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脚本完成

稽古1

★写真は半立ち稽古の風景です。

★さて、やっとの事脚本が完成しました。

★稽古に入ってから早9日目。本来こういう事があってはいけないのですが、年齢による体力の低下、同時に進行していた仕事の忙しさ等々のお決まりの言い訳の中、脚本の完成が遅れました。

★しかしやっと出来上がりましたので、後は演出のG.C.に任せて、脚本家のG.C.さんには清く引退していただきます。

★作・演出の一番難しいことは、自分の書いた脚本に執着して、「ここの言葉はこう書いたのだから、こういう風に演じてくれ」とか「ここの処がどうして分かんないんだよ。俺がこう書いたんだからこう演じてくれよ。書いた本人が言うんだから間違いないんだ」等と言い出すことです。

★演劇もテレビドラマもラジオドラマも、書き上げてしまえば脚本家の仕事はある意味で終わりです。後は演出と役者とスタッフに任せるべきなのです。

★ところが、それがわからない、自作自演出家がこの世界には多いのです。ですからこんな演出家にかかると、初めから終わりまで、本にこう書いてあるんだから、君たちはその通りに演じろ等とバカな事を言い続ける稽古に終始しがちなのです。

★勿論自分が書いたセリフを思いもかけない方法でしゃべられたり、思ってもいない動きで演技をされたりすると、作者は傷つき、いたたまれなくなります。そこで自己防衛の為に、もう一人の作者演出家が顔を出し、ああでもない、こうでもないと言い出すのです。

★そういった演出家は失格で、本当は芝居をやる資格はないのです。

★芝居はあくまでも総合芸術であり、あえて言えば最終的に芝居は役者のものです。演出家や脚本家が客に何かをひけらかす為の舞台ではないのです。

★今回のように3人の演者が居たら、彼女たちのそれぞれの個性を見守り、彼女たちの脚本への理解と、表現を個性的に魅力的に舞台化するために整理し、リズムをつけ、アンサンブルを作り上げるのが演出家の仕事です。

★そこには本を書いていた時の作者はもういないのです。

★だから、書き上げた時は嬉しいのと、作者との別れが悲しくもなるのです。

★これがわからない、ワンマン演出家が多すぎます。彼らは所詮人間の持つ想像力と創造力が、こと舞台に関しては1人の人間では何もできないという事、限界があるという事が分かっていないのです。

★そういうワンマン演出家の舞台には必ず押しつけがあり、役者は皆均一の演技をして、個性が殺されてしまうのです。

★そういう舞台を何百回も見てきました。だから、その失敗だけはしたくないと思うのです。

★自作に誇りを持つことと、うぬぼれは違います。現にうぬぼれは戒めて、稽古に臨みたいと思います。

★さあ、明日から徹底的に3人の女優の輝きを磨き続けたいと思います。それがお客様への最高の舞台だと思うからです。

★大分テンションが上がりすぎました。本日これまで。

★おやすみベィビー!また明日。
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theme : 稽古、稽古、稽古
genre : 日記

本日も稽古なり

梅雨空

★写真は梅雨空です。

★さて本日は雨は降らなかったのですが、どんよりとして湿っていて、ちょっと梅雨寒むという感じでした。

★そんな中、少し遅れて、稽古場へ。

★ほとんど脚本は出来ているのですが、時間がなく、最後まで書ききれませんでした。

★新しい処の読みと、冒頭部分から半立ち。出来るとこまで、台本を離したのですが、セリフが多いせいか、セリフがあまり入っていないようでした。

★稽古は遅く行ったので、時間もなく、ほとんど、読んで、読み方が間違っているところの訂正に終りました。

★とにかく、本を書き上げなくてはすべての事が進みません。小生にかかっています。

★終わって、ラーメン屋で若い二人のスタッフとちよっと会議。二人の抱えている問題にアドバイスの1時間でした。

★若い者は志と夢を持って頑張っているので、少しでもそれらの事に経験的アドバイスが出来たらと思っています。

★帰り着いて、11時半。家人と話して、録画したニュースとスポーツ等を見て、頭を真っ白にして休め、パソコン前に座るのは2時を過ぎます。

★そこから、キーボードを打ちながら睡魔との戦いです。こうして戦っていくのが唯一残された年を取らない方法論ではあります。

★負けねえぞ!

★本日これまで。おやすみベィビー!また明日。

theme : ひとりごとのようなもの
genre : 日記

パントマイムの公演

ベランダのゼラニューム

★写真はベランダのゼラニュームの花です。

★さて、本日は夕方新宿へ出て、CDショップHMVへ久々に行きました。流石にCD・DVDの新品の販売の店はすたれてきたのか、以前より店舗が大幅に縮小されていて、時代が時代とはいえ、何ともさびしい限りでした。

★かつてはよくCDを買ったものです。処が探していた浅川マキのCDアルバムは一発で手に入るという奇跡。

★こんな古いアルバムがすぐ手に入るとは・・・・しかもアマゾンより安いのが何とも嬉しかったのです。

★その後新大久保に廻り、スタジオエブァという処で、細川紘未さんのBE ALIVE というソロパントマイムの公演を観に行きました。

★劇団ギルドの映像をいつもお願いしている音楽家であり、多彩な才能を持っている松田 充博さんの演出で、素晴らしい舞台でした。

★6、7年前に北千住のシアターー1010で見た、アメリカのパフォーマンス集団の舞踏的なパントマイムは見たけれど、それこそ40数年前に赤坂かどこかで見たヨネヤマ ママコさんのパントマイム以来だったので、実に新鮮でした。

★9本程の短編中編をつないだパフォーマンスで、細川さんの品のある情熱的で軽やかなパントマイムは吾々が最近作っている舞台では失われているしなやかさを見せられたようで、随分と考えさせられました。

★コミカルな動きや舞踏的なマイムの中で、人間の哀愁や何とも言葉にならない憂いや、生きている事のやりきれなさを感じる1時間半くらいの舞台で、素晴らしかったのですが、本日(昨日27日土曜日)が楽日なので、宣伝になりません。

★興味のある方は、また機会があったら是非細川紘未さんや松田充博さんを検索してみてください。パントマイムは本当に心洗われます。

★終わって打ち上げと交流会があり、出たかったのですが、脚本書きの続きがあり、そのまま帰ってきました。

★新宿・新大久保の土曜日の雑踏は、韓国語と中国語が飛び交い、移動トランク(? )であふれかえっていて、ここは何処の国かという雰囲気でした。

★いいとか悪いとかでなく、この国の東京の雑踏に居るという孤独の明瞭さがここ10年くらいで全くなくなってしまったのです。

★今年の10月には是非1960年~75年くらいまでの年代に存在する、都市と青年の明瞭な孤独を描いた芝居を書いて上演しようと思います。

★「'60~18(ロクレイ・イチハチ)」-1960年、君は18歳だったーを下落合のTaccs1179で10月29~11月1日に公演いたします。

★その前にアルタルフal・talf ー獅子の一瞥ーを7月25・26日と上野小劇場でやりますので、こちらもよろしく。

★女優3人の華麗なる舞台です。

★本日これまで。おやすみベィビー!また明日。

theme : 今日のしあわせ
genre : 日記

消しては書いて・・・・

渋谷駅前昨今

★写真は渋谷の最近の駅前交差点の図です。

★さて本日は稽古は休みでした。

★梅雨も今が最盛期なのか一日中雨。

★雨の中、家人は40名の利用者さん(最近は施設利用者さんというのだそうです。もっと差別的でない良い言い方はないものでしょうか)達と栃木県の方のせんべいやさんや湯葉を造っている工場等に電車で行って来たそうです。

★色々な手配の関係で、バスではなく電車になったことで、大変だったようです。様々な症状というか個性をもった方々なので、それらの引率と気配りはたいそうな事のようです。

★疲れて帰ってきましたが、その大変さを楽しみながら前向きにやれるところが、小生等とは器が違い家人はたいしたものだと改めて思います。

★それにくらべ小生は体調を整え、うじうじと、脚本の後半もう少しのところを書いては消し、消しては書いての1日でした。

★何とか先は見えているのですが、やはり色々説明的すぎるとか、観念的すぎるとか、ドラマとして盛り上がりはどうなのかといった様々な問題にぶつかっては考え、書き直したりしています。

★パソコンのキーの打ちすぎか、右肩の痛みが激しさを増してきたり、進まない事の弁解的症状が増えてきて困ります。

★ただ、そんなことを言っている場合ではないので、ひたすら、書いて、書いては消し、消してはキーを打つ18時間であります。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : ひとりごと
genre : 日記

稽古は続く

緑3

★写真は東村山中央公園の木々です。

★さて、本日も稽古。脚本の続きを抱えて、曇り空の蒸し暑い中上石神井の稽古場へ。

★本日は小生以外、スタッフ1名だったので、3名の出演者を入れても5名。

★いささか、淋しい稽古でありました。

★稽古場に到着したのが遅かったので、追加部分の読み合わせと、セリフの入っている冒頭部分の動きの確認。

★全体を通して更に読むという稽古で終わりました。

★今回の女優陣は休み時間等に、それぞれ脚本の中の疑問や、不明な点を実に積極的に質問してくるので、結構いつになく稽古はまじめで、充実しています。

★こういう稽古は創造的で楽しく進みます。すると色々創造的アイディアも稽古場で浮かんできたりして、よい相乗効果を生み出していきます。

★今回は初めにテーマありきという造り方ではなく、3人の女優の個性をどうやって見せて行こうかという事が出発点で、芝居の組み立て方がいつもとは逆なのですが、これはこれで、脚本を書いて行く上での苦しみもあり、逆に楽しみもあります。

★結果は同じで、どう芝居として面白く、お客さんに見せることができるのかという命題に向けて、稽古をしていくことになります。

★吾が劇団の北村を中心に、ダンサーとしてプロだけれど、セリフはほとんどしゃべったことがないMime、舞台キャリアは少ないけれど、新鮮な演技をする佐藤。

★この3人のそれぞれの個性を何としても際立たせて、しかもそのアンサンブルを程よい情熱にして面白く舞台にしたいと思います。

★是非楽しみにしてください。

★本日これまで。おやすみベィビー!又明日。

theme : 稽古、稽古、稽古
genre : 日記

自主稽古にして

緑2

★写真は東村山中央公園の緑です。

★さて、本日は何としても脚本を書き進めようと、稽古は自主稽古にして、セリフ合わせや動きの確認をスタッフに任せて、稽古場には行きませんでした。

★山場の展開がうまく出来てきたので、今度はどう決着をつけ、芝居として落としどころを見つけて、芝居を終わらせるかという処まで来ました。

★セリフを覚えたり動きを確認したりの自主稽古も、演出助手の報告によれば、うまく行ったようなので、ほっとしています。

★このところ睡眠障害というか、トイレに何回も目が覚めて、全体で7時間ほど寝ても、まったく眠った気がしなくて、パソコンの前に座っても、すぐ眠気が押し寄せてきて書けなかったりとか、大変苦労をしています。

★やはり、体力です。体力の衰えとの壮絶な戦いの中で、原稿を書くという事が大切な事になって来ます。

★自慢でもなんでもないのですが、ある程度の構想があればPCの前に座れば、セリフは自然に出てくるのです。だるさ、眠さがなければ若い頃のように途中で行き詰り、何時間も次の展開を考えるというような事はありません。

★その衰えを解消するためには多分余裕をもって、1日5枚ずつとか、10枚ずつ計画的に時間を決めて、書いて行くのが良いのですが、子供の頃から計画的な勉強ができないまま、大人になって、自分の勘や感覚だけを優先に仕事をしてきたことのツケが今の小生を苦しめています。

★またそのことが周りのスタッフキャストにも迷惑をかけるので、なんとかせねばと必死で改革を目指している最中です。

★いくつになっても己を守ろうとするのではなく、柔らかな考え方で己を変えようとはしているのですが、人間のDNAに組み込まれた、現状維持や保守的に自分を守ろうとする力との戦いは果てしなく続きます。

★本日これまで。お休みベイビー!また明日。

theme : ひとりごとのようなもの
genre : 日記

稽古2週目

緑1

★写真は東村山中央公園の緑です。

★さて、本日は稽古が始まって2週目の初日。

★ギリギリまで、追加台本を書いて、若干遅れて稽古場へ。

★若干遅れてというのは訳があるのです。

★役者は稽古の始まる前にウォームアップや発声の練習をしたり、今のように稽古の前半であれば、セリフを覚えたり、対話をしたり絡む役者同士のセリフ合わせをしたりの時間が必要なのです。

★稽古場を抑えておける時間がたっぷりあれば別ですが、貧乏小劇団では、1時間いくらという稽古場代をそうゆとりを込めて大目には取れないので、本来やるべき稽古時間外の訓練やアップを、稽古の初めに食い込んでもやらざるを得ないのです。

★したがって、わざとその30分を役者に与える為に、演出はいつも遅れて稽古場に行くのです。

★今回ははじめて、ギルドでやる人や、初めて役者そのものをやる人もいるので、連日早めに稽古場に入っていたのですが、そろそろいつもの30分遅れの稽古場到着にしようと思っています。

★亡くなった寺山 修司さんが、きしくも言っていましたが、本当に演劇を育てようとするなら、馬鹿でかいホールを建てるではなく、
若い劇団や小劇団の為に国が稽古場会館を建てるべきだと。

★本当にその通りだと思います。吾々はいつも稽古場で本当に苦労しています。お金の有る劇団は、新宿やその他の比較的便利な稽古場を一括で、30から40日借りて、そこで上演する小屋へ入るまで、充分に稽古をするのですが、我々にはそんな余裕はありません。

★場合によっては、稽古場を転々としたり、たいていは公共施設の安く、しかも開いているところをいろいろ探してと抑えて、稽古をします。

★ですから、セットをきっちりと組んで、その実寸のセツトに模した空間で稽古をやるなどという事は、夢のまた夢です。

★それに、役者もうちの劇団で言えば皆、必ず昼間アルバイトをしていますから、それが終わって、駆けつけて稽古をやるというのが精いっぱいです。

★劇団によっては、夜バイトをやっている者が多いと、必然的に昼稽古という事に成ります。

★国から助成金をもらってやっている劇団もいますが、これも著名な小劇団が常連のように取っていって、我々のように、15年間に34回もの自力公演をコツコツやってそれなりの評価を受ける劇団でも、毎年申請をしても落ちているばかりです。

★借金が増えるわけです。

★「自腹を切って演劇の公演をやる人間の神経がわからないわ」と言ったテレビ作家がいましたが、この人には絶対に招待状や案内を送りません。それが小生のせめてもの意地です。

★ただ好きだからという単純なくくりで、何年も劇団を維持して、芝居が出来るものではありません。

★だからと言って、決してうぬぼれて、社会に対して何かいいことをやっているという意識などはありません。

★ただ、こんな世界もあるのですと、お客様にただ提示したいだけなのです。楽しんでもらえなければそれまでです。

★ぐちなのか、何なのかわからなく成りましたが、頑張って、いい舞台を創るだけです。

★今回は3人の女優たちが本当に懸命に頑張ってくれているのと、それをサポートする劇団員を中心としたスタッフが実に力強く支えてくれています。

★間違いなく、いい舞台になると思います。あとは小生の本と演出次第です。月並みな言い方ですが、心して、頑張ります。

★是非応援をよろしくお願いします。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 稽古、稽古、稽古
genre : 日記

放送作家協会の理事会など

新宿中央公園の新緑


★写真は新宿中央公園の新緑です。

★さて、本日は昼過ぎ渋谷で放送作家協会の理事会があり、3時から年に一度の放作協の総会がありました。

★相変わらず古いことがただ自慢の老害に近い人の長い演説などありましたが、それ以外はとどこうりなく終わりました。

★懇親会までに30分程間があったので、めったに会えない、九州支部のKさんMさん達とほんの20分5人で飲みました。これが一番楽しかったです。

★五時からは懇親会。20人程が懇親の一時。中には1年ぶりに会うなつかしい方もいました。

★脚本やら気になる事があったので、そろそろ終わる頃に失礼してきました。

★たいしたことはなかったのですが、1時~7時過ぎまで色々あると、疲れます。

★何が疲れると言って、色々な方がいて(それは当然なのですが)各会合の合間にお茶を飲んで話したりと、ただそれだけなのに、この年で社交苦手な小生は疲れてしまいます。修業が足りません。

★本日これまで。お休みべィビーまた明日。

theme : 今日のつぶやき。
genre : 日記

プリンターが届いて

金子梅

★写真は金糸梅の花です。

★さて本日は午後、注文しておいたプリンターが宅配便で届けられました。

★パソコンとの接続に時間がかかり、メーカーの相談室に電話をして、色々と指示をもらって、やっととりあえずプリントが出来るようになりました。

★なにしろ、台本を刷ったり、スケジュール表をパソコンからコピーしたりと、プリンターがなければ仕事にならないので、大変です。
そしてプリンター事体はごく安いのですが、インクが高く、それで儲けようとしているので、こちらはたまったものではありません。

★プリンターはすぐ壊れたり、インクが詰まったりします。おまけに接続の説明を受ける電話はフリーダイヤルではなく、電話がかかってから、繋がるまで、音楽が長く流れ、結局なんだかんだて、30分程電話を使っての接続という事になりました。

★プリンターは本体が13000円ほどで替えのインクは6000円とちょっと。それに30分の電話代。メーカー丸儲けです。ほんとにどうにかしてくれよと言いたいところです。メーカはカメラも発売しているところです。わかりますねー。

★それにしてもとおもいます。こういうセッティングとか、探し物とかの時間は残り少ない人生にとってどういう意味のある時間なのかと、金もさることながら、時間のもったいなさに心が痛みます。

★セッティング終わり、プリンターのテスト終わって、急いで床屋へ。欲のない床屋なので、夕方は客が居なければすぐ閉めてしまうからなのです。

★まあ、散髪をしてもらい、頭はすっきりして、夜駅の近くで、ちょっと1時間程友人とお茶をして語りました。

★昨日今日は脚本を書く時間だったのに、色々とあって、進まず、明日はまた色々と都心へ出ての仕事があるので、火曜日の稽古までにどのくらい脚本が出来るか心配であります。

★とにかく、ぎりぎり頑張らねばと思っております。

★本日これまで。お休みベィビー、また明日。

theme : ひとりごとのようなもの
genre : 日記

ちょっと色々あって・・・・

洋種山牛蒡

★写真はヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)の花です。

★ちょっと色々あって、疲れ気味です。

★疲れがこの頃は一気に躯に来るので、昨夜寝そびれたこともあり、本日は2度の昼寝をする始末。

★何とか稽古の休みの内に脚本を書こうと頑張っています。

★内容も何もなく、短くてすみません。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 今日のつぶやき
genre : 日記

テレビ朝日アスクの代講

柘榴の花

★写真は柘榴の花です。

★さて、本日はテレビ朝日アスクの放送作家講座の代講をやりました。

★というのも、本当は小生の当番はもっと後、9月頃だったのですが、ある著名で猛烈に多忙の放送作家の方がどうしても都合がつかなくて、スケジュール先送りという事に成り、代わりに小生の代講となったわけです。

★生徒の中にはその方の講座が目当ての人もいて、まだ駄目というわけではなく、スケジュールが先送りにされただけなのに、抗議のメールが事務局に届いたそうで、その所為かどうか、小生の講義は半数の4人しか来なかったという有様でした。

★その代わり、次回以降の講師の先生で、今季から初めて講座をやる放送作家の方が、授業がどんな様子なのか、見学に3名もいらっしゃったのです。

★他の先生に見学されても一向に構わないのですが、後で考えると大分あがっていたのか、いつもより講座の話が随分硬かったように思えます。

★それでもとにかく、なんとか講座をやることが出来ました。

★本日は夕方自宅から駅に向かう時は久々の本降りという感じの雨で、ただでさえ傘をさすのが下手な小生、びしょびしょに濡れました。

★帰りは何とか、雨も上がりかけ、小雨になっていましたが・・・・まあ、梅雨なので雨は仕方ないと思います。

★ただ、近年はいつも集中豪雨であちこちが酷いことになるのが、残念な事です。

★穏やかに四季がめぐっていくという事は、もう望めなくなってしまったのでしょうか?

★季節が荒々しく予想外になって来たのに合わせて、人心もすさんで来たような感じて参ってしまいます。

★ちょっと心が病んでいる肉親が毎日のように電話をかけてくるのが、ストレスですが、他人ではないので、なんとか相手をしていますが、稽古の前後や、仕事の後先にきりなくかかってきて、ちょっとこっちがノイローゼになりそうな塩梅です。

★まあ、その程度ではこちらはしたたかなので、参ったり、壊れたりはしませんが、物を作っている時はかなり邪魔になってしまいます。

★他人ではないので、付き合ってやるしかないと思っています。

★下らない愚痴になってしまいました。ご容赦ください。

★私は壊れてはいません。そして今の処何とか健康です。血糖値は少し高いのだけれど、これは必死で甘いものを制限し、野菜から始める食事を励行はしているのですが・・・・

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 今日のつぶやき
genre : 日記

稽古3日目

南天

★写真は南天の花です。

★さて、本日は稽古3日目。

★脚本の書き足した部分の読み稽古と、ザックリと台本片手の立ち位置の確認。半立ち稽古をやる。

★久しぶりに劇団員の岡村が来たので、終わって有志で飲み会。

★行き帰り雨はうまくかわして、気温も25度くらいというが、やはり梅雨はむしむしとして、気持ちが晴れない。

★脚本はある程度伏線を張る手前まで来たが、どうか。

★今回は週3ぐらいの稽古から徐々に増やしていくので、明日からの休みの間に脚本書きを進めなければならない。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 稽古、稽古、稽古
genre : 日記

稽古2日目。

タチアオイ

★写真はタチアオイの花です。

★さて、本日もにわか雨が関東のあちこちに時間差で降るという怪しい天気。南九州や東北の一部も猛烈な集中豪雨。気の毒だ。

★東京西部の自宅を出る時は、都心部では降っているらしかったのですが、六本木に着くと雨はなし。

★脚本家ニュースの校正をした後、編集長のTさんとお茶。大変な病と闘い、今は実に安定しているTさんと、色々今後の編集部の事の心配を伺う。

★小生より10近く年上なのに本当に尊敬すべき体力と、脚本家ニュースへの熱い情熱、敬服する。

★地下鉄で新宿へ出るとここもパラパラの雨で助かる。ヨドバシカメラで持参した時計2つの電池を入れ替える。

★驚くことに3か月前くらいに1個600円だった電池交換が、1個1200円になっている。おい、安倍さんよ、どういうインフレ状態なのか?信じ難い。誰も何にも云わないのか?本当にどうしようもない庶民泣かせの国だ。

★躰に悪いと思いながらラーメンを食べて、西武新宿から上石神井の稽古場へ。

★本日の稽古は前半部分の細かなニュアンスとイメージを伝え、現段階でのダメ出し。だが、立ち稽古に入ると、多分状況は一変する。するので、また別のダメ出しになる。

★稽古終わって、外へ出るとここまで、雨のやみ間を縫ってセーフだったのに雨。かなり太い。どうやら雨女がいるらしい。

★大体小生晴れ男で、長い間、公演をやってきたが、稽古の時はともかく、ほとんど90%以上雨に祟られた公演はない。

★ところが晴れ男・晴れ女より圧倒的に強いのが雨男・雨女のエネルギーで、ここ、3年程、公演も雨がちになる。

★昨今こういう事を言うと、ハラスメントになるらしい。冗談も難しい。

★今日も最近ほとんどの辞書がネットとかデジタルで探せて、紙の辞書をめくる必要なくなってきたという話になり、編集長のTさんが、ひどく怒っていた。

★「そういう事だから、探し出す言葉が誰でも均一になってしまって、テレビドラマなんか面白い作品がなくなってしまったんだ、少なくとも作家は独自の言葉を探して辞書をめくって格闘し、使うべきなのに」とデジタル社会、デジタル化にに対する痛烈な怒りを話されていた。

★それと、雨女がどんな関係があるのだと聞かれれば、あまり関係ないという事だが、何もかもくくって、パワハラ・セクハラ等と言い出しては、芝居の稽古など一つも出来なくなる。

★説得や説明も必要だが、時には人格的な事に触れて、駄目を出さなければならなかったり、手を取ったり、肩をつかんで、、ダメ出しをしたりもしなければわからない時もある。

★それゆえ、われわれ芝居の世界では当然のことのように、パワハラ・セクハラはない。いや、あるというくらい例も知ってはいるが、われわれの周囲にはない。

★上から目線の演出など芝居では成立しない。役者とお客さんが結び合い、その仲介役が演出だからだ。

★自主規制とデジタル化と自動車を含めた一部産業にしか恩恵の無い円安とインフレ、ごり押しの憲法違反!それ等は黒い金環食のように関連して、一つの円になっているように小生には思える。

★このままでいいわけはないだろう。それともやはり、人類は自虐的に破滅の道をたどっているのか?それが日本は殊更早いだけなのか?

★余計なこと言ってないで脚本を書け!という声が聞こえる。

★そういえば、脚本の遅れの言い訳にはしないがプリンターが壊れる。電化製品が次々に壊れていく。人類が壊れる前に家電の買い替えで、我が家が真っ先に滅びる。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 稽古、稽古、稽古
genre : 日記

いよいよ稽古開始

稽古開始

★写真は稽古のはじまり。読み合わせの風景です。

★さて、上石神井の稽古場で稽古が始まりました。

★まだ脚本が仕上がっていないのですが、とにかく本日より始まりました。

★本当は稽古の初日に本が出来ていないという事は弁解無用で、あってはならない事なのです。

★昨今若手の小劇団でも、座長が作・演出をしている処は特にこういう傾向があり、絶対あってはならない事なのですが、多く聞きます。

★何があっても、稽古の初日までには脚本を仕上げて、稽古に臨まなければならないのに、このような事態になって、本当にスタッフ、キャストにすまないと思っています。

★それにしても稽古は進めなければならないので、本の出来たところまで、読み合わせをしました。

★従来ですと、役を決める為のオーディションを始めて、それが3,4日かかるのですが、今回は3人の女性出演者なので、おのずから役どころは決まっているので、一応役に沿っての読み合わせと、まだ登場していない1人の役の人にも初めて取り組む方なので、読んでもらって、稽古を進めました。

稽古開始2

★本来脚本を書く事と、演出することは全く方向も種類も違う仕事なので、その両方をやっていくということは、自己責任ながら、大変なエネルギーと切り替えや、2つの集中力がいる為に、とてつもない力を出していかなければならず、大変です。

★稽古終って、初日という事で、スタッフと役者を入れて6人で軽く飲みました。

★感じとしては、本さえ上手くできれば、素晴らしい芝居になる予感はあります。

★なんとか老骨にハッパをかけて、脚本家に頑張らせたいと思います。そう思っているこれは総合プロデューサーとしての目なので、全く小劇場、しかもこんな老人の一人3役は尋常な事ではありません。

★劇団員による稽古場便りも復活しますので、HPでそちらの方もどうぞお楽しみください。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 稽古、稽古、稽古
genre : 日記

まだ足りない

北山公園菖蒲1

★北山公園の菖蒲です。

★さて、適度の運動をしながら戯曲を書き続けるという方針で、本日は午後、家人と自転車で北山公園まで行きました。

★いつものことながら、夕方に行ったのでもう出店などもしまっていましたが、公園は入ることが出来て、見渡すばかりの菖蒲の畑は見事なものでした。

★帰りに蔵寿司で回転ずしを食べ、急ぎ帰ってきました。

★脚本はと言えば、少しは進んだのですが、まだ到底不十分。明日から稽古なので、とにかくもう少し何とかしなければと必死です。

★本日は短くこれまで。菖蒲の花のアップです。

北山公園菖蒲2


★お休みベィビーまた明日。

theme : 今日のつぶやき。
genre : 日記

ただ、躯の調子だけなんだ

金子梅

★写真はキンシバイです。

★さて、本日も中央公園を一周歩きました。たったの3600歩くらいなのだけれど、書いている間はほとんど躯を動かさなくなってしまうので、とにかく疲れない程度に運動とは言えないけれど、躯を動かさねばと思いやっています。

★とにかく朝起きてから体の具合がよくなく、というより、書くような神経、書くための気持ち、書くための体調に中々ならなくて、苦労しています。

★年を取るという事は多分こういう事なのだと分かってくるのですが、分かったところで、脚本がはかどらなければ何にもなりません。

★そんなわけで、今夜も必死で頑張ります。

★そのためにブログは短く・・・・なんかアクセス数もどんどん少なくなっているようで・・・・仕方ないか・・・・

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 今日のつぶやき。
genre : 日記

構成の見直し

紫陽花と額アジサイ

★写真はアジサイの脇に額アジサイが植わっている珍しい光景です。

★さて、行き詰った時には歩くに限るという事で、夕方自転車で中央公園まで行き、その中のベンチで、昼飯を(起きるのが遅いので、昼飯はいつも夕方5時位です)食べました。

★いきなり焼うどんという炭水化物はタブーなので、まずコンビニで買ってきたサラダを食べ、その後冷えた醤油味の焼うどんを食べながら、(暖めてもらえばよかった)スポーツ新聞を読みました。

★読んでいた新聞に少しヒントがあったのと、食事の後、公園を一週歩いて、7月の舞台の本の構成とその進め方が分かってきました。

★「よし、そうか、そういう風に進めればいいんだな」と言ったように・・・・

★そういったことが冒頭の書き出しの後1日停滞し、澱んでいましたが、なんとか霧が晴れたような感じになりました。

★勿論こうしたことの繰り返しで、書き進めるという事は、霧が晴れたと思ってもまた曇ってきて分からなくなることの繰り返しですが、とりあえずは・・・・

★帰ってから、関連の資料の収集、これが文庫本だったので、探し出すのにずいぶん手間取りました。

★でも、なんとか方向が見えて来て、ほっとしました。

★冒頭の写真のようにアジサイと額アジサイを並べて植えるという発想がなかったのです。それに気づいたことが収穫でした。

★何のことかよく分からないと思いますが、小生には分かったので、大丈夫です。

★まあ、こんな状態で7月の芝居を書いていますので、「私と演劇」はその69まで行きましたが、暫くお休みです。

★楽しみにしていた方しばらくお待ちください。(えっ誰も楽しみにはしていない・・・・えっ?そうなの)

★とにかく当面全身全霊で、アル・タルフを書き上げる事が急務のG.C.であります。

★本日これまで。お休みベイビー!また明日。

theme : 日々のつれづれ
genre : 日記

体調整備の難しさ

スイカと梅の実

★写真はスイカと梅の実です。

★朝起きた時から、体調をうまく機能させるように持って行くのにすごく時間がかかる。

★こういう処が、やはり年を取ったという事なのだろう。

★少し動いて見たり、一見関係の無い本を読んでみたり、DVDをみたり、昼寝をしてみたりするが、中々旨くいかない。

★マッサージに行き、こわばった肩をもみほぐしてもらったり、仕事場の片づけを気晴らしに少しやっても見る。

★TVは見ないように、気になる番組だけ録画しといて、後で見るようにする。

★出来る範囲で、気持ちを創作に向けるのだが、何ともうまくいかない。

★深いところに眠っている感覚というか、未知の創造の小さな塊が、中々動かない。

★仕方がないから、そういう時は開き直る。それしかない。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 今日のつぶやき。
genre : 日記

やっと助走から走り出し

サザエさん一家の銅像

★写真は先日出かけた、桜新町のサザエさん一家の銅像です。

★さて、書き始めるには朝起きた時からの気分と体調がなによりも大切な小生。本日は失敗して早めに6時間くらいで目が覚めてしまいました。

★飯を食べて、何ともだるく眠いので、もう少し寝ようと思ったのですが、うまくいきません。

★午後になり仕方ないので、たまたま久しぶりに休みだった家人と自転車で、野火止め用水に沿って、その川沿いを辿りました。

★随分経ってから、東大和の駅の辺りへ着きました。ちょっと変わったスーパーで野菜などを買って、また川沿いを戻りました。

東大和の駅の前の像

★ただ、びっくりしたのは駅の下に大きなゲームセンターのビルだけが我が物顔に大きくしめていて、これでは、まるで不良の勧めを駅又は町全体でしているのではないかと、古い人間としては心配になりました。

★駅の周辺には普通にあるはずの大型のスーパーとか衣料品の店などは見当たらず、スケートリンクと巨大なゲームセンターがほゞ駅の高架下を占有しているのです。

★一方、自転車で通った道は空堀川とは違って、川幅はそれこそ、1メートルくらいしかないのですが、水が豊富に溢れていて、ちょっと川の淵が低くなって、川が浅くなったところでは、子供たちが魚を捕ったり、親子づれがたくさんいて、碧の中に何とも昔ながらの光景が現れて、楽しい一時でした。

野火止め用水の道

★帰り着いて、疲れたのでしばらく昼寝をし、起きると自転車に長く乗りすぎたのか躯中のあちこちが痛みました。困ったものです。

★それでも、なんとか夕飯を食べて、パソコンに向かい、数日来頭の中でもやもやと、渦巻き、入れ替え、考えあぐねていた、芝居の冒頭部分を何枚かを書きだすことが出来ました。

★さて、このまま、うまく滑り出してくれればよいのですが・・・・

★本日これまで。お休みベイビー!また明日。

theme : 今日の出来事
genre : 日記

六本木~表参道~池袋~神楽坂

表参道B

★写真は表参道界隈です。

★さて、本日は梅雨の晴れ間というか、一昨日東京は梅雨入りしたのですが、本日は曇り空でムシムシ。

★そんな中、午後月に一度の脚本家ニュースの編集で六本木の日脚連へ。

★終って、アゴ出汁の瓶を買いに表参道の紀伊国屋へ。そこから池袋へ出て、ファミレスでパスタを食べコーヒーを飲んで、ハンズへ行きずらっと軽く見たがあまり時間も金もなく、特に買いたいものもなく、有楽町線で江戸川橋へ出る。

★7月の公演に出演する脇坂舞美(maimi)のダンスを絵空箱へ見に行く。何度か行ったことがあるのだが、何度も迷い、今回も逆に行き始めて、様子が違うので、駅に戻って交番のおまわりさんに聞く。

★いつも思うが、ここの地図ちょっと間違ってないかい?

★それはともかく、Dance Assort というダンスのイベント。舞美さんは2番目に出てきて、クラシックバレー風の踊りとタップダンスを華麗に踊る。本当に素晴らしい。

★芝居に比べて、ダンスパフォーマンスはそれぞれ美しく、それなりにセクシーな処や躍動感があり、見ているだけで、色々イメージを覚醒させてくれるので、楽しくもあり、刺激になる。

★丁度同じく7月芝居に出演する北村りさと佐藤 好が観に来ていた。

★さて、他人の芝居やダンス見物もいいが、7月芝居の稽古は6月16日からである。脚本を何とかせねばならない。

★とにかく明日からは、義理の芝居も断わって、創作に専念。もう頭の中では冒頭部分は、ほんのちょっとの処まで固まってきているので、後は躯を万全の状態にして、パソコンに向かうだけなのだ。

★そして何よりも脚本を制するのは天才いや天災高谷としては体力。体力のみなのだ。

★今日は久々に13186歩歩いた。これなら文句あるめえ。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 日記
genre : 日記

最悪の数値

大泉6月

★写真は大泉の風景です。

★さて、本日は定期検診の日で、大泉の病院で、まず心電図の検査をしました。結果は後日という事のですが、ヘモグロビンa1cの数値が9.5とこの病院にかかって以来最悪の数値を出してしまいました。血糖値も226くらいという事で、大変ショックを受けました。

★このところ、まず食事も野菜から食べ、なるべく炭水化物も少なくしたり、時には食べないよう、かなり頑張ってきたのですが、ヘモグロビンA1cは特にここ3か月くらいの生活についての数値なので、正直のところ何が悪かったのか、分からない状態です。

★それほど、酒を飲む機会も多くなかったし・・・・甘いものを間食で食べ過ぎたのかもしれないのと、運動不足がたたったのかもしれません。

★とにかく原因がつかめないので、どうしたら次の検診にいい数値が出るのか大分不安です。

★糖尿病はじわじわと目や足とか心臓に悪影響を及ぼしてくるので、油断なりません。

★そのことで夕方かなりへこんでいたので、芝居を観に下北沢楽園に行きましたが、うわのそらで、ちょっとうまく感想が書けません。久しぶりに小林拓生さんの芝居を観て、その実験的挑戦的な姿勢には敬意を表しました。

★その後、夜、ちょっと仕事と、家人以外の肉親の事で、イラつくようなことが重なり、こういう日も中にはあるさと思いつつも、嫌な事は重なるもので、本日は随分と落ち込んでしまいました。

★明日からまた何とか気を取り直して果敢に挑戦しなければと思います。

★負けるもんか!

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 日記
genre : 日記

父帰るという芝居

下北沢ガード下

★写真は下北沢の本多劇場近くのガード下です。

★さて、本日は午前中頼んでおいた、エヤコンの取り付けに業者が1人でやってきました。

★エヤコンはこの季節土日が暑いと売れ行きが大分違うという事で、とにかく何でもいいから、土日だけは暑くなってほしいと祈っていると取り付け業者が言っていました。

★どういう事かというと、エヤコンが故障したりして、主にご主人が休みの日だと、「あついなー、おい、とにかく新しいエヤコンをなんとか取り付けようか」となるのだそうです。

★ウィークデーが暑くても、中々エヤコンを買う乃至は買い換えるという事にならないのだそうです。

★取り付け業者からそんな話をきき、成程なーと感心しました。

★大体電化製品は同じころに冷蔵庫・洗濯機・エヤコン・果てはテレビ等と次々に壊れるもので、うちの場合も、冷蔵庫が壊れたと思って、昔事務所で使ていた物と入れ替えたと思ったら、4か月くらいで、エヤコンが壊れてしまいました。

★もう一つの書斎のエヤコンもバテテ来て、水を吹いたりするのですが、流石に2台もエヤコンを買う資力もなく、勿論今回の奴もローンなのですが、こういう突然の臨時の出費は蓄えの無いわが家は本当に困ったものです。

★夜下北沢に芝居を観に行きました。東京ハイビームの公演で吉村ゆうさんの作演出で「父帰る」という菊池寛の「父帰る」を換骨奪胎して作り替えた舞台でした。

★これが素晴らしい舞台で、笑わせては泣かせるといういわば芝居の定番のような作り方で、俳優陣もそれぞれ個性が生かされていて、しかも見事なアンサンブルで感心しました。

★我が劇団ギルドの「蛍よ・・・妖しの海を翔べ」で義経の役を演じた砂押 正輝がいい味を出していて、東京ハイビームの白玉さゆり、黒田由祈もかなりの存在感を出していて、山本みどりさんの演技も素晴らしい物でした。

★今回は小林拓生さん率いるJ-Thaterとのコラボというか合同公演で、こちらはチェホフの「櫻の園」を書き換えた作品のようで、こちらも明日また観に行くことにしました。

★現在7月公演の稽古が来週に迫っており、作品を書かねばならず、人様の芝居を観ている余裕などないのですが、付き合いという事もあり、芝居を観た後、皆さんとご一緒して、暫し飲みながらの歓談の時を設けたので、帰りは午前1時になってしまいました。

★小雨が降っていて、天気予報もあって雨は分かっていたのですが、自転車での帰宅。合羽を着たものの、ちょっと濡れてしまいました。

★まあ、でもいい芝居を観たので、ぐちは言うまいと思います。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 今日の日記
genre : 日記

アル・タルフーAl tarf^-~獅子の一瞥~のチラシ

Al-tarfa小

★写真はアル・タルフ~獅子の一瞥~のチラシです。今風に言うとフライヤーが出来ました。

★裏はこんな具合です。

アル・タルフ裏OK800

★裏面のいれ方がうまくないので文字等がはっきりとわかりません。マウスで2回クリックしてもらえればどうにかわかるようになります。

★もう少し研究して、はっきり分かるようにします。

★時 2015年7月25日(土26日(日)の5回公演です。25日は13時・16時・19時の3回公演26日は14時・17時の全5回公演です。前売り2500円当日3000円・場所上野小劇場であります。

★内容は3人の若い女の織り成す芝居です。今これから書くので、何とも言えません。でも素晴らしい芝居になります。この私が書くのですから。

どうぞ夏の日の一時大いにお楽しみください

★さて、本日は夜、世田谷某所でEさんという昔からの友だちを囲んで世界一のピザを食べる会。

★もう、このピザが圧倒的的な旨さなのです。じゃあ、今まで食ってきたのはなんだったんだろうと思わせる程のピザなのです。

★女性1人と男性3人とEさん。5人で実に楽しい一時でした。

★途中で女性は遠いので先に別れ、男4人で、またしゃれた店へ行きました。ここも素敵な店でした。

★たべものもおいしいし、店の雰囲気のいいけれど、やっぱり最高なのはそこに集まった人間がそれぞれ素晴らしくて、実に楽しい夜なのでした。

★やっぱり飲み会はメンツのよさ、これに尽きるのです。ひさしぶりに楽しいお酒でありました。

★また町がこざっぱりしていて、素敵な町でした。そんなにいい町おしえろ?教えないよ、ぜってい。

★久々に実に素敵な一時でした。こういう飲み会は本当にいいね。又やりましょう。

★本日これまで。おやすみベィビー!また明日。

theme : お知らせです。
genre : 日記

私と演劇 68 1995年のラジオとTV

干上がった空堀川小

★写真は干上がった空堀川です。

★私と演劇 68 1995年のラジオとTV

★1995年7月3日~7日ラジオ深夜便で、原作白石一郎の「海狼伝」が放送されました。この脚色を5月頃書きました。各30分の5回放送でした。

★出演は内野聖陽・広瀬彩で、内容は時代劇の海洋冒険物語のようなエンタティメントでした。

★日曜名作座「冬の紳士」は大佛次郎原作で、11月19日~12月10日までの各日曜日21時05分~21時35分の30分4回の放送で、9月頃に書いたと思われます。昭和の古き良き世界を森繁久彌さんと加藤道子が見事に演じた作品でした。

★大佛次郎さんは鞍馬天狗の作者でもあり、子供の頃、鞍馬天狗の映画とターザンの映画が最初に観た映画だったので、感慨深いものがありました。

★12月16日(土)のFMシアターはアフリカ文学シリーズで、ジャビューロ・S・ンデベレ原作の「愚者たち」という作品の脚色をしました。おそらく、書いたのはこの年の10月頃と思われます。

★南アフリカのまだ人種差別の厳しい頃の話で、不思議な原作の感じを生かすことに苦労しました。演出は女性ディレクターのIさんという方で、きめの細かいダメ出しや演出が興味深く思えました。

★この作品は津嘉山正種さんと内野聖陽さんが出ています。津嘉山は一度脳梗塞か何かで倒れられた後だったと思いますが、いい声と、アーティキレーションの切れは流石でした。

★放送は1996年1月ですが、アレクサンドル・デュマ原作の「モンテクリスト伯」をこの年の11月頃に書いていたと思います。
青春アドベンチャー15分の15回でした。

★これも主演は内野聖陽さんで、この頃文学座としては一押しの新人で、テレビよりきちっと稽古のあるラジオで何とか勉強させようという意向だったのだと思います。

★その後やがて、内野聖陽さんは大河ドラマの主役をやるようになります。

★「モンテクリスト伯」は膨大な原作の文庫本の中から、聾唖者の従者がたった一行出ていました。この従者のモノローグを語り手にして作り上げました。こういったことが脚色者の楽しみでもあります。高橋長英さんが見事にこの従者を演じてくれました。

★TVの中学生日記は2月19日に「ターゲット」という作品が放送されますが、多分これは前年の12月頃までに書いた作品と思われます。これはいじめがテーマの作品でした。

★なお1996年2月に「ターゲット」と以前に書いた中学生日記の「笑う仮面達」という作品を小説に書き直し、ポプラ社から発行しています。この仕事は95年の秋ごろに書き上げたと思われます。いじめをテーマとした本で、ほんの最後には全国のいじめ相談の電話番号なども載せました。

★中学生日記は1996年の2月25日放送の「パソコン・フレンド」はむしろ前年の95年12月頃に書いたと思います。
これは当時パソコンのメールを通して、知らない者同士が知り合うという事のはしりのような時期で、そのことを中学生日記の中で捉えた作品でした。

★こうして見ると、やはり、この年も結構隙間なく、仕事をしていたように思われます。かなり体力があったと思われます。

★今回はこれまでです。

★お休みベィビー!また明日。

theme : 伝えたいこと
genre : 日記

私と演劇67 1994年ラジオとTV

アジサイの花

★写真は今を盛りのアジサイです。

★私と演劇 67 1994年のラジオとTV

★この年もう1本異色のラジオドラマを書きました。NHK第一放送のラジオ深夜便で色川武大原作の「苦笑い」という作品です。
8月8日に放送されました。おそらく8月6日に放送された「天主堂」と2日おきの放送だったので、2つとも多分書いた時期は5月か6月だったと思います。

★この作品は色川 武大さんの自伝的短編小説の1つで、兄弟の情愛を描いた作品です。30分で完結のドラマでした。

★さて、前回にも触れましたが、「天主堂」で、ギャラクシー賞の優秀賞をいただき、大変うれしかったのです。この賞は純粋にラジオ・テレビの新聞雑誌等の記者が選んでくれる賞なので、ちょっと名誉な気持ちになりました。

★そしてまた、この優秀賞は1年を前期と後期に分け、2つ優秀賞を選んで、その2つの内の一つがギャラクシー賞の大賞となるのでした。

★この年度は前期に天主堂で優秀賞をいただき、かなり自信を持っていました。ところが後期にご存じ三谷幸喜という方の「笑いの大学」という終戦後の検閲をテーマにして造った喜劇が優秀賞を取り、結局時代が喜劇全盛という事と、圧倒的な作者の知名度もあり、そちらが大賞という結果に終わりました。

★ひがんで言うわけではありませんが、三谷さんのコメディーはすごい才能だと思いますが、この作品だけはちょっと引っかかりました。なぜなら戦時中の検閲では、何人もの作家や演劇人が逮捕され、それこそ小林 多喜二のように虐殺されたり、獄中でやむなく転向したり、当時の先人は血を流して苦しんだという過去があります。

★たとえ三谷さんの描いた時代が戦後のGHQ時代の検閲とはいえ、この問題は軽々しくあの様なパロディーに成るような性質のものではないと思います。表現の自由と、圧倒的なファシズムの中にあって血みどろで戦ってきた先人に対してのリスペクトがあれば、あのような作品は生まれないと思います。

★その他のパロディー乃至はコメディーはたわいのない物をからかったりしているのと、それなりの才能が有るので素晴らしいと思いますが、「笑いの大学」だけはちょっと羽目を外し過ぎで、いささか彼自身の教養の無さを露呈した作品と思います。

★したがって、他の彼の作品に負けたのなら良しとしますが、これだけはちょっと選んだ方もどうかなと思いますし、舞台に映画にとやがて一粒で3度おいしいという展開をするにはちょっと恥ずかしい作品と今も思います。

★余談になりました。僻みではないのですが、これを言うとそうとしかとられないのが残念です。

★さて、それは置いて、中学生日記は「レインボードリーム」5月29日放送と「ありがためいわく」7月3日放送。と「ターゲット」という作品を書きました。「ターゲット」の放送は1995年の2月19日放送だったので、多分書いたのは94年の暮れだったと思います。

★こうして見ると、ラジオ5本、中学生日記3本、更に当時中学生日記のノベライズ作品「親父のジーパン」も書いたと思います。

★これは「早く帰りたい」の帰国子女と「レインボードリーム」でのアメリカからやってきたホームスティの少年との話を結合して書いた話と、「青春のブルージーンズ」の2話を160ページほどの小説にした本を1995年4月にポプラ社から出版されています。。

★これはたいした分量ではないと思われるかもしれませんが、それぞれが性質も話も違う本なので、よくこれだけ1年の間に書いたと思われます。

★昔、尊敬する「岩間 芳樹」というTVラジオの巨匠がある時「今の日本ではラジオドラマで飯を食べている作家はいません」とスピーチしていましたが、その頃内心「俺は食べてますけど・・・・」と反発したくらい、次々に切れ目なく仕事をしていたのであります。

★今思うとなんと幸せな時代だったのだろうと思うのですが、その頃は忙しさに忙殺されて、いささか生活も荒れていました。

★人はやはり渦中にあればその幸せとか、充実感を中々感じることが出来ない。ややもすると不満だけが残る残念な生き物です。

★時が過ぎ、あれが俺のピークだったとか、一番充実した時期だと初めて分かる人間とは何と悲しい動物なのでしょうか・・・・

★今回これまで。

★今日は俳優座の花の15期生、自由劇場から黒テントを経由して、今もなお、劇団を主宰して頑張っている溝口さんと久々に会い、所沢で歓談した。同じ年なので、残り少ない人生をどう芝居をやりつくして倒れるかという話や、次々に倒れて逝去していく同期やチョイ先輩の演劇人の話が尽きないような一時だった。

★天気予報より3時間も早く、午後からちょっと冷たい雨が降りしきる。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 伝えたいこと
genre : 日記

私と演劇66 TVとラジオと1994年

ベランダのゴーヤの花

★写真はベランダのゴーヤの花です。

★私と演劇 67 TVとラジオの1994年

★「ゴアの扉」、これは多分1993年の後半に書いた脚本ですが、放送は1994年1月25日にNHKFMで放送された作品です。

★制作はNHK広島で石橋 蓮司さんが主演のラジオドラマで、かつて学生運動をやっていた男が中年の労働者になり、時折なじみのスナックにやってきては、ピアノで歌を歌い、そのスナックで知り合ったタンゴを踊る女や青年との交流の中で、自らの放浪の過去を回顧するというようなドラマでした。

★なんとなく小生の大好きな映画「冒険者」のアラン・ドロンとリノ・バンチェラそしてジョアンナ・シムカスの3人へのオマージュのようなラジオドラマでした。

★石橋蓮司さんが、小生の作詞した歌を2曲も劇中で渋く歌い、自作のラジオドラマの中では結構好きな作品です。

★ただ、ラストシーンの考え方で最終稿で、担当ディレクターともめて、当時はファックスと電話、しかも広島と東京だったので、電話で3時間耳がしびれるほど言い争いをした記憶があります。

★なんとかこちらが折れましたが、ドラマはラストシーンの書き方次第で、それまでのドラマが全く変わってしまうので、ちょっと参った記憶があります。

★この時は広島まで行き収録に立ち会いました。石橋蓮司さんは「桜社」で蜷川さんや清水さんと芝居をやっていた頃からのファンだったので、一夜色々芝居の話など語れて幸せでした。

★それから、これは名作文学のラジオドラマをカセットにして売るという企画でサマーセット・モームの「月と六ペンス」を脚色して5月10日にセリフ取りをしました。テープは完成したのですが、企画を立てた個人のプロデューサーの方の不始末があり、結局完成はしたものの、カセットとして売り出すことのなかった不幸な作品です。

★スタッフはほとんどNHkのOB等がやり、19世紀のホテルのドアノブの開け閉めの音をテープに10パターン以上取って来て出したKさんという効果の人の職人魂には打たれました。またテレビ出演などは多くなかったのですが、あの黒沢 明監督の「赤ひげ」に出ていた二木 てるみさんが大人の女になられていての演技にはしびれました。

★「支店長最後の仕事」というラ「ジオ深夜便」用のドラマは原作が江波戸哲夫さんの原作で、8月1日~5日迄の5回森本レオさん萩尾みどりさん有川博さん等の出演者で放送されました。これは銀行の内輪の人々を描いた大人のドラマでした。
多分この年の6月頃脚色をしたと思います。

★そしてこの年5月頃九州の五島列島までシナリオハンティングに行きました。ディレクターの伊藤さんと技術のOさんと3人で行き、島の教会のリアルな集会の音や天主堂の鐘の音なども取ってってきました。

★そして「天主堂」というキリスト教の信仰を捨てた老婆と、その他人の老婆を五島列島まで、連れて帰る中年の男の話で、白石 加代子さんと清水紘冶さんの2人だけのドラマで、大変苦労をして書きましたが、8月6日の日にNHKFMでOAされました。

★「天主堂」は幸せな事に1994年度のギャラクシー賞の優秀賞を取ることが出来ました。

★この年はまた中学生日記を4本程書いています。本当に忙しい年でした。長くなるので、中学生日記については次回に書きます。

★今回これまで。

★ついに本日夜、7月公演のチラシを印刷屋にパソコンで入稿しました。3日間計12時間程かかりましたが、なんとか北村・長谷川と家人の3人で初めてプロの手を借りずに出来ました。

★何事も素人が新しいしかもプロフェッショナルに近い事をやることは大変なものです。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 伝えたいこと
genre : 日記

私と演劇 66 中学生日記との明け暮れ

妖しい夕焼け

★6月3日の妖しい夕焼けです。

★さて、色々な事情の為ブログを1日飛ばしました。熱心な読者であるEさんから心配とおしかりの電話をいただきました。
これからは、3行でも書くことにします。ごめんなさい。

★私と演劇 66 「中学生日記との明け暮れ」

★1993年には中学生日記を5本書き4本が放送されました。

★その1「早く帰りたい」4月18日放送。これは前々回で書いた第一回目の帰国子女の話です。

★その2「笑う仮面達」5月9日放送。これもいじめ問題を書いた作品で、先生が教室の生徒を見ると一瞬白いのっぺらぼうの仮面の生徒たちの顔が見えるというシーンはとてもシュールでショックなシーンになりました。

★この本を書いていた時勘にたよって、箱書きをろくに書かずに脚本を書いていて、担当ディレクターにこっぴどくおこられたのを覚えています。

★また、名古屋の地下にある狭い台本執筆室で当時東京から運んできたワープロで書いていて、8割がた書けていて、修正加筆していた時、誤って削除のキーを押してしまい、すべてが真っ白になったことも忘れません。

★たった今書いたものを書き直しても決して、最初に書いたものの様には書けずに、テンションも質も落ちてしまいました。此れは不思議ですが、同じものを記憶をたどって書いても始め書いたもの以上に戻ることはけしてありません。

★その3「バックトウザスクール」6月13日放送は、教育実習のため母校に帰ってきた女の先生を生徒たちが悪戯して罠にはめ楽しい思い出を作ってあげるという話で、ミステリー風コメディーで、これは本当に楽しく書くことが出来ました。

★その4「誓いのミサンガ」は7月18日に放送。これはサッカーを通しての友情をテーマとした作品でした。

★その5「青春のブルージーンズ」は書いたのは1993年とおもいますが、放送は1994年1月9日でした。これはビンテージのブルージーンズを通して、お互いに敬遠気味だった親子が会話を取り戻すというような物語でした。

★物語としてはそれぞれありきたりではなく、それなりに面白い作品を造れたと自負していますが、なにせ大きめのワープロを名古屋へ持って行って書き直したり、時には宅急便で名古屋へワープロを送ってキーを打ったように思います。

★中学生日記は一つには、日曜の「のど自慢」の後に放送されていたという事が最大の良い点でありました。

★日曜日中学生がゆっくり起きてくる。のど自慢の流れで、なんとなく中学生日記を親子で見る羽目になり「こんな甘くねえーや」と中学生は言い、「あんたはどうなの?」とか「お前の学校はどうなんだ」と親が聞き、「俺?おれはさあ・・・・」と親子の対話が始まる。

★それこそがある意味「中学生日記」のいい処だったのですが、やがて、朝早くの放送になり、Eテレになって、ついにはなくなってしまいました。

★素人の中学生とプロの役者さんが一緒に演じるという世界にも例のないTVドラマであり、ある意味NHKの良心でもあった番組がなくなったのはさびしい限りです。

★これからは私見ですが、大河ドラマとか朝ドラとの真逆で、コツコツと中身の濃い作品を造りつづけているNHKの良心が中学生日記でありラジオドラマだと思います。

★そういった意味では異論はあろうかと思いますが、ある意味NHKの良心に当たる作品の脚本をほとんど書いてきたという私には自負があります。

★今回はここまで。

★今日は劇団員の北村と長谷川がやってきて、家人もまじえて、7月公演のチラシの裏を造ったのですが、色々難関もあり、明日に持ち越しとなりました。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

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私と演劇65 「風・ふたり」というTVドラマ

Al-tarfa小

★写真は7月公演のチラシの原案です。

★さて、1992年に四国中国地方の6県岡山・高知・松山・徳島・山口・広島を廻り各局の若手ディレクターと取材と打ち合わせをして、それぞれ構想を決めて東京に帰り各15分づつのオムニバスTVのシナリオを書きました。

★共通のコンセプトとしては各話それぞれ男1名と女1名または男1名の話である事。映像は、スチールカメラによるスチールドラマとして仕上げる事。時間は15分で、繋ぎに関しては別途に物語をビデオでつなぐ等の事が決まりだったと思います。

★各局入局2年~3年のほとんどドラマを撮ったことのない若手局員と、小生のようなベテラン脚本家(自称ではなくこれはNHKがそう言ったのです)とのコラボで何か新しいものを造りたいという趣旨で始められた試みでした。

★余談になるけれど、この頃のNHKは果敢に新しいことに挑戦して、視聴率等は一切気にせず、独自の仕事をしていました。其の波の中で仕事が出来たことは本当に幸せでした。

★忘れもしません。岡山は市内の高い処にある遊園地を舞台に、記憶喪失の男とその彼女の物語で、モノクロ画面の試みでした。

★徳島は山の中の今は廃校になってしまった母校を不意に会社をさぼった青年が訪れて、初恋の彼女と学芸会の時やったピーターパンの芝居の回想と幻想が入り混じる話。

★松山は、ローカルバスの運転手と東京から家出して、愛媛のバスに乗っておばあちゃんの処へ行く少女の話。

★高知はジョン万次郎にあこがれた少年がボートで沖へ出たつもりが、近くの崖に漂着し、そこで不思議な大人の女と出会う話。

★山口は平貝を古くからの潜水漁法で取り続ける兄弟の観た海の中の幻。

★広島は廃墟に化した元水族館にぼけ始めたおじいちゃんを少女が探しに行く話。

★それぞれ異色の人間と人間の織り成すさりげない現実と幻想の間の模様を、風に乗る時の女の竹下景子さんが繋いでいくという異色のドラマで、ある程度ディレクターによってはあらかじめ構想があったものもあったのだけれど、よくそれぞれ違う物語をオムニバスとして成り立たせたと自分でも感心する。

★同時に100分を超えるドラマをスチールで次々に、ある時は紙芝居・ある時は映画のように繋いで見せていくTVドラマは画期的なくらい新鮮だった。

★その証拠に中四国管内だけではなく、一時NHKスペシャルで再編集して放送の予定はあったのだけれど、予算を節減したために言葉をしゃべる方をプロの役者で雇えず、地元の素人を使ったので、(それがかえって新鮮な作品もあったが)全国放送とするには、声の吹き替えを直すか、6本の内3本をカットせよとのNスペ側からの要求に、当時のプロデューサーが6人のディレクターの苦労を慮り、1本たりとも欠けるのは許可しなかった。

★そして全部の声の差し替えとなると、誰がやるのか?声だけだからそれは東京のラジオ班がやるのか?ラジオ班に今そんな余裕はない、と結局この話は宙に浮き、全国放送はならなかった。

★自画自賛ではないが、もし全国放送されていれば、実に新鮮なドラマとして新風を投じたに違いないと信じている。

★結局この顛末で損をしたのは脚本家だけであった。

★この頃入局2,3年の若いディレクターは今やNHKの看板ディレクターや敏腕プロデューサーになっていて、いずれも大河ドラマや、朝ドラを今撮っていて、NHKエンタープライズのプロデューサーになっている人もいる。

★あれから幾星霜とはよく言ったものである。勿論才能が有りながら民放に転身してそれがうまくいかなかった人もいる。

★そしてこの放送の当日私は改めて、放送を観たくて、岡山の駅前のホテルへ自費で行ってみたのだけれど、民放はこの日同時刻に貴乃花と宮沢りえの婚約の放送をしていて、おそらく中四国の人達も「風・ふたり」というドラマを見た人は極めてすくなかったのではないかという落ちが付いたのだった。

★そして、広島で仕上げをホテルに籠って書いてから、1992年の年末、松江に飛んでラフカディオ・ハーンにつながる「小さな妖精」というラジオドラマを書いた。この作品は1993年2月13日22時~22時50分にこれは全国のNHKFMで放送された。

★三田和代さんが、至芸ともいえる演技をされて、この脚本は幸せだった。

★それから多分、1993年は中学生日記で忙しくなっていくのだか、その話は次回に。

★本日は7月公演のチラシを北村・長谷川の両名が来て、小生とで、なんとかチラシの表を纏めあげ最終原稿にたどり着いた。本日冒頭に掲げた写真がそれである。

★チラシの裏の原稿は後日という事になった。いつもはプロに頼むのだが、経費節減で今回は吾々素人が手探りで作っている。どうなることやら。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

theme : 伝えたいこと
genre : 日記

私と演劇 64 1992年 その2テレビドラマ

2015-05-25 の夕焼け

★写真は5月の夕焼けです。

★さて、この年は本当に忙しい年だった。多分1991年の年末から始まったかと思うが、NHK名古屋制作の「中学生日記」の脚本を書かせてもらう事になった。

★第1回目は帰国子女を扱った作品で、名古屋のNHKへ行き、ディレクターのSさんと打ち合わせをして、東京の大泉学園の高校に取材に行った。

★そして帰国子女が皆にいじめられるというテーマで作品を書いた。名古屋では、出演を含めて30名程の実際の高校生を集めていて、その中の数人から話を聞いて、いじめの実態や実体験も取材した。

★結局私の書いた脚本のラスト「わたしは信じられません」と先生に帰国子女の女生徒が不信感を露わにして背を向けて去っていくという本を書いた。

★当時問題を起こした生徒が30分番組の23分頃に美術室等に呼ばれて、生徒が涙を流して改心するというパターンが「中学生日記」の定番であった。その定番から大きく外れた、私の書いた脚本のラストは問題になった。

★「高谷さんこれは中学生日記ではありません」と言われた。私はひるまなかった。もし首になっても、ラジオドラマがあるというのが当時の心境だった。「たった30分でいじめの問題が解決するとは思いません。第一毎回生徒が反省して涙を流すというパターンは嘘じゃないですか」等と生意気な事を言った。

★随分と言い争って、そしてラストは両者の妥協点を取る事となった。いじめられた帰国子女は「先生にはお世話になりました。でもわたしは信じられません」と言って先生は呆然と立ちすくむという結末だった。

★以来中学生日記が少しずつ変ったとしたら、ほんの少し私は貢献したように思う。

★それ以外にも随分私は生意気に思われたと思う。閉所と暗所恐怖症のわたしは、いきなり名古屋で「ホテルを変えてください」と申し出た。最初に案内されたホテルは古く狭く灯りを目いっぱいつけても暗かったのである。

★ホテルは少し離れた明るいホテルに変えてくださったが内心「生意気な、こいつは何者なんだ」と思われたと思う。

★ともかく1993年1月の末には本は完成し、1993年4月18日(日)の13時~13時35分に放送された。

★1992年たしか夏だったと思う。NHKTVの中四国スペシャルという枠があり、「風・二人」というスチールドラマを中国四国の5県の若手ディレクターのオムニバスで造ることになった。

★岡山・松山・徳島・山口・広島と次々に回って、各ディレクターと所によっては山の中や海辺へ取材に行き各15分のドラマの打ち合わせをして各地を廻った。

★唯一失敗したのは、各話のそれぞれの締切を同じ日にしてしまったことであった。当時はまだパソコンのメール等というものがなくて、ファックスと電話での第一稿以後の打ち合わせとなった。

★それがそれぞれ違う話、5本の打ち合わせが重なって、それはとんでもないことになった。

★またこの取材旅行の間に次のラジオドラマの締切が迫っていて、ちょうどワープロに切り替えた後だったのだが、ドでかいワープロを持って行くことは当然不可能である。

★原稿用紙と鉛筆を持って行き、四国や山口のホテルで、打ち合わせと飲み会の後に書こうと思うが、ほとんどはかどらなかったのを覚えている。一度キーボードで書く事にしてしまうと、簡単に鉛筆と原稿用紙には戻りづらいのである。

★広島で1992年の暮れの数日ホテルに籠り、20日頃に決定稿をあげた。すると、そのまま拉致されるように松江に行くことになり、ラジオドラマを書く事となった。「小さな妖精」という作品で、松江に2泊ほどして、ラフカディオ・ハーンの取材をし、25日頃にやっと東京へ帰ってきたと思う。

★何しろ、この年あたりが一番小生の売れていた年と思う。49歳、体力も気力も充実していたように思う。

★長くなったので、「風・ふたり」のTVドラマについては次回に又記す。

★本日これまで。お休みベィビー!また明日。

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プロフィール

G.C(グランド・キャノニオン)

Author:G.C(グランド・キャノニオン)
G.Cことグランド・キャニオン・ビリーブ・ミーこと高貴な谷、つまり 高谷信之のこれはブログです。

G.C(ジードットシー)は1972年からNHKラジオドラマを約80本書き、映画、テレビ中学生日記等主にNHkのシナリオを手掛ける。【ラジオドラマ】「枝の上の白色レクホン」では、芸術祭大賞をとり同じく『天主堂』ではギャラクシー賞優秀賞をとる。
また若者たちと劇団ギルドを1999年に立ち上げ、20年続け、37回公演で2018年秋解散した。70代後半に向かい、演劇のプロジェクト、あくなき、小説・演劇・シナリオの挑戦創造に賭けており、また日本放送作家協会の理事は岩間良樹理事長の時代より20年以上続けた。
他に長崎県諫早図書館・壱岐未来座等のシナリオの書き方、演劇の演出講師、指導等もしている。

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