―1960年君は18歳だったー②出演してくれた本山由乃さんの出ている安倍公房作・望月順吉演出の「愛の眼鏡は色ガラス」を見てきました。

★安倍公房初期の作品とかで、いわゆる精神病院の中でのどっちが患者でどっちが先生かわからないという芝居で、はっきり言って小生のもっとも嫌いな類の芝居でした。

★しかも演技がふりをするという演技でほとんど出来ていて、精神を病むということはこういう出鱈目で。

★観念的な訳のわからぬ会話とか動きをするという固定概念の下に造られた芝居で、何の為に再演する意味があるのか、何のために舞台化するのかという事が全く出来ていない芝居でした。

★セリフの不出来もそうですが、セリフ自体が全く役者と演出の躰の中に入っていなくて、ただ、大げさな身振り大げさなフリをするだけの2時間余りで参りました。

★ただ、身びいきではなく、本山由乃さんだけが、セリフを自分の中に落としていて、リアルなセリフ回し、リアルな動きで、大変素晴らしかったと思いました。

★こうした芝居はよくある事で、此のリアリティーのなさは他山の石として今回稽古している芝居のいましめにしなければならないと強く思いました。

★その意味ではこの忙しい時期に観た甲斐が逆にあったと思います。

★FC2のこの欄の投稿のシステムが急に変わり、写真が入れられなくなり、1時間以上あれこれやってやっと入る始末。

★しかも読みやすくする為の得意の行間開けが出来ません。お見苦しい点を陳謝いたします。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

稽古「さかしま本能寺」

君子蘭

★写真は今年も頑張って君子蘭が咲きました。

★さて、本日は「さかしま本能寺」の稽古。

★2名程が遅れたため実質稽古時間は更に少なくなり、とっくに退館の準備をしなければならない時間に突っ込んで、動きの指示のみで終わってしまいました。

★舞台監督の酒井さんが来てくれたので、終わって舞台・買い出し等の打ち合わせ。叩きに予定している日もどうやら雨の予報で、いろいろ準備について話しました。

★風邪が回りまわって小生の咳と喉に来て、大声で稽古をやったせいもあって声が出なくなってしまいました。

★明日は検診日ですが、今期から主治医が変わるので、ちょっと不安でもあります。

★早めに本日は寝ます。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 稽古、稽古、稽古
genre : 日記

劇場見学~稽古

本能寺稽古3

★写真は「さかしま本能寺」の稽古風景です。

★さて、本日は高円寺明石スタジオに、平石さん小生と音響の関本さん長谷川、出演者有志で見学に行きました。

★会場を改めて見て、高円寺の喫茶店で音響の打ち合わせなどをした後、単独で野方へ出て、上石神井へ。

★駅で先程一緒だった仲間と会いましたが、設営の準備があるので小生だけラーメンを食べて稽古場へ。

★「さかしま本能寺」の稽古をやりましたが、あっという間に9時半近くになってしまい何とも稽古時間自体が短いのは困ったものです。

★本日はいささか疲れていたので、直帰。

★役者諸氏と家人と周囲から責め立てられた風邪がどうやら小生にたどり着き、咳が苦しいのと、色々と芝居の心配をしていた後遺症でかなり睡眠障害が癖になり、中々眠れないので、ちょっと体力が落ちて来ていて困ったものです。

★なんとか頑張って乗り切ろうと思います。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 今日の出来事
genre : 日記

稽古は休みだけれど

八坂小の櫻

★写真は近所の八坂小学校の名残の櫻です。

★何年か前に、この小学校の塀から舗道に突き出してきた桜の古木を、通行の邪魔だと大量に切り落とし、引き抜いてしまいました。

★今では、かろうじて、じゃまにならない桜が何本か生えているにとどまっています。

★その時先生たちは小学生に何と教えたのかと大変気になりました。

★「先生どうして桜の樹を取ってしまったの?」「それはね、人間の通行の邪魔になるからだよ。分かるかな、人間にとって邪魔なものはいいですか皆さん、切り取って捨てて暮らしやすくするものなのですよ」と先生は答えたのでしょうか?

★何とかして、先生たちは市に交渉して「子供たちの為に桜を伐採しないでください」とは言わなかったのでしょうか?

★公立の小学校は市や市の教育委員会が決めたことには逆らえないからなのでしょうか?

★桜の季節になり、ほんの数本しか残っていない滅失してしまった桜並木を通るたびにそう思うのです。

★さて、本日は稽古は休みで、衣裳の大きな荷物を抱えて、劇団員の北村が事務所にやってきました。

★そして、パンフレットの原稿作りをやりました。

★夕方合流した家人も文章の校正等でいろいろ指摘され、たまたまという言葉も2回も使っていて、変だという事になり、「おれはたまたまという言葉が好きなのだ」と言ってしまいました。

★偶然という言葉に直そうという事で、偶然のグウを確かめるためにスマホのマイクにに呼びかけますと、「偶然とは必然の反対の現象で・・・・」というわけのわからない事を電気仕掛けの女の声がしゃべりだしました。

★ほら、やっぱり「たまたま」という言葉の方がいいじゃないかと思いましたが、編集者の言葉にしたが゛って直した次第です。

★たいしたことはないのですが、人員が足らず、大道具の叩きの日に、空いていたら手伝ってくれという電話を既に劇団を止めた劇団員に電話で頼んだりしました。

★あっという間に休みの一日は終ってしまいました。

★まあ、休養の為の休み日ではなく、作業の為の休養日とはわかっていますが、少し休めたらなーと、気弱に思ってしまうG.Cでした。

★なに? ジジイじゃないよ、G..C(ジィードットシー)グランドキャニオン=高貴な谷の高谷(タカヤ)の略なのでお忘れなく。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。


theme : ひとりごとのようなもの
genre : 日記

参宮橋稽古場のラスト

檸檬1

★写真は「音のないレモン」の稽古風景1場面です。

★さて、本日は夜参宮橋の稽古場で、「音のないレモン」の稽古をやりました。

★前半から中盤にかけてですが、演技指導と演出が混在した状態で進むので、中々大変です。

★でも一つずつ積み重ねていく以外ないので、辛抱強く稽古をしていきました。

★本日は今回の公演の稽古場としては参宮橋は最後なのですが、ここのところ旨く睡眠の調節が出来なくて、躯がかなりきついので、皆で飲むこともなくまっすぐ帰ってきました。

★連日朝早くから出かけている家人も風邪が治っても咳がなかなか止まらず、本日は帰って来てから夜団地の自冶会の仕事があったようで、ボロボロになっているようです。

★間もなく70歳になるので、いくらタフと言っても連日6時起きで、出かける仕事は大変です。

★こちらは夜出かけての深夜の帰りの為すれ違いが多く、劇団関係の打ち合わせもあまりスムーズとは言えず、そんなこともイライラの原因ではあります。

★ともかくあと3週間弱、老体に鞭打って頑張る他ありません。

★劇団の若手も頑張ってくれているのですが、このところ体調不如意で、中々旨くいかない部分もあります。

★この山場を乗り切れば展望も見えて来て、必ずや良い芝居になると思います。

★ここが胸突き八丁、正念場でもあります。

檸檬2


★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 稽古、稽古、稽古
genre : 日記

さて、あと20日ですが

チラシ新表小
チラシ新裏小

★写真は再び今回の公演のチラシです。

★さて、いよいよあと20日で初日という事になりました。ですが、3本立てということは、それぞれ1本約1週間で本番という事になります。

★大変です。

★本日は上石神井の稽古場で、「音のないレモン」だけの稽古でしたが、急遽けいこ不足の「さかしま本能寺」の一部も稽古しました。此れからは、こうした変則稽古がどうしても増えていくような気がします。

★稽古の途中、舞台監督の酒井さんが稽古場に見えたので、簡単に打ち合わせをして、長谷川と二人で、小生の自宅兼事務所に向かってもらいました。

★事務所の叩き場の様子と、残材等の確認の為先に行ってもらったのです。

★稽古終って、すぐ帰り、自宅兼事務所に居た酒井さん長谷川と更に打ち合わせを終電ギリギリまで行いました。

★あっという間に桜も散り、ようやく暖かくなったのでしょうが、コンクリートの部屋の中はまだ春の温度になるのには日にちがかかりそうで、また嘘寒い感じです。

★とにかく頑張って面白い芝居を造り上げるしかありません。どうか力を!体力を!とひたすら祈るような日々です。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 今日の出来事
genre : 日記

稽古2本立て3日目

チューリップ咲いた

★写真は近頃咲いたチューリップの花です。

★さて、本日は朝7時に目覚め雨の中、病院に行くべく満を持して、東村山の駅へ。すると電車が遅れバス乗り場に降り立ったのが小生の2,3分進んでいる時計で、ちょうど9時40分。雨で急いだのか、無情にも9時40分のバスは行ってしまってたのです。

★そこで、バス乗り場にあった西武バスに電話して、同じ西武なのに電車が6分遅れたら、連携してバスが待つという事はしないのか?と言いました。電話に出たバスの係りの女の人はただひたすら謝るばかり。

★謝ってもらう事を期待したのではなく、何故電車が遅れたら、駅舎から1分とかからないのに、伝達して、今遅れているので、すこし出発を待ってくれというアナログな伝達が出来ないのかという事です。

★なにもかもが、マニアルに依るもので、抗議があればただ謝っとけばいいという体質が本当に嫌です。

★医者は予約制で、次のバスまでは20分以上あるので、仕方なくタクシーに乗りました。1630円也の出費です。

★以前京王線の分倍河原で京王線とJRが交差していて、夜11時過ぎ、下り電車がほぼ同時に駅に到着し、乗り継ぎが出来ず、冬の駅で約1時間程次の電車を待ったことがあります。

★この場合は会社が違うので例え同じ駅でもダイアが違うと言い張るのでしょうが、利用者の事を少しも考えていません。

★連絡の悪さには腹が立ちます。そう言えば前にも書きましたが、3年程前、TBSで同じ作者の「下町ロケット」を小生ラジオドラマに脚色して放送したのに、同じTBSでTVドラマがあんなにヒットしても、ラジオドラマを再放送しようとはしないのです。

★同じ会社と言ってもラジオとTVは違うから・・・・と多分言うのだと思います。いやそれより前に自社でラジオドラマを2時間もかけた作品を作り放送したという事さえ、TV制作担当者は多分知らないのでしょう。

★連携の悪い世の中です。マニアルとデジダル。まったく恐ろしいことです。

★先日地下鉄のドアにベビーカーが挟まって、新人の女車掌があわてて、停止ボタンが点滅しているのに、パニクッて走ってしまったという事件がありました。

★この事件の本当の怖さは、人員不足という事なのです。いいですか、今や都心の地下鉄、郊外の私鉄は運転手1人しかいません。駅に電車が止まると、運転席の窓から身を乗り出して、運転手がドアを開け、ドアを閉めて発車しています。

★「この電車はワンマン運転です」とたまにアナウンスされることがあります。でもほとんどがワンマンです。

★これは本当に怖い。例えば小生のように心臓が急におかしくなったような人間が運転していて、突然運転席で倒れたらどうしますか?電車にはATSがあるので大丈夫といいはるのでしょうか?

★車掌の居ない東京の電車で、運転手が急に倒れていつか起きる大事故は必ずあります。本当に怖いと思います。

★ニュースはそう言った事まで掘り下げてはみません。有効求人倍率がどうこう言う前に、鉄道は車掌をせめて復活すべきです。

★今日は珍しく稽古の話になりませんでした。

★睡眠5時間ほどで7時に起き、夜中の1時を過ぎると、やはりさすがの心臓のステントが騒ぎ出します。「いい加減にしろよ。俺はちぎれるぞいいのか・・・・」と。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 思ったこと・感じたこと
genre : 日記

桜は本当にきれいなのか?

満開の櫻

★写真は満開の桜を11階から見下ろすの図です。

★さて、本日は夕方、中谷が事務所に三脚やカメラ等を取りに来ました。

★昨日に引き続き、今日も石神井の稽古場で平行して2本の稽古です。小生の組は「さかしま本能寺」の稽古。

★稽古用小道具等の準備、稽古用衣裳の準備等がなされていないので、稽古の初めに少し怒りました。

★演出が言うからとか、演出に怒られるからではなく、自分の稽古の為にきちっとそうしたことは最新の注意と積み重ねで、やってもらいたいものです。

★稽古はある程度進みましたが、やはり圧倒的に稽古時間が少ないように思われます。

★終わって、駅近くのマックで道具の仕込等についての打ち合わせを北村・長谷川と行いました。

★本日は暖かく桜は満開です。

★この年になると、「あゝこれが最後の櫻なのかな」等と変に感傷的に成るのですが、桜を美しいとは約50年以上前、自身の20歳の頃はとても思えませんでした。

★事実自分の書いた「書割の中で」という小説の中では「あの醜い桜がそこかしこに散り落ちて、その花弁の舞い散る中を君は行く・・・・」と書いていました。

★また夭折にあこがれていた20代の頃は「こんなにも、早く散るとは知らざりき、己も見えず桜花かな」と歌ったりしていました。

★古来桜を醜いと歌った歌人や小説家はいなかったように思います。ただ、「桜の木の下には屍体が眠っている」と書いたのは坂口安吾か、梶井基次郎かです。

★いや調べればすぐわかることですが、あえて調べません。そのどっちかが書いたのですが、これは桜の見事さを礼賛した者で、あまりに美しいので、木の下には屍体が埋まっているのではなかろうか?という意味で使ったのかと思います。

★確かに他の花に比べて、たった7日程で散ってしまう潔さが、一つの美学としてたたえられ、ともすれば軍国主義の高揚の為にも多く使われてきたと思います。

★いつも思うのですが、本当に桜はすばらしいのか、そんなに綺麗なのか?多くの人がそう言っているだけじゃあないのか?という処から出発するのが芝居だと思ってこの50年余りやってきました。

★そういう疑問が持てない者は芝居をやっても大成はしないと思うのです。

★そんなに皆の意見と同じでいいなら芝居などやらずに、みんなと同じような生活をしていけばいいじゃないんですか?
とへそ曲がりの天邪鬼が今日も人知れず吠えています。

★でも、桜は限りなくきれいです。そして来年も再来年も、更にその翌年も桜をめでながら芝居がやれていたら、どんなに幸せだろうかと、桜の樹の下で夢想するG.Cであります。

★明日が早いので本日これまで。お休みベィビー!また明日。早めに失礼!

★おまけに、演劇を熱く語る中谷を一枚。此れは余計かな・・・・


中谷気焔上げる

theme : つぶやき
genre : 日記

稽古2本

檸檬稽古3

★写真は「音のないレモン」の稽古風景です。

★さて、本日は上石神井の稽古場で、バテーションで2つに仕切って「Stake Out」と「音のないレモン」の稽古を同時にやりました。
「Stake Out」は平石さんの演出、「音のないレモン」は小生の演出で2手にわかれて稽古をやりました。

★昨日は参宮橋で、稽古場の空間が変わると、せっかく何回も稽古した呼吸やメリハリという物が、又元に戻ったようになってしまうのは、いつも感じることで、本当に演出としては悔しい空間の移動です。

★やはり常にその空間によって醸し出される空気ややり取りが全く変わってしまうので、仕方のないこととはいえ稽古場の移動は消耗します。

★しかしそれで嘆いていても仕方ないので、改めて仕切り直しのような稽古になります。

★こうした空間が違うと芝居が元に戻ってしまうという事に関しては演じている役者の方はあまりわかっていないようなのです。
それだけ役に没頭しているといえばいいのか、客観性がないのかよく分かりません。

★ただ、めりはりや相手とのセリフの受け渡しが何回か稽古をしてかみ合っていい具合になってきたと思うのに、稽古場が変わると、ゼンマイが戻るように元に戻ってしまうのはどういうことなのでしょう。未だによく分かりません。

★これからの課題です。というより今までを含めて永遠の課題です。

★稽古終って、平石さんと有志で近くの新しい飲み屋へ。打ち合わせを含めて、色々話をしました。

★スタッフのコミュニケーションを含めて、ちょっとちぐはぐなところが沢山出てきて、やはり3本立ての芝居には様々な問題が山済みであると実感しています。

★やはりこうした形式では、舞台監督とは別に全体をコントロールしていくプロデューサーのような存在が必要なのかもしれません。

★本来がその役目である小生も、2本の演出にとらわれて、しかも自分の本ではないので、芝居として成立しない部分を全部直していくわけにもいかず、ちょっとイライラの頂点に達しているような気がします。

★ここが山場で、ここを何とか乗り切らないとと思ってはおります。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 今日の出来事
genre : 日記

バネ指の治療

桜のトンネル

★写真は近所の桜のトンネルです。

★さて、本日は午後、バネ指の治療に近くの病院の整形外科へ行きました。

★昨年11月の半ばに薬指に注射して具合が良くなってきたと思ったら、今度は中指がバネ指で例によって注射をしてもらいました。先生によると昨年の5月以来だそうです。

★この注射は不思議で、キシロカイン注ポリアンプ1% 5mとL0.2Aケナコルト-A筋注用関節腔内用水懸注40mg/1mL1瓶というもので、これを打つと最初のうちしびれていて、1日2日は痛いのですが、そのうちハネていて折りたたむことの出来なかった指が普通に動くようになるのです。

★ただこれは打つときにものすごく痛いのと、3月~半年するとまた効果が無くなり指がはねてしまうのです。今回は1年持つ多様ではあります。

★担当の中村先生本人が両手の何本もバネ指で、何回も注射したり、注射がきかなくなって手術もしたりしている方なので、注射の際に看護婦の顔を見つつ、「これは痛いんだよ」と何回も言うのです。

★温厚で実にいい先生なのですが、そう言われると、どれだけ痛いのかと想像してしまい、注射の寸前に覚悟をすると、意外とそれほど痛くないので、これも先生の術なのかと思ってしまうほどです。

★まあ、とにかく、2時間待合室で待って、注射をしてもらいました。

★病院の待ち時間はなんとなく落ち着かず文庫本は読めなくて、スマホをいじっているのも、病院では気がひけるので、いつ辞めてもいいようなスポーツ新聞を大抵読んでいるしかないのですが、本当に最近こういう時間が多く、残り少ない人生の中でこの時間は随分と無駄だなと思ってしまいます。

★帰り着いて、自宅兼事務所に来てくれたスタッフの長谷川と打ち合わせをして、稽古に少し遅れて、参宮橋に駆けつけました。

★「音のないレモン」のセリフ合わせをやってくれていて、早速冒頭より稽古をしました。

★以前ギルドに居た石井君が見学に来ていて、稽古終って彼も誘って新宿へ出て、「音にないレモン」の作者でもあり、音響のプランを作ってくれる竺原君とバーミヤンでラーメンを食べて後、約1時間、2本の芝居の音や録音についての打ち合わせをしました。

★帰り着くと1時を廻っていました。

★それにしても病に負けず、よく働く老人ではあります。もっとも気分は20代後半ぐらいですが・・・・

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 今日の出来事
genre : 日記

芝居の案内状

シーニ横

★写真はCⅡ227通称シーニの雄姿です。現在は大井川鉄道を走っているという事です。73歳の老機関車です。

★さて、本日は稽古は休み。休みの日に限って旨く寝ることが出来ず、4時に寝て10時前に目が覚めてしまい、色々芝居の段取り等考えると眠れなくなってしまいました。

★これではいかんと、ちょうど休みだった家人と珍しく一緒に朝飯を食べ、入眠剤を飲んで再び寝て1時間ほどで宅配便に起こされました。

★頭は眠くてたまらないのにもう眠れず、芝居の案内を送る宛名のチェックを3、4時間かけて、やりました。

★発送の為の封筒へ入れる作業等は苦手なので、家人が一人で、ほとんど14時間くらいかけてやっています。

★今回間が悪く劇団員の助けを受けることが出来なかったので、とにかくこの作業は人海作戦なしでやるのは如何に大変かという事が身に染みてわかりました。

★午前2時になろうかと思われますが、未だ家人はやっております。

★劇団はやはりこうした体制では、何とか協力してやってもらいたいものです。

★69歳と73歳の二人が400通を超す案内状を作り送ることは本当に大変です。ですから劇団がユニットになって全てこちら側でやらなければならなくなったら、もう芝居を企画することは無理だと思います。

★それほど、稽古以外の事務的な事や制作的作業。スタッフワークは1本の芝居を打つ為には大変な事で、まして今回は短編とはいえ、3本の芝居では3倍の手数がかかるという事なのです。

★劇団員の沢山いる処は旨く機能すればいいのですが、少人数の劇団員と客演で連携してやる公演は中々大変です。

★勿論お客さんにしてみれば、客演か劇団員か等という事は関心の埒外で、芝居は面白いか否かという事がいつも問題なのです。

★また、こちらも一つの公演という船に同道して乗っていくので、その両者の区別は全くないのですが、まあ、どうしてもスタッフ的作業に関しては遠慮してしまうという事があり、いたしかたのない処であります。

★作業と年にもよる睡眠障害の裡に本日は終わり、桜の満開もあまり満喫できませんでした。まあ、それも贅沢な愚痴で、こうして芝居が出来る事の幸せを改めて噛みしめております。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 今日の出来事
genre : 日記

桜は満開で

桜満開

★写真は我が家から見下ろす桜満開の図です。

★さて、桜もほぼ満開ですが、花冷えでうすら寒い気候です。

★今日は昼から今回の芝居の案内状、ごあいさつ文、guildpageの編集等に追われて、気が付けば稽古に行く時間。

★自転車と電車の乗り換えで参宮橋の稽古場へ向かいました。

★本日は「さかしま本能寺」の稽古で、前半の3分の1程を繰り返しやりました。

★大分軽妙になリズムも出て来たのですが、未だ変に力んでいるところがあって、洒脱な笑いになるかどうかは瀬戸際という処です。

★まだまだ緩急なリズムと力を抜いた演技が必要です。

★さすがに連日の稽古とその後の懇談会にいささか疲れて、本日は稽古終りにすぐ帰ってきました。

★それでもやはり、家について着替え、嗽・手洗いなどすると、夜11時になります。

★この処家人とも完全に入れ違いでしたが、帰り着いて二言、三言交わして、家人は疲れ切って寝てしまいました。もっとも風邪をひいているので致し方ないと思います。

★稽古場も風邪が流行っていて、これが循環伝染しないようにと祈るばかりです。

★明日は久々の稽古休みといっても、一日中案内状のチェックと発送の為の準備に追われます。

★それにしても動けるうちが華だし、知らず知らずに稽古中、駄目だしで動く運動量は大変なものですが、それが逆に運動不足を補い活性化しているのだと思います。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 今日の出来事
genre : 日記

「さかしま本能寺」

本能稽古1

★写真は「さかしま本能寺」の稽古風景です。

★さて、本日は午後市ヶ谷の放送作家協会会議室で、2か月に一度の理事会がありました。

★報告は約45分で終わってしまったので、その後は雑談的な会議に移行。

★理事会もあと1回で終わりです。其のあとは新しい理事が任期2年で任命されることになります。

★色々考えて小生も立候補しましたが、どうなる事やら・・・・

★終わって、40分程有志でお茶を飲んで喋り、その後新宿へ。

★MDカセットテープ(これは絶滅危惧種に近い1本350円)を求め、ラーメンを食って参宮橋へ。

★喫茶店で、2作品の音の出し入れ等をそれぞれの脚本に記入。

★本当に時間がないので、寸暇を惜しんでやらないと間に合いません。

★それから稽古場へ。「さかしま本能寺」の前半の立ち稽古をやる。

本能稽古2

★前半はなんとなくリズムが出て来たが、まだ道は遠い。

★終わって音響のオペレーターをやってくれることになった関本君と今回の出演者金山と3人で飲む。

★かぜっぴき等が多く、本日はごく内輪でしっとりと。

★帰り着くと午前様。

★招待案内用の文章など書こうとするが風呂から出たらこの時間3時40分。無理なり。

★明日に送る。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日

theme : 今日の出来事
genre : 日記

「音のないレモン」

空堀川のレンギョウ

★写真は空堀川の岸辺に咲く連翹の花です。

★さて、昨日は稽古がなかったせいで運動量が不足したのか、あるいは別の肉体的な事なのか、朝5時に寝たら、6時半、家人が出かける支度をしているところで目が覚めてしまい、トイレに行き寝たら更に8時頃目が覚めてしまい、更に寝たら10時過ぎに宅配便に起こされてと散々でした。

★これほど眠りが分断されると、どう考えても眠った気がせず、これは一種の睡眠障害ではないのかと考える始末でした。

★それでも何とか眠気を飛ばして、参宮橋の稽古場へ。

★本日は「音のないレモン」の稽古でした。

★出だしからいきなり立ち稽古というスタイルで始めました。

★まだ、セリフが躯の中に落ちて来ていないので、相手のセリフをきっちり受けるという事が出来ず、芝居事態はスカスカとしています。

★まあ、それもしばらくは仕方ないと目をつぶって、ポイントだけを直して、進んでいきます。

★ある程度ラストまで行って全体の流れをつかまないと、役者も旨く役を捉えられないのかもしれません。

★本日はかなりへばっていたので、直帰。

★スケジュールは詰まってきて、案内状等を造らねばならず、時間に追われ、時間に振り回される日々が暫く続くようです。

★大分暖かくなってきましたが、未だ油断できません。すぐ寒くなるので・・・・

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 今日の出来事
genre : 日記

プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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