他の星の電車

★写真は線路。
★夕方、東京駅近くのまことシアターへ「ひまわり海に咲いた」を観に行く。滝本 祥生さんの作で、茜presentsの第一回公演ということである。
★まことシアターのプロデューサーである亀さんから頼まれて、座長の茜 小雪さんと脚本家の滝本祥生さんを引き合わせたのが小生だったので、その成果や如何にと出掛けた訳である。
★思ったより上出来の芝居だった。作者の滝本さんとしては、色々出来上がった舞台に不満もあったようだが、まあ、なんとか、良い芝居となって、仲人としてはめでたし、めでたしである。
★終わって、急いで帰って、明日からの芝居の台本を書かねばならないという滝本さんを30分引き止めて、放送作家協会の事務をやっているMさんが見に来ていたので、Mさんの友人Nさんと共に暫し飲む。
★楽しい一時であった。
★帰りの電車は終電一つ前で、土曜日の為各駅停車である。
★車内は、土日は99%若者だけが乗っている。近頃、土曜日の夜中まで、遊んでいる中年や老人はほとんど居ない。
★したがって、なんとも小生は場違いで、他の星の電車に乗り合わせてしまったようで、居心地が悪い。
★いつものように、長丁場の電車はウトウトと眠るのだが、それにも飽きて、どうにも手持ち無沙汰で、池波正太郎のエッセイの文庫本をカバンから取り出して読む。
★帰って来て、録画した、白洲次郎のドラマを観る。なるほど、豪華で、芝居達者な役者のキャスティングである。金はかかつているが、いまひとつ第一部を見た限りではピンとこない。
いかにもNHK的という作りがなんともこそばゆい。
★太平洋戦争に向かう折、あんなにはっきり白洲次郎がf反戦を貫くという話は出来すぎであろう。
★それならばそれで、充分、いやそれだけで白洲は人間として、ものすごい価値があるが、本当にそうだったのか?
★ま、調べてみるよベイビー!
★今夜はこんなところで・・・・・・