ずぶぬれ自転車

★写真はコンフリー?(只今調査中)の花です。
★本日の天気予報は午前中に雨が止むと言う事だったが、3、4時間程ずれた。
★そのため、仕方なく、雨の中フードつきのコートで駅へ自転車を飛ばした。
★守っていない人が多いが、昨年の6月から交通法規がかわり、自転車の傘差し片手運転は禁止されている。
★そのため傘はさせない。雨は思ったよりも大粒でメガネが雨粒で見えない程のずぶぬれで、ハーフコートなので、ズボンもぬれ鼠で駅に着いた。
★日脚連へ行き年鑑の編集。
★細かい字の訂正と書き込みなので、この仕事は随分と肩がこる。
★終わって、喫茶店でテイ―タイム。広報部男3人で、動画部の方3名が動画部会が終わり、合流。
★ラッシュ時、新宿経由で帰り道、連休前で殊更人の群れが多く、見ると、誰もかれもがモノクロの服を着ている。
★電通か博報堂かあるいは別の商業資本が2、3年前にイメージカラーを決めて、それに影響されたのかどうか知らないが、見事なくらい、新宿を行く人の男も女もクロかグレー系の服ばかり。時折白という驚くほどモノクロの世界である。
★これでは景気が良くなる訳ないぜ。暗澹たる色だ。
★たまたま、本日はオレンジ色のハーフコートを着ていたので、小生目立つ事、女の人でさえ、そんな色のコートを着ている人はほとんどいない。
★こうした、モノトーンの服装が街にあふれているという異様さに誰も気づかないとしたら、おかしい。
★たまたま皆葬儀帰りなのか?そんなこともあるまい。
★やっぱり日本人は個性よりも、人とのバランス感覚を第一として、人が黒っぽい衣裳なのに、自分だけカラ―を着るのが怖いのだろうか?
★それより、カラーの服はそもそも店で売っていないのか?そんなこともあるまい。
★小生は元々10年以上前から肥満を隠すために、黒系と縦縞を愛用してきたのであって、これは流行を追ってこうなったわけではない。念のため。
★びっくりガードの辺りの100人に近い男女の群れが、老いも若きも白黒の衣裳で歩いているのは、本当に異様な感じだ。
★個性はまず形から。個性持とうよ、ベイビー!
★もっとも個性がいいと言っても、常識を逸脱して、まるで関係の無い他人に、迷惑をかけるのはいいかげんにしてもらいたいが。
終日雨で

★写真は空掘川のコガモのツガイ。
★終日雨で、部屋の片づけをやろうと思ったが天気もよくないので、なんとなく先延ばしにした。
★夕方買い出しに近所のスーパーへ。
★雨なので、自転車は止めて、袋を肩にかけ帰ってくる。
★左肩の骨が痛いので、右肩に掛ける。
★左目がぼやけてきたり、右耳の入口がじくじくして痛んだり、必ず何処かが゜壊れかかっている。
★困ったものである。
★松井大リーグ1000本安打。500三振の記録。
★三振の記録の方は本人知らなかったらしい。自分にとって不利な情報は人はあまり知りたくないというのが人情だ。
★トビウオの天ぷら等晩飯に食す。
★食べながら、TVで全米映画協会の選定したハリウッド映画ベスト100と言う番組をやつていて、その画面に吸い寄せられていたら、「TVばかり見ていないで、おいしいならおいしいと言いなさい」と言われてしまったので、「ものも言えない程おいしい」と切り返してやった。
★やっと明日からは平年並みの気候になり、連休は晴れるらしい。といってもこちとら連休は何の関係もなく唯、町や電車がやたらと込むだけなのだが。
★なんでも蛇行していたジェット気流が、春本来の西から東への流れに変わるからという事らしい。
★それではなんで。今まで蛇行していたのかの説明は依然としてない。
★本当に春は来るのかなベイビー!
不便なもの

★写真は植え込みの中のチューリップ
★本日、久々に500円玉他の小銭がたまったので、銀行に両替に行く。
★自転車で行く途中けたたましい消防車の音がして、道路際のマンションの非常ベル(多分火災報知機のベルだろう)が
なりつづけていて、片側1車線に消防車・パトカーが止まっている。
★止まったばかりなので、まだ警察も交通整理をしていない。すると、その狭い片側1車線を前方、後方から車が吾先にすり抜けようとして、小生の自転車と、その前にいた小さな子供を乗せた自転車は通るに通れない。
★こういう時真っ先に車を運転している人間の高圧的な本性が見える。
★小生とその親子の自転車は行こうとすると、ものすごいスピードで前から突進してくる車にぶつかりそうになり、後ろからは走ってくる車に押しつぶされそうになる。
★お互い急いでいるのは分かるが、どうして、ほんの10秒弱い立場の自転車を、先に送ってやろうと出来ないのか。
★譲ろうという気持ちはこれっぽっちもなく、車は、セリフにすれば「邪魔だ邪魔邪魔!」という上目線からの行動なのか。
★以前信号の無い横断歩道で、いつものように車の列が行きすぎるを待っていたら、一台の車が止まってくれた。
★こういうことは、たぶん去年一年で往復300回ほど同じ横断歩道で車をやり過ごしたが、多分その時1回かもう1回ぐらいと思う。
★ありえないことが起きたようで、一瞬ぼうっとしてから手を挙げて合図して横断歩道を渡ったのを覚えている。
★300分の1、いいやクルマは何台も通るので、止まってくれる車はおそらく、1000台に1、2台の確率である。
★交通法規には多分白帯のある横断歩道では、歩行者や自転車優先と思っていたがこちらの間違いなのか?
★何台通っても、自動車優先で彼らが行くまで歩行者や自転車は待たなければならないという交通法規なのだろうか。
★さて、銀行では小銭をいままで3回位に分けて、自分の通帳に預金し、引き出すという両替方法をしていたが、今回小銭入れの入口が極めて狭くなっていて、6、7回に分けて、投入しなければならなかった。
★幸い、夕方でほとんど並んでいなかったので、何回にも分けて預金する事が出来たが、不便この上ない。
★3時前の店にきて、両替すればよいようなもののそれではお金を取られてしまう。
★このやり方でもお金を取られるのか?
★何しろ不便この上ない。
★なんとかしてくれベイビー!
★えっ?なんともならない?
★やっと春らしいよい天気の1日でした。最高気温20度くらいかな。風もそこそこで。
劇団ミーティング

★写真は空掘川の上を泳ぐ鯉のぼり。
★昼頃、教会の礼拝の帰りに一番下の弟が家に寄る。
★定年を1年余して、小学校の校長を辞職してしまったという事で、心配していたのだが、意外に元気そうで安心する。
★話を聞くと、教育界も大変である。モンスターピアレントもさることながら、先生同士の醜い足の引っ張り合いの話には驚きあきれるばかりである。
★現実の学校は、TVドラマ等の不自然さを凌駕するほどの、驚嘆すべき魔窟である。
★校長ともなると大変で、あることない事を教育委員会に御注進されて、中には校長を引きずり降ろそうとたくらむ教師がいるようだ。
★ここには、中心であるべき子供達への、やさしさや教育と言う事の視点が決定的に欠けている。
★教師同士のまるで権力闘争である。
★その犠牲となった弟にかわって怒りがこみ上げてくる。しかし、どうこうできるものではない。
★せめて、フィクションとして、芝居かラジオかTVかのドラマにするしかないか。
★しかし、その実態を取材して、リアルに描いたにせよ、多くの人は「そんな事は出鱈目だ、そんな事が有る筈はない」と言うだけだと思う。それほど驚くべき現状である。
★弟は友人の紹介で、なんとか教育関係の嘱託の仕事が見つかり、今週から又働きだすという。
★兄の小生から見ても大変頑張り屋で人一倍誠実な教育者だったので、悔しいような、ほっとするような複雑な心境だった。
★さて、夜、本日は劇団ギルドのミーティング(総会)を事務所の近くの会議場で行った。
★今年度の活動計画等を話す。
★これは追って正式に発表していく。
★総会の後、久しぶりに飲み会。
★どこの組織もそうかもしれないが、飲み会の方がお互いの本音が出る。
★これは日本人の悪いところでもあり、まあ、必要悪で、会議ては中々お互いの本音は引き出せない。
★劇団創立11年目となってもかわらず、互いの新しい面が分かってきたりする。
★ま、ともあれ先へ行くしかないかベイビー!
★悲しき春、さびしき春、別れの春もあるさ。
春なんだ

★写真は空掘川の夕陽とカモです。
★さて、本日は、午後苦手の事務手続きを2時間ほどこなし、夕方空掘川へ自転車で、その後スーパーへ久しぶりに買い物に。
★高い野菜は避けて、夕方なので半額の魚をゲット。
★アビがすっぽり入るような取っ手のついた籠を買った。
★家に帰ると、アビはクンクン臭いをかいでいたが、急激に気温が下がってきたせいか、あるいはこちらのプレゼントにお礼の為か籠がすっかり気に入ったようで、その中にすっぽり入り、毛布をかけてやると、ぐっすりと寝た。
★例によって写真を撮ろうとカメラを向けるとカメラ嫌いなので、絶対と言っていいほど顔を撮らせない。
★本日は写真を諦めた。後日のお楽しみ。
★夜中11時過ぎてDVDで「ナイロビの蜂」を見る。
★なるほどエンタテイメントでありながらドキメンタリータッチで、深い問題を抱えた映画で感心した。
★この監督フェルナンド・メイレスの「シティー・オブ・ゴッド」は観ていないので、見てみようと思う。
★たった半日だが久しぶりにゆるゆると時間が流れた。
★たまにはこんな日もなきゃなベイビー!
★少しあたたくなって、15、6度?だが夜は寒く寒暖の差が激しい。
冬はなお雨とともに

★写真は石楠花の花です。
★本日もどう見ても冬の雨である。細い小糠雨のような降り方ではあるが、気温は10度をきっていて、8度とか9度との事である。
★昼過ぎから六本木で理事会。
★夜、月一の428クラブの会合。本日は奥川さんという能楽師の方のお能の講座。
★6月に上演される道成寺と卒塔婆小町の話。大変興味深かく、ためになった。
★終わって後、2次会。異業種の方たちとの交流は貴重なひと時である。
★それにしても、もう冬は終わってもいいよベイビー!
★明日からは春らしいというがどうだろう。
★足から防寒タイツ(股引)が取れるのは何時なんだ?
★おそらく今年は小生の中で最長記録を更新しているように思える。
★ダウンを着て襟巻をして街に出たが、ダウンを着たのも襟巻も4月末は多分最長記録だろう。
★ホントにもう、しまってもいいかな?
★まだかよ。
ドーム状の筒の中で

★写真は雪柳の花です。
★本日(22日)月一の検診に行く。血糖値が徐々に上がっていて、薬が変わってしかも2錠に増えた。
★その他、血液検査をしたが、コレステロール等の結果がでるのは来月である。
★もうひとつMRIで脳の検査をする。2年前にやり異常はなかったのだが、大体小生の親父も若い頃痩せていて、中年以降太ってしまい、血圧が上がったりコレステロール値が上がったりで、脳溢血で亡くなったので、特に体質の似ている小生も脳の血管には神経を使う。
★ただ、この検査、カプセルのような狭いドームに入り、耳栓をして、ドリル音のような、ものすごい音の中で約20数分横たわっているので、小生のような閉所恐怖症気味の人間には耐えがたく、途中で叫び出したいような恐怖に襲われました。
★もし、この瞬間地震が来たら圧死してしまうのか等と、考えまいとするとなお考えてしまい大変長い時間に感じられた。
★この結果も1カ月後だ。もっとも危険な兆候があれば、すぐに病院から連絡は来るのだろうが。
★さて、その後演劇集団円の芝居、ハロルドピンターの「ホームカミング」を観に行く。
★この芝居は不条理劇なのだが大変面白かった。
★こういう芝居は、書きたいが書けないだろうなという面白さがあった。
★特にイギリスの労働者階級の家族の言葉が関西弁になっていて、それが面白い。
★出演の山口さんとプロデューサーのTさんと終演後3人で飲む。
★山口さんは唯一標準語でしゃべるそのイギリスの家を抜け出し、アメリカへ家出して、大学の哲学の教授になり戻ってくる役なのだが、演出的にカリカチャアされ過ぎている事で大変悩んでいた。
★後3回の舞台とかで、激励して帰ってきた。
★役者も真面目であればある程色々悩み大変である。
★演出も大変だけれどなベイビー!
★それにしても、この異常な寒さはどうだ。最高気温が昨日より16、7度下がって、9度とか。
★4月下旬だよ。今は。
雨の合間に

★写真は蘇芳の木(すおうのき)です。
★さて、本日は夕方から会議。
★天気予報は晴れだったが、怪しい雲、案の定にわか雨。
★会議も色々の意見があり、難しい。
★さて、アースマラソンの間 寛平さんがトルクメ二スタンと言う国でアースマラソンを一時中断して、アメリカのサンフランシスコに渡り、前立腺がんの治療を受け、2カ月後にまたこの国から日本に向けて走り出すという。
★毎日そのブログを見て応援していた身としては寂しい気もするが、なんとしても病気を直して、必ず再出発してほしいと思う。
★本日は初夏のごとき陽気だったが、又明日は冬の陽気に逆戻りだという。
★なんとかしてほしいよベイビー!
★こればっかりは、なんともならないか。
4月の雨

★写真は東京タワーと葉桜。
★本日は午後から雨、日本の4月は、6月の梅雨時より時に雨が多いのだという事は気象予報士は知らないのだろうか。
★それはともかく、寒暖の差が日替わりという事が特異な今年の現象なのである。
★本日、脚本展の後片付けで芝方面へ。
★雨はうっとうしいけれど、それはそれで又楽しむという心の余裕だけは持ちたいものだ。
★腹の具合が悪く、朝おかゆを食べたりして、調整する。
★しかし、又昼にラーメンを食べてしまう。
★いささか、毎日のラーメンは軀にも悪いし、飽きているのだが、といって外出先でラーメン好きを自認する小生がカレーライスをという気にもならないし、一人で食べる時は他に思い当たる食べ物もない。
★あの、砂利を固めたようなハンバーガのパンだけは余程の事が無い限りごめんだ。
★てなわけで、又コレステロール的や血糖値的に悪いと分かっていながら、本日もラーメンを食ってしまったよベイビー!
★下痢は一時的に止まったけれど、腹が恐ろしく冷えているので、使い捨てカイロを入れて温めていたら、アビが腹のカイロにかみついてきた。
★何故かアビはカイロを噛んでその袋をぼろぼろにする事が好きなのである。
★困ったものだ。
脚本の撤収

★写真は桜を惜しんで、上から見た桜。
★さて、本日は4月18日(日)に脚本展が終わった江戸東京博物館へ夕方行き、脚本の撤収をした。
★展覧会も、その準備と後片付けが何かと大変である。
★今回は江戸東京博物館に来たお客様が、ついでに企画展の脚本展を覗いてくださった方もいた。
★一般の日頃あまり脚本とかになじみの無い方に、脚本をアーカイブしていく事の大切さなどを、分かっていただけたのではないかと思う。
★陽気がなんとか暖かくなってきたので、背広の衣替えをしょうと、ロッカーから取りだしたら、あちこちにカビ。
★家人の帰りが遅かったので、アイロンを取りだして、かけてみたが、家人が帰ってきて、カビが取れていないと指摘される。
★「なんで?」と問い返すと、濡れたタオルかなんかでよく拭き取ってからアイロンをかけなければ、カビは取れないとのこと。
★手でもんでカビを落とし、スチームアイロンをかけるだけではだめらしい。
★なれない事をやるとこんな様である。
★なにしろ、洋服に関しては貧乏に育った事のトラウマで、ジャケットは春物だけで、10着以上ある。大体が同じようなストライプが入つたり、入っていなかったりのブラックなので、多分人は2着か3着を着まわしているのかと思っていると思う。
★が、さにあらず、背抜きのスリーシーズンが10着以上、冬物が15着程その他にスーツ10着程と、職業柄「そんなに衣裳いる筈もなかろー!何の商売やっとるんじゃ!」と大突っ込みが来る程の数である。
★別に自慢しているわけではない。困ったものだと思っている。
★中学や高校の頃、暴れてかぎ裂きになっても新しい制服が買ってもらえず、ミシンで尻などが縫い合わされたズボンを佩いて、黒板に出て数学の問題を解かされても、ズボンの尻の縫いあとが気になって、(特に好きな女の子等が居た時は)問題を解くどころではなく恥ずかしくて仕方なかった。
★ほんとうは制服にすればみんな平等というのは金持ちの発想で、制服は支給ではないから買わなければならないという貧乏人の現実は分かっていない。
★通学の服装が何でもよければ、親せきなどから贈ってもらったしゃれたお古の服があったのである。
★一旦鍵裂きしたりすれば、普通の家では買い替えてもらえるが、わが家はミシンで大きく修理してそのまま佩かねばならない。
★服装で差別された子供は、大人になると病的に服を買いそろえる。これはほとんど病気といってもいい。
★服装だけはしのごの言わせたくない。毎日着替えてやるという、なんとも陳腐な発想に捉われてしまうのだ。
★だが、分かっていて、中々治らない。
★横道にそれた。
★明日、家人に黴を取ってもらい、再びアイロンがけしてもらう事にした。
★やれやれだよベイビー!
★大体、吾寝室は冬中、喉が弱いため、加湿器で湿度を高くしている。そこにあるロッカーの中も多分湿気が多いのだ。乾燥剤を入れるか、時々風を通さなければいけないのだ。
★もっとも去年はそんな暇なかったもんな。9月の新聞を3日前にやつと読み終わったと言うほど忙しかった。
★ほとんどが、芝居とボランティアで、本当はそのくらい働けば大分儲かったと思われるのに、相変わらず、世界一年収の低く、世界一忙しい日々を送っている。
★残念!
★だがせめて、安い?(本当は高い物を安く買う秘訣がある)背広くらい、とっかえひっかえ着させてくれ!
特異日

★写真は杏の花です。
★本日は朗読講座の日で午後北千住へ行った。
★3月の発表会の反省と、今年度の方針についての討議をする。
★帰り、つけ麺を食して、本屋を覗き、新宿へ。
★鳴り物入りで宣伝していた、ヤマダ電気のビルに寄ってみる。
★ところが、この店、何の具合かDVDのソフトを売っていない。
★ちょっとこれは不便だ。
★テレビでの宣伝が効いたのか、芋を洗うがごとき混雑。
★そうそうに退出する。
★去年も書いたが本日は小生に取っては、年に一度の特異日というより、怪我をしたり手術をしたり女に振られたりの年に一度の最悪の日なので、控えめに過ごした。
★帰ってきて、てらの講座の決算報告書作り。
★ともかく、一日何も無く無事に終わった事を感謝だよベイビー!
★明日からは全てラッキーな日の連続でありたいものです。
★さて、もう一つおまけの杏の花アップです。白とピンクの花が一つ枝に咲いているのがめずらしい。

緊急 高値野菜大放出

★写真は電線に留っている小鷺。
★4月17日としては41年ぶりの雪だという。
★41年前の事を思い出し20行程、書いたが例によって、なんかのボタンを押したせいか、書いた記事が一瞬にして消えた。
★看板には「緊急 野菜安値 大放出」と書くべきなのだよ、イトーヨーカドーさん。
★「緊急 高値野菜 大放出」では、いくらあんたが緊急に野菜が高いので、大放出しますよというつもりで書いても、「緊急に高値の野菜を売って大儲けするぞ!」にしか思えないんだよと言った事を書いた。
★そのほか、人の事は言えないが、ニュースで野菜を安く売ると言ったらすぐ集まってくる国民性はなんとかならんかベイビーと言ったようだ。
★それから政治も政党も、マスコミの世論調査等と言う造られたまやかしにごまかされるな、もっと大人になって自立した意見を持って協力と言う事は無理なのか……多分無理だなと言うような事をはっきり書いたのだが……
★ヨーカ堂の呪いか何か知らんが一斉に文章が消えた。
★で、夜も遅いので、もう一回丁寧に書く気はしない。
★と言うわけで本日はこれでおしまい。
北極振動というけれど

★写真は10日程前の満開の桜の様。
★もう、桜の咲いていた頃がなつかしくなっているが、たった10日程前の事なのだ。
★気象予報士の説明によると連日の寒さと温かさの日替わりは、北極振動だということだ。
★そんな名前が前からあったのか、あるいは急につけたのかは知らないが、なぜ北極振動になるのか、この状態がいつまで続くのかという説明が、どの局のニュースを見ても定かではない。
★これは誰もどんな学者にも説明がつかないという事なのか。
★北極からの寒気とエルニーニョによる暖気が、丁度日本列島のあたりで鬩ぎ合っていると聞いても、なぜ今年に限りそうなるのか視聴者は知りたいのだ。
★なぜ、そこのところが説明されないのか?学者もわからないということなのか。
★この寒さと4月の中旬に雪(正確には霙)が都心に降ったのは、30年ぶりだという。
★30年ぶりといえば、まだ30代半ばの頃八騎人(ハッキジン)という演劇集団で芝居をやっていて、四月の公演前にこの時は4月前半だったと思うが、公演直前に東京に大雪が降って、当時の稽古場百合丘にたどり着くのに大変な思いをしたという記憶がある。
★確か公演の3、4日前だったようで、ずいぶんあせった。
★その時の雪は半端でなく20センチ程積もった気がする。
★その頃か?東京に降る雪は1月2月よりむしろ3月の方が多いと聞かされた。
★なんでも八丈島の沖を低気圧が通り、寒気団が南下してきていて、最高気温が4度以下になると東京に雪が降ると聞いた記憶がある。
★まあ、記憶なんてものはあてにならないので、間違っているかもしれない。
★さて、話変わって7カ月前の9月17日に何が有った日か覚えているかベイビー!
★2009年9月17日鳩山内閣が誕生と新聞にある。正式な誕生は16日か?
★小生は期待より不安の方しかなかったが、大かたは大変な期待をしていたように思う。
★たった半年足らずでここまで人気が落ちるとは思わなかった。
★人気、つまり人の気持ちはすぐ冷める。
★熱いばかりも困るが、人の世の常とは言い切れないものがある。
★まこと、人の気はめんどくさく、測りしれない。
★普通の春になってください。普通でいいんです。
展覧会

★写真は雨にけぶる都庁。
★本日午後、小生のラジオドラマの師匠にあたるIさんのアマチュア絵画のグループ展を、新宿の美術館に観に行った。
★6点程の風景画・人物画等テーマに添った作品が飾られており、これで3回目くらいと思うが(こういう言い方をするとおくがましいが)、大変進歩していて、すばらしい作品群であった。
★役者の内山 森彦さんもいらしていて、久しぶりに話す。
★それにしても、世田谷区とか目黒区は立派な美術館を持っているのに、金もあるはずの新宿区の美術館はみすぼらしい。
★その区が文化に対して、どういうスタンスを取っているのかが分かるような気もする。
★その区をその国に置き換えてもおんなじだ。
★新宿を美術や演劇や音楽の都市にしようという気配すらないのか?
★がっかりだ。
★5時に閉館でIさんは本日当番なので、片づけて、新宿の駅近くへ行き、久しぶりに色々語る。
★ラジオドラマについて、また2月にやった小生の芝居などについて、話は弾む。
★きついダメ出しももらう。
★やはりこういう師匠のような人に色々言われる小生はしあわせである。
★それにしても冬並みに寒い日々である。
★春はとうとうトンズラしてしまったようだ。
★おい、ベイビー、春を探してとっ捕まえて、連れ戻して来いよ。
★頼むぜ!
編集

★写真は花ニラの花です。
★さて、故あって久々に完徹。
★完全徹夜はこの年になると軀にこたえる。特に心臓、血圧によくない。
★午後、すこし遅れて六本木、日脚連へ行き、広報の編集の仕事2時間程。
★終わって、脚本家の男4名でアマンドへ。
★知らなかったが、アマンドが六本木の交差点から一つ裏の道に引っ越してから、もう1年と2カ月が経っているという。
★こちらのほうが、喫茶店らしくて雰囲気はいい。
★前の六本木交差点のアマンドは何回か入った事はあるが、変にけばけばしかったが、今のそれは内装も控えめで、今はすっきりしている。
★六本木の通りから一つ入った通りという非常に便利な処のビルなのだが、7、8階のビルがアマンドともう一つしか入っていない。
★ビル全体がガラガラで入る会社もない。
★こうした処を見れば不況もほんとうに底なしのような感じがする。
★大変な事だよベイビー!
★でもとにかく、本日は寝る。
★何しろ人間食って、寝てそれから何か行動するという事になる。
★基本中の基本をまず、では本日は短いがまた明日。
★good night!
最高気温20度?

★写真は4、5日前の桜です。
★本日(13日)は、夜、家人の女学校の同級生でもあり、古くからの友達のSさんが泊まりがけでやってくる。
★久しぶりにビールを飲みながら語らい。
★彼女はずいぶん昔40年以上前からの知り合いなので、われわれの色々な生活を含めた変遷を知り尽くしているので、想い出話も含めて話は弾む。
★しかし、昔の懐かし話はほとんど少しで、現政権の話や、現在の文化状況等の話に終始する。
★彼女は大変意識の高い人なので、ずいぶん刺激される。
★現在はお母様の介護に明け暮れていて、大変な日々らしいが、彼女も私たちと話して、ずいぶん息抜きになったようだ。
★井上ひさしさんが亡くなったのを知った日は本当に落ち込んでしまって、入院中の母上に「今日は気分が落ち込んでしまって、どうしょうもない」と言ったら「じゃあ、帰ってもいいよ」と慰められたという。
★彼女はごく普通のファンであり、観客で別に芝居とは無関係な人だ。
★その彼女を動転させ、極端に落ち込む程の思いにさせる井上ひさしさんの存在の大きさを改めて思う。
★そして、ある意味でうらやましい存在であるとも思った。
★劇作家冥利というか作家冥利につきる存在である。
★同じ劇作家として爪の垢でも煎じて飲みたいものだよベイビー!
★改めてご冥福を祈るとともに、いつまでこの命があるか知らないけれど、頑張らねばならないと思った事である。
★最高気温が10度程上がり、また明日は5度も下がるという。
★軀がこの変動について行けるよう、自己調整していかないと、年寄りにはきつい。
雨に散った桜

★写真は4日程前の満開の桜です。
★雨が一日降り続いて、ついに桜は葉桜になってしまった。
★今年は日替わりの気温の為か、意外に長持ちしたのだが、本日の雨でついにこらえきれずにほとんど散ってしまったようだ。
★苦手な、今週中にやりとげなければならない事務仕事に追われる。
★事務とか計算が極めて苦手である。
★そのため、どうしてもやらなければならないボランティアの事務仕事をしていると、自分の能力の無さとむきあわされているようで、ついいらだってしまう。
★こういった計算とかそれにともなう事務が苦手で、それとは逆の文章とかセリフとかの方向へ進んできたのに、この年で数字と向き合わなければならない事にいらだつのだ。
★そういった事をすればするほど、(時間をかければ出来ない事はないのだが)文章や創作の為の集中力が削がれて行くような気がしてならないのは、気の所為なのだろうか。
★ま、雨だしこういう日が有ってもいいかベイビー!
★桜も散って春も本番だというのに、最高気温10度とかそれ以下とかの冬の気温である。
井上ひさしさん

★写真は先週の夜桜です。
★劇作家の井上ひさしさんが亡くなった。
★肺がんとは聞いていたが、そんなに重いとは何故か思えなくて、あまりに急な事でショックを受けた。
★あれは1900年代の終わりだった。
★初代の劇作家協会の会長をされていた頃、何回かお話をさせていただく機会があった。
★劇作家としては当時無名の(今でも無名と言えば無名だが)小生にもわけへだてなく、色々話して下さったり、相談事まで聞いて下さった。
★当時ラジオドラマや中学生日記等の仕事は、そこそここなしていたが、本来やりたいと思う芝居が中々やれない状況で、そのいら立ちを相談したと思う。
★「それはね、それぞれ役目とか天の時のようなものがあるんですよ。その時その時で精一杯頑張れば道は開けます」と言うような事を言われ、本当に希望が湧いた。
★目の前の仕事に集中して頑張ろうと思った。
★やがて、小生はラジオドラマ「枝の上の白色レグホン」で芸術祭の大賞を取った時「お陰さまで賞が取れました」と報告したら井上さんはよろこんでくれて「それは良かった。賞というものは中々とれるもんではないんですよ。何かお祝いをしましょう」と言ってくれた。
★その言葉だけで嬉しかった。
★そして、何日か経つと神田の金ペン堂の万年筆をお祝いに贈っていただいた。
★ほんとうにうれしかった。
★井上さんは小生のような井上さんから見たら無名の劇作家にも、ほんとうにきちっと人間として作家として対して下さった。
★その事が嬉しかった。
★やがて、私が劇団ギルドを造り「やっとなんとか芝居の劇団を造り芝居がやれるようになりました」と報告したら
喜んで下さった。
★あの万年筆はもったいなくて使えませんと言うと「どんどん使ってください。万年筆は書くためにあるんですよ」と言われた。
★井上ひさしさんとはそういう人だった。
★いまだにもったいなくて、万年筆はしまったままだ。
★あれほどの天才でありながら、腰の低いやさしい人は他にいない。
★何回かご招待したが、勿論お忙しく吾が芝居を見に来て下さる事は果たせなかった。
★でも丁寧な忙しくて観劇出来ない旨の便りをいただいた。
★素晴らしい作家であり、すてきな人だった。
★ほんとうに残念である。なんと人生は残酷な事を時におしつけるのか。
★ご冥福をお祈りいたします。
★井上ひさしさん。ありがとうございました。あなたに励まされわたしは今、芝居をやっています。
★頑張るしかないなベイビー!
★あと何回芝居が打てるか知らないが頑張るしかない。
時代考証の誤り

★写真は江戸東京博物館での、脚本展関連行事の殺陣です。
★なお、殺陣の講座は本日11日も江戸東京博物館一階会議室で13時30分~15時まであります。
★入場無料ですので、是非いらしてください。
★さて、本日(こっちは10日の事)は、江戸東京博物館で静岡からの親友2人と待ち合わせ、脚本展を案内した。
★そのうちの一人が展示されている小生の書いた昭和最後のラジオドラマ「アルバイト探偵」を見て、「とうとうタカヤも博物館に展示されるようになってしまったか」と言った。
★まだ現役のつもりなのに、そういわれると、ラジオドラマの仕事がもう終わってしまったような感じがして、なんとも複雑な思いがした。
★博物館を出て両国で3人で食事をする。その後浅草橋に出てコーヒーを飲み語る。
★彼ら2人は静岡高校時代のハーモニカバンドの部員の集まりが東京であるという事で、一人は静岡からもう一人は厚木から久々に出て来た。
★話は尽きないが、その会合があるので、2時半頃別れる。
★そして新宿経由で帰還。
★帰りついて夜フジTV50周年記念の三谷 幸喜作の「わがやの歴史」第2話を見る。
★昭和26年の血のメーデーのシーンでデモに行く学生が、ヘルメットをかぶつて行ったのには驚いた。ありえない。
★「おい、学生がヘルメットをかぶつてデモに行き出したのは60年代も後半にはいってからだぞ」とつっこみが思わず入る。
★なぜなら頭に何もかぶらずデモで機動隊にボコボコ警棒で殴られていたころ、小生は全学連での幹部だった友に「なんでヘルメットを被ったり対抗して棒を持ってデモしないんだ」と疑問を呈したくらいだったのだから。
★しかも、ドラマの昭和26年のアジテーションの看板には「反戦」等と言う短縮語が平気で書かれている。これもありえない。
★反戦とか反帝とかの省略語がはやりだしたのも、1960年代の後半からである。
★昭和26年であれば、「戦争反対」とか「戦争を二度と繰り返すな」と書くのが正しい。
★しかもこの年、出演者の一人が「古川ロッパのようなコメディアンになりたい」等という。しかも「オーディションをうけて」
★この時代コメディアンとか、しかもオーディションとかの言葉は日本に存在しない。喜劇役者とか役者になる試験とか以外の横文字は存在しないのです。
★三谷 幸喜が年表を元に造ったドラマなのでそういった誤りがしょうがないとしても、時代考証という役割やディレクター、プロデューサーがいくら50歳代以下だとしても恥ずかしい限りである。
★こういうドラマを安易に放映しているから、ドラマの衰退と言う事がいわれるのである。
★年表にある有名人を都合よく出すのはいいが、言葉の錬金術師であるはずの脚本家が生まれていなかったとか、知らなかったとかで間違いだらけの言葉を使うのは情けない。
★ここは、三谷幸喜と1994年悲劇と喜劇でギャラクシー賞の奨励賞を分け合い、その年の優秀賞を取られた相方だけに、小生厳しくこの点は突いておきたい。
★こういう基礎的な過ちは駄目です三谷幸喜さん。
★嫉妬だってベイビー!
★いいえ、後輩作家への駄目だしです。
脚本展の殺陣イベント

★写真は脚本展の関連イベント殺陣。
★本日は江戸東京博物館で、脚本展の関連イベントの殺陣講座がおこなわれた。
★菊地 竜志先生率いる菊地剣友会のみなさんと、敵役俳優山本 昌平さんが楽しいトークと山本さんの心にしみるハーモニカの演奏。時代劇の立ち回り名場面等もあり、お客様も大満足されたようであった。
★小生は今回何もできなかったので、会場整備等ささやかにお手伝い。
★夜、池袋で所用で友人と会って食事。
★気になるベストセラー「リミット」五十嵐 貴久「桐島、部活やめるってよ」朝井リョウ他3冊を買い求める。
★現在寝る前に読み継いでいる「食堂かたつむり」小川 糸はとても感性豊かで久々に面白いと思える作品である。
★読むのもいいが、自分の創作をそろそろ始めろよ。
★分かっているよベイビー!
★離陸の為の助走だよ今は?
★本当か?
脚本展In江戸東京博

★写真は江戸東京博物館の中の脚本展の看板です。
★江戸東京博物館は、写真を撮ってもいい処とだめな所が有って難しいです。
★本日脚本展を観に行ってきました。
★大変格調高く、色々の脚本が展示されていました。小生が行ったのは夕方だったせいか、あるいは平日午後であったせいか数組のお客しかいなかったのがなんとも寂しい感じがした。
★江戸東京博物館はいつも気にになっていたのだが、先日準備の為に裏から入って、打ち合わせだけで帰ってきたので、正式には本日初めて訪問したこととなる。
★さまざまな展示物があり、ゆつくり一巡りするには、3時間は掛かるだろうという広さだ。
★ただ、色々な博物館や美術館を巡ったが、ここは暗い。照明が暗すぎる。
★展示物自体には灯りがついていて、良く見えるのだが、暗いところの嫌いな小生などは長く居たくないと思うほど暗い。
★これはなんのためなのか?
★まさか電気代を節約しているわけではないと思うが、こうした暗さが落ち着きと集中力を生むと考えてやつているとしたら、これは大きな間違いだと思う。
★2年前に訪れたロンドンの大英博物館を思い出す。ここはあくまでも明るくて、写真撮影はすべてOKなのである。
★著作権等の関係で、写真撮影すべてOKとはいかないかもしれないが、この照明だけはちょっといただけなかった。
★でも、これはあくまでも個人的な感想なのでどうしょうもない。
★外の桜も満開だったよベイビー!
★皆さまお誘い合わせのうえ江戸東京博物館の脚本展を観に行ってください。月曜休館ですが、4月18日までやっています。
竹下 登幹事長時代

★写真はベランダから見下ろした桜です。今正に満開です。
★故あってVHSのテープをDVDにダビングしている。
★吾ガ家で一番最初に録画したテープをダビングしようとチェックした。画質はよれよれで、音声もかなり劣化していて音量を通常の倍くらいにしないと聞き取れない。
★音を大きくしていて、再生を止めたりすると、ものすごい音量で現在流れているTVの音が大音量で流れてきて、あわてて、リモコンを探して、音を下げようとするが、そういう時に限って、リモコンが新聞の下に隠れていたりして、大慌てしたりする。
★1という数字の貼ってあるテープにはモノクロ映画の「凱旋門」とカール・セイガン本人が出ているドキメンタリーが入っていた。
★そして、その後にニュース解説のような物が入っていて、今は亡くなったTBSの解説委員がしゃべっていて、竹下幹事長が何かしゃべっている。「中曽根総理のお考えは……』等としゃべっていた。
★それ自体はどうでもいいが(というのは小生にとってだ)時代が特定できそうだった。
★ともかく小生が録画をはじめたのが、竹下幹事長の時代という事になる。
★調べるとこれは1986年7月~1987年10月という事になった。
★つまり小生がVHSの録画というものを始めたのは、1986年7月以降ということになる。
★これは一般の人より遅いのか、早いのかはわからないが、すでに24年くらい経っているという事だ。
★凱旋門は廉価版のDVDが出ていると思うので、ダビングする必要はないが、とりあえず、吾が家の1号録画版としてダビングすることとした。
★ちなみにNO2のテープはジェームス・ディーンの「エデンの東」だったがこれはDVDがあるのでダビングは止めた。
★そして、その後ダビングをしたテープは昭和26年制作の「鞍馬天狗・角兵衛獅子」であった。
★これは、8歳の頃長野県の須坂市の電気館という映画館で、小学2年の時見た映画である。
★美空ひばりが杉作の役で出ていた事以外はすべて忘れている。忘れているが、いつもジョニー・ワイズミューラーの「ターザン」と2本立てだった。
★1里の道を学校が終わってからいつも映画には一人で行った。親は働く事に忙しく子供はお小遣いだけ渡されて、午後に歩いて行く。
★行きはよいよい、帰りは恐い。街燈もろくにない、昭和20年代の雪の降り積もった約1里程の夜の道を、一人で怯えながら帰ったものだった。
★そんな嵐 寛十朗主演の鞍馬天狗である。
★ダビングの間ずっと見ている時間もない。
★ゆっくりとダビングしたDVDを見直したいと思うが、この先いつになったら、そんなのんびりとした時間がくるのか?
★大量にダビングしたままのDVDを観返す事もなく死んで行くのもつまらんけれど、残り少ない日々ならせめて、造り残した芝居やドラマを造る事に専心したいと思う。
★そう思うんだよベイビー!
★短くも華やかな桜は今が盛りです。
★盛りのまっただなかでもう散り始める花びらのなんと悲しく潔い事でしょう。
日替わりの春
2カ月前は

★写真は桜超しに見える東京タワー。
★2月末に芝居の公演があったものだから、1月の正月明けからほとんど新聞をざっとめくるだけで、きちっと読んでいなかった。
★きちっと読むという事は、読むだけでなく、小生にとっては、切り抜きもするということなので、新聞は溜まるだけ溜まっている。
★それを数日前から少しずつ整理している。
★人間というかマスメディアは目新しい物を常に追っかけているので、3カ月前、何に大騒ぎしていたか等すっかり忘れている。
★2カ月前は小沢一郎が起訴されるかどうかで大騒ぎしていたし、朝青竜が相撲協会を首になったのもこの頃だ。
★あの不朽の青春文学「ライ麦畑でつかまえて」のサリンジャーが1月の末27日に確か91歳で亡くなって、あのスペンサーシリーズを書いたロバート・パーカーも1月18日に77歳で亡くなっている。「ゴッドウルフの行方」以来新作が出るのが楽しみで30冊程読んだ。
★いずれも好きな作家だった。
★浅川 マキも亡くなり、一週間ほどして稽古の合間にCDショップに行って、浅川マキのコーナー自体がないショップもあり、そんなものかと思い寂しい思いもした。
★それだからではないが、「青い地球の人間図鑑」の中で小生なりの追悼をしたつもりである。
★時代を共有して、観客としてはシンパシイーを感じていても、ついにそのライブを見ることなく彼女は逝ってしまった、まだ60代で若いのに……
★時は正に容赦なく流れる。
★仕方のないこととはいえ、もう誰もハイチの地震については思い出しもしない。
★新聞の片隅にそれらの続報が有ってもよかろうと思う。
★テレビとは違い、そういうスパンの長い物の見方が、新聞にはあってもいいのではないか?
★速報性ではネットやTV・ラジオには勝てないのだから。
★そうじゃないかベイビー!
★「ガラスの巨塔」というNHKを止めた元プロデューサーの書いた小説を読んだが、ストーリーだけが先行していて、小説としての感動が何も伝わってこない。
★主人公が巨大な組織の中の様々な人間と戦い、新たな番組を造りやがてNHKらしき組織を止めるまでの話なのだが、肝心な主人公の心の痛みや傷が少しも伝わってこないのはどういうことなのか?
★作者もさる事ながら、何処の世界もそうなってきているのだが、きちっと本にする前にダメ出しのできない、編集者の質が落ちて気いるように思える。
★編集者、プロデューサー、ディレクターの質が低下してきている事が問題だ。
★勿論作家の質の低下も第一の問題だが……
限りなく平坦な道

★写真は上空から見た桜です。
★間 寛平のアースマラソンには感心する。
★現在はイランの高原砂漠のような処を走っているのだが、毎日50㌔近く5~8時間かけてひたすら走っているのである。
★週1か2の休みがあるとか、何人かのスタッフが食事とか宿の手配をしてくれるとはいえ、あの年で(たしか60近いと思うが)しかも前立腺癌という病をおして毎日走り続けている。
★日々ささいなことでくよくよしている小生も、爪の垢を煎じて飲みたいと思うが、ああストイックな生き方は出来ない。
★お笑いと称しながら芸も無くただだらだらとTVに出ている芸人も、少しは見習ったらよかろうにと思う。
★それにしてもと思う。一日の内に天喉の急変する砂漠で時に上り下りの激しい日もあるが、大体は平坦な道の連続である。
★その道をひたすら同じピッチで淡々と走り続ける。
★逆にドラマの無い事がドラマであり、前にも書いたが、ひょっとして、人生とは山あり谷ありと思っているのは思い込みで、実は何処まで行っても平坦な道を同じ速度で走り続けているだけなのかもしれないと思う。
★ただ、日によってそのピッチが遅かったり、休みすぎたり、早く走りすぎたりするだけなのかもしれないとアースマラソンは人生の比喩のように思えその走りの記録を見てしまう。
★単調な人生を複雑にしすぎているのは、実は自分なのかもしれないよベイビー!
★気象予報士によれば今年の春は徐々に暖かくなるのではなく山あり谷ありの春なのだという。
★そう言われても、三寒四温とは大分違うような感じがする。
芝居見物
床屋
花に嵐の例えもあるぞ

★写真は近所の桜並木です。
★「花に嵐の例えもあるぞ、さよならだけが人生だ」と言ったのは川島 雄三だったと思う。それより古い出典があるのかもしれないが、そういった事はどうでもいい。
★いちいちネットで調べる趣味もない。
★問題は川島 雄三が言ったという事だ。「縞の背広の親分衆」や「幕末太陽伝」を撮ったあの奇才天才監督が言った言葉だ。
★その言葉にある如く、本日は南風が嵐のように吹き荒れた。
★午前11時頃、ベランダの鉢植えの花や葉はそよともしていなかった。
★ほんの15分も過ぎたろうか、ものすごい勢いで、ベランダの花どもが揺れ出した。
★一瞬にして風向きが変わる。恐ろしいほどに。
★その風の中、自転車で図書館へ行く。
★当たり前かもしれないが、平日昼間の図書館は年寄りの男どもと、若干の主婦だけで、閑散としている。
★若いころは図書館というもの自体が嫌いだった。
★息を殺して、音も立てずにじっと読んだり書きうつしたりという空間が、息苦しくてなんとも近寄りがたかった。
★だが、今では図書館で講座をやったりしているので、そんな事どころか、独特の静謐な雰囲気が好きになっている。
★ただ、仕事以外ではあまり長居は苦手である。
★そんなわけで、早々に図書館を出て、壊れてしまったので、非常用の大型懐中電灯を買う。電池付きで580円という値段である。
★どうせ国内で造っているとは思えぬが、立派な大手の電機器具会社の製品である。
★580円で儲けというものは本当にあるのだろうかと、余計な事まで考えてしまう。
★たまには野球でも見ようと思うが、BSでしかやっていない。
★試合は巨人ー横浜だが大味で大リーグの松井を見るような興奮はない。
★流れで、そのまま、東映の「集団左遷」という映画を見てしまう。
★江波戸 哲夫原作で亡くなった野沢 尚の脚色。
★1994年頃のバブルがはじけた直後の作品だ。当時より更に時代は悪くなっている事に、感慨深く思う。
★作品としては頑張ってはいるが今一で、はたして映画にする必要があったのかというような作品である。
★というより、多分ヒットはしなかったろうと思われる。
★そういえば、同じ江波戸 哲夫原作で「支店長最後の日」というラジオドラマをラジオ深夜便で脚色した事がある。
★出演者を男女2人に絞って低予算で、それなりに印象的な出来栄えの大人のドラマだったが、なんで再放送とかしないのだろう。
★もったいない話である。
★ということで、風はまだこの夜半強いよベイビー!
★ねがわくば、明日昼頃の雨は止めてほしい。大切な書類の移動があるのだから……といっても、天気は一切おかまいなしか?
★花に嵐の例えもあるぞ、さよならだけが人生だ!
さて、桜は咲いたのだけれど

★桜並木の写真です。
★桜は咲いたのですが、まだ肌寒くなんとも中途半端な日々が続いています。
★昨日買った靴の履き心地を試しに街に出たのですが、嘘寒い感じで、葉書ホルダーと電池を買って早々に帰ってきました。
★本当に久しぶりにぼんやりと、何もせずの一日でした。
★休む事によって活力を貯めて次に力強く進めればいいのですが、休んでいると、細胞がここぞとばかりに老化を進行させて行きそうで、嫌な感じです。
★まあ、実に長く調子の悪かった風邪がやっと立ち去ったので、ここで十分な休養は必要とは思うのですが、どうなんだろう。
★何かに対する意欲が後退していくという事は、やばいなーベイビー!
★本日で、もう1年の4分の1が過ぎたということであります。
★まあ、その4分の1に芝居1本打ったので良しとするか?
★でもあと4分の3は早いぞ!
★きっとあっという間だ。