桜ほぼ8分咲き

★写真はほぼ八分咲きの東村山の桜です。
★さて、久しぶりに少し休むと左の腹が痛いので、これはやはり、腹の痛みの原因は、検査が遅れている十二指腸潰瘍なのかなと自己判断で当たりをつけたのですが、検査をして見なければ分りません。
★久しぶりにダラダラとTVのニュースを見ていると、とんでもない事になっています。
★高速道路をETCで乗ると土日は、一律1000円で渋滞しているとか。しかもこれは乗用車だけだと。
★これとんでもないでしょ。とんでもなくないと思っている人はマヒしてますな。
★温暖化防止とかのスローガンは一時棚上げですか?どうでもいいんですか?
★本当に消費を促すのであれば、運送、商品運搬のトラックとかバスを1000円にして、物価を安くしたりして、自家用車は出来るだけ走らせないようにするのが、地球に優しいという事でしょ。
★何しろ車を持たない身としては、ひがんでいるのではなく、この頃のドライバーのマナーの悪さにもあきれます。
★今日、ほんの少し駅前まで歩いただけで、府中街道は大型トラックの運ちゃん(あえて運ちゃんと言う)が片手で携帯で話しながら平気で運転しているし。
★途中3っつ程ある白帯の書いてある横断歩道で歩行者のために止まってくれる車は一台も、なし。
★運転しているものが主婦だろうが、老人だろうが、横断を待っている歩行者が見えていても1台も止まらない。したがって、歩行者は車の行き交うのが途切れるまでじっと待って居なければならない始末です。
★こないだも、植え込みでよく見えない団地の中の木の陰の道路を、駐車場からいきなり加速して来て、吾が自転車は急ブレーキをかけあやうく衝突はまぬかれましたが、すぐそばを夢中になって鬼ごっこで走っている小学生がいたので、この子達をひき殺しかねない同じ団地に住む主婦運転手には、激しい怒りをかんじました。
★振り向いて怒鳴ってやったけれど、バックミラーに写って居るはずなのに一切無視して、団地の中の道を猛スピードで通り過ぎて行ったのです。
★「最近の自動車は始動の加速がいいからゆっくりは走れないの」とでも、いいわけするつもりなのか?
★ほんとうに右側を走ってきたり、無燈の自転車もそうですが、自転車も自動車も運転のモラルというものが荒廃しきっています。
★今日は世界環境会議とかで、あらゆる国のタワーの灯りを消したというニュースを流す一方で、日本は、幼い子供連れの大型乗用車で高速を通って1000円でキャンプにいけたという喜びのとんでもない、光景とその声を放送している始末です。
★テレビ局のプロデューサーとかディレクターは同一の自番組に世界と日本の環境を守るという意識の差に気づかないのでしょうか?
★気づくわけはありません。車を乗り回して、ヘリコプターまで飛ばして、1000円になった高速道路の様子を嬉々として放送しているお馬鹿なのですから。
★まあ、そうやって、好きなだけ地球をこわしていけや。そう望むなら、な、そうだろベイビー。
★たまに休んでも腹の立つ一日でした。
3種混合

★五分咲きの桜パターン4です。
★起床8時30分が2日つづきました。サラリーマン等に取っては、あたりまえどころか、起きるの遅いよというところでしょうが、就寝午前3時、4時の人間にとっては地獄の2日間でした。
★しかも、今日は注射ではなく3種の仕事混合です。
★午前中、北千住に於いて、日本脚本アーカイブズの会議。
★その後、高田馬場で風真 弘子さんのタップダンスの発表会を観覧。
★夜、劇団員永島 広美が出演している、芝居のユニットの稽古を見学に行き、出演している演出家と女優さん達と飲みながらの歓談。夜中1時、タクシーでのご帰還と、フルコースには、いささか疲れました。
★何せ66歳になったばかりの新人。
★そんな3種混合全力投球の力ないにもかかわらず、やっぱり性格的に手抜きは出来ず、いずれも気張ってやりぬいてしまったのです。
★アーカイブズは文化庁への報告書が出来上がってきて、念願のパンフレットも出来上がりました。
★風真さんのタップはこれは素晴らしく、どうやって、この踊りを次の芝居に生かすべきかという、良い意味での悩みが増えたわけです。
★そして、滝本 祥生さん主催の女性4人の芝居の稽古も、素晴らしく、いい芝居になる予感がして、一安心。
★その後の飲み会も久々に美女5人を独り占めという、楽しいたのしいひと時でありました。
★このように書くと何を贅沢な事を言いやがって、おいしい事ばかりしてるんじゃないと突っ込まれそうですが、実は大変なんです。
★左の下腹の痛みは依然として続いていて、痛みの正体は分らず、4月7日に設定した第2次オーディションは応募がいまひとつ伸びてきません。
★朝から飛び回っているために、勿論7月公演の本は先に進みません。
★あれやこれやで、ヘトヘトの今日この頃であります。
★まぁ、でも、一つづつ解決していかねばならない事なので、なんとか、がんばりますよ、ベイビー!
★でも明日は半日ほど休ませてほしい。
★えっ?無理?無理言うなよ、無理の出来ない躯なんだぞベイビー!
式さまざまの

★写真は五分咲きの近所の桜です。
★今年の桜を見ることなく逝ってしまった友が有ります。
★先日20日の日に見舞いに行った舞台監督をやっていた友達です。
★元々は役者で、過日結成していた八騎人(ハッキジン)という劇団では、2回も役者をやっていました。
★後に舞台監督に職換えして、劇団ギルドも3回程お世話になりました。
★まだ55歳でした。当世は55といえば、まだこれからという年齢です。
★悲しい事です。
★そんな彼の葬儀が有りました。
★通夜にはいけず、葬儀に参列しました。
★20台であろう、若い息子と娘さんらしき人が居て、奥さんとは大分前に離婚していたようです。
★あまり家庭の事は語らず、6年前にわずらった癌の事もほとんど語らない男でした。
★癌という病を取るか、残り少なくても、仕事を取るかの2択の中で後者を取ったそうです。
★葬儀の最後に息子さんが懐から、書いたものを取り出し、本日はお忙しいところ・・・・・・・・・と読みかけて、絶句し、泣き出してしまったのが、本当に涙を誘いました。
★立派な父であったと思います。
★本当に残念な事です。
★安らかに眠ってください。
★午後、一旦事務所に帰り、着替えて、夜今度はテレビ朝日アスクの最後の授業という事で、青山に出かけました。
★他の先生の授業があり、授業が終わって、6人の生徒と3人の先生で、居酒屋へ飲みに行きました。
★半年間学んだ生徒がとりあえず卒業という事です。
★頑張ってほしいと思います。しかし、この放送作家への道は益々狭く厳しくなっているのも事実で、様々な事が出来なければ、この世界で生き抜くのは難しい時代なのです。
★それでも頑張ってほしいと心から思います。
★但し、人と同じ事ではなく、人知れず何がしかのスキルを必死になって積み重ねていく事です。
★それが出来なければ、どんな世界でもやってはいけません。
★様々な式があった一日でした。
★それにしても寒いよなーベイビー!最高気温11度だって。
★いつもなら、誕生日を境にタイツが取れるのに、今年はそれどころではない寒さです。
春とは言えど

★写真は5分咲きの雨にうたるる桜
★本日3月26日で66歳の誕生日を迎えた。
★ハートイン乃木坂で日本放送作家協会の理事会。
★終わって、、アーカイブズの会議。
★セネカの残した言葉ではないけれど、人は意識無く人生を浪費してしまい、後になって、こんなはずではなかったとバタパ゛タするのである。
★全くその通りである。
★これからの残り少ない命どう有効につかっていくか、それだけだよベイビ!
★家に帰り、家人より半纏がぼろぼろだったので、新しいものをプレゼントにもらい。貧乏だった頃の大ご馳走オムレツを作ってもらって食べた。
★何しろオムレツは貴重品だった。卵を豊富に使い、しかも中に肉がはいっているという贅沢な食べ物だ。生前母が誕生日にいつも作ってくれた豪華な食べ物だ。
★家人の手造りのやや生地の硬いケーキもたべた。
★こうして、66年の年がはじまったんだベイビー!
★まだまだ行くぜ、よろしく!
65年が過ぎて

★写真は近所の五分咲きの桜です。あいにくの雨でした。
★なにしろ、戦時中の慶応病院で3月26日の0時40分頃に生まれて、65年が過ぎたわけである。
★計算式では、もうとっくに、俺は 青山墓地にある高谷家の墓に入っているはずだった。
★むかし、20年以上いやもっと前か、新聞に寿命の計算式というものが載っていた。
★その式は64歳で亡くなった父の年齢を入れ、自分の年齢を掛けたり、特定の数字で割ったりして出すのだが、小生の寿命は実は65歳と出た。
★これは、占いではないので、かなり根拠があるように思えた。
★ずっと先の事だと思っていたが、60歳を越してから、後4年あと3年となんとなく気になって来ていた。
★だから、なんとなく、65歳を過ぎた自分のイメージが自分で掴めなかった。恐れても居た。
★なのに今日、ついに66歳に突入してしまった。
★父の生きなかった65歳という年も、あっという間に過ぎてしまい、当時65歳になれば、医療費が半額になると楽しみにしていた父が、残念ながら65歳寸前で亡くなったのはさぞ無念だったろうと思う。
★20以上の職業を転々とした父には一切の年金は無く、父の生前小生が、市役所に行き、「今までの掛け金を全額払うから、年金は下りないのか」とかけあったら、「残念ながら今そういう救済制度がありません」と言われた時の悔しさはここには、書き表せないほどだ。
★ただで、年金をくれと言っているのではないのだ。掛け金を纏めて払うから何とかしてくれと言ったのに、この国はなんにもしてくれなかった。
★おそらく、父の世代は戦後の荒波の中で、少数ではあるが、職を転々として、年金を掛けられなかった人は結構居たはずである。
★そういった人間を常に国は少数であるが故に切り捨ててきた。
★そうして国として大きくなった。
★今更不況だと言って、オロオロする様は、そういう観点からみればチャンチャラおかしい。
★話がそれたが、とにかく、65歳で死ぬかもしれないという呪縛から66歳になった今、やっと逃れられたのである。これが昨日書いた感慨という事の実態だ。
★後の人生はおまけだ。おまけならおまけらしく、やりたい事をやりたいようにわがままに生きたいと思うのだが、そううまくはいかない。
★ボランティアとか、放送作家協会の様々なイベント等に時間を取られ、自らの書きたいことを書く時間が中々取れないという、「お人よしもいいかげんにしろ!」と自分に言ってやりたいような、日々を送っている。
★あと3年いや5年の命というものがあるのなら、ほんとうに書きたいことを書き、やりたい芝居を演出したい。
★望むのはそれだけだよベイビー!
★いやいや、もっともっといい女と出逢って、いい恋もしたい。こっちは枯れねえぞ、ベイビー!
授賞式とそして・・・・・・

★写真は第37回創作ラジオドラマ大賞の授賞式。
★本日3月24日夕方、乃木坂のハートイン乃木坂で、上記写真の表彰式があった。
★小生は今年最終審査員を仰せつかったので、式典に喜んで参加した。
★今年は佳作3作、その内の1本が4月11日にNHKFMシアターで放送される。
★さて、せっかくのお祝いのコンクールなのだから、1本選んで放送したり、ドラマと言う雑誌に掲載するのであらば、何故佳作3本等といわずに、その1本を大賞にしないのだという意見をNという作家が言ったが、それが正しいとは思わなかった。
★なぜなら、今年はどんぐりの背比べで、はっきり言って例年よりレベルが低かった。そんな中、3本のどれも甲乙つけて、大賞にするには、足りないと言う事情があったのである。
★詳しくは、月刊誌「ドラマ」の5月号の選評座談会を読んでください。4月の18日に発売されるという事です。
★したがって、3本の中でどれが優秀というのではなく、とれか1本をオンエアーするのなら、製作するNHK側にこの3本の内からどれか1本を選んでほしいという事を、NHKのプロデューサーとディレクターに他の審査員が委ねたと言う事情があったのである。
★それ程3本は低レベルに拮抗していた。どれか1本を大賞という意見はほとんど出なかったのである。
★しかし、こういう賞の宿命として、該当作なしでは成り立たないので、仕方なくと言う事情があったのである。
★放送作家協会が主催の賞の授与式で、こういった内部批判のような事を言うNと言う作家も、典型的な公私が分っていない作家で、あきれる。
★こういう人がまま居て、ちょっと首をかしげるのである。
★おかしいと思ったら、内部でまず批判をして、事情を聞くべきなのである。
★そういった事情はともかくとして、若い人が、胸膨らせて、作家としてのスタートラインにつくという事は喜ばしいことである。
★本物の作家に成れるか成れないかは、訓練次第、運次第という事になる。
★2次会、3次会と飲み会があり、最後の3次会の途中、携帯電話を覗いたら、息を呑んだ。
★先日20日の日に見舞いに言ったばかりの友人が24日の未明に亡くなったという訃報のメールが、故人のご子息から来ていたのだった。
★まさか・・・・・・・・・たった4日前である。本人は「後一ヶ月しか生きられないんだ」と言っていたが、小生が見舞いに行った20日の日はとても元気で、まさか4日後に亡くなるなんて、思えるような様子じゃなかったのである。
★それなのに・・・・・・・・・
★もう一度見舞いに行こうかと逡巡していたぐらいなので、なんともいえない驚きと悲しみと人の命のはかなさを感じてしまった。
★なんともやりきれない。55歳の若さであった。くやしいなー。
★と言ったわけで、奇跡のように優勝できたWBCの野球も、授賞式も一気に俺にはかすんだように思えてしまった。
★そんな悲しみの一日だったのさベイビー!
★こうして、今俺の65歳最後の日が今日やって来た。
★明日26日で66歳に成るという事は、特に特別な感慨があるのだが、そのことは明日書く事とする。
★友よ安らかに眠ってくれ、君と喧嘩しながら造った何回かの芝居の事は決して忘れはしないから・・・・・・・・・合掌。
春は名のみの・・・・・

★写真は久々にカメラに収まってくれたアビ。
★アビはカメラ嫌いなので、気分のいい時しか映さしてくれません。従って、背景のゴチャゴチャを片付ける暇もあらばこそという具合です。
★撮った写真をトリミングする暇もないので、背景勘弁してください。
★アビはなんに似ているかと言うと、アニメの「魔女の宅急便」に出来る黒猫のキキ(?)に似ていると いうと一番分りやすいそうです。
★しかし、宮崎アニメを「紅の豚」と「千と千尋の神隠し」くらいしか見ていない小生には、よくわかりません。
★へそ曲がりの為に、流行ったものは、何処がいいのかよ?ととりあえず敬遠してしまうのと、小生の 見た2作品はあまりピンとこなかったせいで、見ていないのです。
★ハリーポッターも一応DVDに焼いてあるものもあるのですが、全く見ていません。
★スターウオーズもスピルバークやジョージルーカスがハリウッド映画を駄目にした張本人だと言う論理を持ち続けているので、(だって、エリア。・カザンとかビリー・ワイルダーとか古くはラオール・ウオルシェの映画を愛していた小生としてはそういうことです)ほとんど見ていません。
★ファンタジーは嫌いではないけれど、ET等は、どこかインチキ臭くて嫌です。
★ウォルトディズニーも赤狩りのスパイであったという本を読んでから、「なるほどね」とそのインチキさが分るような気がしました。
★そういった事実を知っていてなお、ティズニーランドに行きたいとか、好きだとか言うのならともかく、無知ゆえに何も知らずに、「ディズニーランド好き」とか「ミッキーマウスって可愛い」等と無邪気に言われても、「どうなのかなー」とその無教養に悲しくなります。
★本当に日本は教養の無い国になって来ています。
★それはとりもなおさず、「仲間はずれは嫌だ」とか、なんとなく「皆と一緒がいい」という安易な考え方の延長に引きずられて、独自の目、独自の考えを持とうとはしないからだと思います。
★とここまで書いてきて、じゃあ、WBCに熱を上げているお前はなんなのだという突込みが聞こえてきそうですが、わたしは、正当な古くからの野球ファンだからです。
★そこらにころがっている俄仕立ての野球ファンとは違います。物干し竿の阪神藤村から入って、東映フライヤーズのファンになり、やがて、張本のファンになり、張本が巨人に行くと言うので、泣く泣く巨人ファンになり、長嶋を解任してから、巨人を見限った、実にピュアーな野球ファンなのです。
★イチローがまだオリックスに居て無名で、日本ハム(元の東映)と試合をしていた頃、東京ドームで、何枚も一眼レフでイチローの写真を撮ったものです。
★ただし、有名になって、渡米してからのイチローは傲慢に成りすぎて好きでは有りません。
★日本人大リーガーでは、なんと言っても野茂です。野茂が茨をかきわけて、進んだからこそ、松坂
も城島も今日があるのです。
★ただ、ヤンキーズの松井は好きです。豪快なところが。今年こそ頑張れよ松井!
★まあ、そんになわけで、明日もWBCの決勝を見なければ。
★とりとめもない話になつてしまったよなベイビー!
★何の話?
★数に流されずに己の目を持てという、本日はありがたい講義でした。
★講義なので,抗議は受け付けません。
★そこんとこよろしくベイビー!
ただひたすらに
紀伊国屋ホール

★写真はベランダから見た富士シリーズの12と言っても1月頃の写真です。
★本日夜、紀伊国屋ホールへオフィスワンダーランドの芝居を観に行った。
★さいふうめいこと竹内 一郎さんの作・演出で「OKINAWA1947」という芝居だった。
★竹内さんとしては、めずらしく骨太の社会派的エンタティメントの芝居で様々な群像を過不足無く描いていて、演出的には劇画的といおうか、映画的な演出でテンポ良い芝居であった。
★終わって、区役所通り清龍で飲む。
★竹内さんが九州の大学で演劇を教えていた時の女生徒が、数年経って女優や照明家やOLになっていて、芝居を観に来ていた。
★彼女達と語る。まだ芝居を始めて数年。彼女達は芝居と言う現実が夢に描いたとおりにはいかないが、まだこの世界に夢と希望を持っているようで、表情に疲れたようなものは無く、まだ輝いている。
★日本での芝居をとりまく情況の官僚主義や派閥性はたまた、文化そのものに対する無関心等のことを小生は語ったが、熱心に聴いていた。
★女優をしている二人は今時めずらしく、演劇集団昴と劇団仲間に所属している俳優さんで、「君達の劇団は老舗の和菓子屋のようなものだ」と小生が言ったが、はたして意味する所がわかったろうか?
★この国の演劇界やTV・映画界の事情はまさにコネクションでガチガチニ固められていて、実力主義のオーディションシステムとは程遠い。
★彼女達がベテランの女優になる頃には、本当の実力のあるものが、正統に評価される世の中にならなければならないと強く思う。
★劇作家にしてもそうだ。平石 耕一・丸尾聡・さいふうめいのような人々が正しく評価されるような演劇界が早く来なければ駄目だ。
★成井某とか平田某とかマキノ某とか松田某とか、たいしたことのない作家が、規定の事実のように評価されているこの国の演劇事情はおかしい。歪んでいる。
★そうなんだよべイビー!
★岸田戯曲賞を取った劇作家だけが優秀な作品を書いているわけでも、上演しているわけでもないのだ。
★小説において、芥川賞と直木賞を取った以外の作家の方が、断然面白い作品を書いているように・・・・・・・・・
道に迷って

★写真は富士の11。
★井の頭線の久我山で降りた。マツプルで刷りだした地図を頼りに駅を降りて、南に道を直進した。
すると、地図にあるとおり右角にセブンイレブンがあった。
★そこを通り越すと、信号があった。信号の先の左側にその病院はあった。随分小さな病院だなと思った。完全予約制と書いてある。
★まあ、そういう病院もあるかもしれない。自動ドアが開いて、小さなカウンターのある受付らしき所が目の前にあり?「おや?」・・・・・・・・・
★そこは動物病院であった。何故?病院名は同じなのに?
★人に道を聞いて地図を示してわかったが、完全に小生は道を一本間違えて20分以上歩いていた。
★これが小生が踏み迷った、三鷹の牟礼近くの道だ。

★さて、それから久我山の駅まで引き返し、正しい道を直進した。嘘のように右手にセブンイレブンがあり、更に進んで、信号を渡ると、こんどは、大きな同じ名前の人間の病院がそこにあった。まったく同じような状況だ。
★その病院に友を見舞った。
★この見舞いは、なんとも悲しい見舞いであった。一昨日のブログに書いたショックな悲しい事とはこの事だった。
★本人から会いに来てくれとのメールがあったのだが、見舞いというにはなんとも希望の見えない見舞いなのだ。
★「頑張れよ」とか「大丈夫だよ」とか「心配するな」等と言えない見舞いなのだ。
★それでも、次々と面会人が狭い個室の病室に来ていて、俺の前に3人若い女の人が居て、30分以上待合室というか、テラスのようなところで待たされた。

★そこから撮った富士である。カメラがコンパクトなので、見にくいが、よく見ると、カーテンの左の遠くに富士山が小さく三角の山で見える。
★ようやく順番が来て、病室に入る。思いのほか元気で、驚く。
★10分か15分か、話の途中にも一人急ぎの見舞い客が顔を覗かせ、次が待っているというので、
2つ買ってきた和菓子を一緒に食べようとしたが、彼は食欲が無いらしく、喜んではいたが、結局小生だけ食して、あわただしく見舞いを終わった。
★しかし、帰り道彼の強さに感心した。もし小生が、そのような情況になったら、(つまり自分で後何日しか命が無いと知り、なお友と次々に冷静に会って会話をする)あのような事ができるだろうか?
★絶対に出来ないような気がする。七転八倒して、ノイローゼになってしまうだろうと思えた。
★ただ下腹が原因も分らず痛いという不安だけで、オロオロして、あゝでも無いこうでもないと、考えこんでいるくらいなのだから、とてもああいう風に冷静乃至は冷静を装う事すら出来ないと思う。
★多分彼は生きながらにして、自分の葬式をやろうとしているのか?
★いや、それは考えすぎで、ただ友人に会っておきたいだけなのか?
★わからない。
★こういった悲しい出来事は、これまでに2、3回程あった。
★一回はもう30年も前になるか、京都の芝居の演出家で、東京の芝居を見たいといって、わたしの友に支えられるようにして、上京してきた時に会った。
★もうその時は、頬もこけげっそりとして、本当に痛々しかった。
★しかし、その演出家Aさんは、私の友と一緒にマチネーとソワレの別々の芝居を2つ見て、あわただしく帰って入ったような気がする。いや、一泊して、4っつくらい芝居を見て帰ったようにも思える。
★あの時、東京駅の新幹線のホーム下の階段のところであった様子はわすれられない、光景だった。わたしは瞬間息を呑んだ。あまりにAさんがやつれていたからである。
★その時思ったものである。俺は、自分の最後が分ったら人の芝居を見たいとか見ようとか思うだろうかと、そんな事は絶対にない。自分の芝居を無理やりつくろうとはするも知れないが。
★もう一つはお世話になったNHKのディレクターのMさんで、この時はオタクまでお見舞いに行った。
★もよりの駅まで、Mさんは車で迎えに来てくれて、元気なのに驚いた。
★ご自宅にお邪魔して、奥様を交えてご馳走になり飲んで話していて、「近頃寅さんのビデオを見てるんだよ」と言われ「いいですねー、あれは」とわたしが言った。
★すると、「ほら、渥美清って肺がんで死んだでしょ、俺と同じなんで、最後の頃の2本の様子を見てるんだ」と言われて、私は凍りついた。息を呑み、何も言えなくなった。
★いわゆる二の句が告げないと言う状況だった。それが正月それからたったの3月でMさんは亡くなった。
★Mさんは才能も有り、やさしい素敵な人だったのでなんともつらいものである。
★こんなこともあった。やはり京都で芝居をしている人が後半年の命だと聞いた。たまたまその人が戯曲を書いたが上演できなくなつたというような話だった。
★そこで、当時私が関わっていた劇作家協会の戯曲コンクールがあるので応募を勧めたのだ。
★3ヶ月ほどして、その彼も亡くなったが、なんと、彼の応募作が北九州でやった劇作家大会のコンクールで、最優秀賞を取ったのだった。
★彼の奥様が表彰状を取りに京都から北九州まで来られた。
★勿論本人は入賞の事も知らずに旅立った。でも、これはよかったと思う。
★ほんの少し1000分の一ほどは小生はいい事をしたような気になった。
★けれども、こうしたことや、こうした見舞いはつらい。第一なんと言って、言葉をかけてやらなければならないか分らない。
★結局今日(3月20日)も、おろおろしてなんとも取り留めの無い会話をして、帰ってきてしまった。
★本当に癌に奇跡というものはないのか?
★なんとも、苦しく悲しい一日だった。
★参ったぜベイビー!
★なにがなくとも健康だ、それにすぐる物は他に何も無い。
本郷から北千住

★写真は富士その10
★本日はボランティアでやっている脚本アーカイブズの会議の場所を、本郷から北千住に移して、2回。
★ほとほと、疲れきった。
★途中でWBCの日本はキューバに5対0で勝ったということを知ったので、電話を入れて、家人にスホペーツニュースを録画しといてくれと頼んだ。
★夜半帰って来てみると、ニュースしか録画していないと言う。
「ニュースとスポーツニュースは違うだろう!」怒っても、撮れていない映像が見れるわけではない。
★疲れ果てて、最後のお楽しみも無いとは・・・・・・・・・
★小生がまともに見ているとWBC日本は何故か負ける。
★見逃したり、横になって、眠りながら見ていると勝つのである。
★それじゃあ、明日は負けるのか?(中継があっての話だが)
★なにもかもうまくいかない日というものがたまにある。
★詳しくいえないが、今日(19日)はそんな日だった。
★そんな日は風呂に入って、読みかけのミステリーでも読んで寝るか。
★それっきゃないだろベイビー!
タップダンス

★朝起きて、携帯のスイッチを入れたら、ショックでとても悲しいメールが届いていた。
★今はそのことについて、語れない。
★いずれ、ここに書くことがあるかもしれないが・・・・・・・・・
★韓国に負けた野球の試合を見た後、髪が伸びすぎたので、いきつけの床屋へ行く。おやじさんと、 若いマスターがやっている床屋なのだが、いつもことながら、話が楽しい。
★おやじさんが庶民感覚を持ちながら、中々の博識だからだ。
★おやじさんは小生より、2つ3つ年上なのだが、映画を良く見ている。マスターも多趣味で、映画もこちらが負けるほど見ている。
★夜、高田の馬場でタップダンスを教えている風真 弘子さんのスタジオに行き久しぶりに会う。
★色々話すが不景気ということもあって、タップダンスをやる生徒が減ってきていると言う。
★こういう先の見えない時だからこそ、趣味やスキルを延ばす為の何かをやればよいと思うのに、不景気になると、まず、文化とか芸術方面の出費を削ろうとする。
★さもしいことである。不景気で先行きの見えない時こそ、心を豊かにする術や試みを人はなすべきなのだ。
★風真さんも、高田馬場で10年を超えるほどスタジオを持って頑張っている。
★一口に十年といっても大変な事である。劇団ギルド10年だからそういったことの大変さが分る。
★風真さんとは一時間半程語って、別れた。
★来週の土曜日にライブがあるという。なんとしても見に行きたいと思う。
★不景気だからって、文化や芸術や娯楽を切り捨てるなよベイビー!
★切り捨てたりしたら、人間は貧して鈍していくばかりだ。そして、なによりも、品格のない世の中になって行く。
★何?世の中に品格などとっくにないって?
★駄目だろう、それじゃあ!
黄砂流るる春
気温は春めいて

★写真はベランダから臨む富士の7です。
★さて、WBCの試合を布団に入り横になったまま、テレビをウツラウツラと見ていた。
★なんとなく、勝って居るのが分ったが気づくと朝の8時半だった。
★6対0になつていて、キューバ相手に大勝しているようだ。
★やはり、小生の野球の予想は当らない。
★テレビを切って本格的に11時半頃まで寝るが、ほとんど寝てないような気分だった。
★気温だけは春めいている。
★というわけで、書斎の整理整頓を試みたが、机まわりの片付けだけで、手一杯で、筆まめに名刺の住所の登録を随分長い時間かけて、やるが、ごく一部でタイムオーバーとなる。
★時間はどれ程あっても、足りない。困ったよベイビー!
★明日は又、講座てらの決算をやらねば成らない。
★中々、創作の時間にならない。困ったものだ・・・・・・
朗読講座

★写真は富士シリーズの6
★さて、今日(といってもいつも前日つまり昨日のことです)は、これまた月に一度のてらの講座の朗読の日であります。
★足立区のシアター1010での今年度最後の日であり、先月2月21日の発表会のビデオを見て、反省と来年度の朗読劇の予定を話し合う。
★終わって練習室の外へ出ると、偶然稽古場で芝居を観終わった、劇団員の永島と元劇団員のTさんにばったり会う。
★朗読の助手をしている同じく劇団員の彩と3人で食事にいくので、一緒にどうかと誘われたが、時間がないからと断り、見学に来てくれた放送作家のSさんや、アーカイブズ倶楽部の代表の大石さんと甘味屋で小一時間喋り、京橋へ行った。
★だいたい、永島達のこんたんは分っている。食事をして、小生に払わせようと言う腹だ。ゆっくり一緒に話せるわけでもないのに、そんな手にいつもいつも乗っていられるか。こっちは忙しいんだ。
★こうして、京橋はマコトシアターの1&2シアターの一環としてやっている現代製作舎の芝居を見に行く。
★しかし、この芝居の感想はあえて書かない。想像してくれよベイビー!
★そんなわけで、あわただしく一日が終わる。
★明け方4時半過ぎからWBCの野球中継があるという。微妙な時間である。
★DVDを1本観て、今そろそろ4時半。
★ねるか?予想ではキューバには負けるんじゃないか?
★もっとも俺の予想はいつも外れるけれど・・・・・・・・・
決算の三月

★昼過ぎ雨が上がった後の富士。
★本日は講座「てら」の決算の整理をやる。これは数学の領域で、数学と言うタイトルをチョイスしたわけであります。
★相変わらず、数学は苦手中の苦手である。
★一歩も外へ出ることなく、一日が暮れる。
★ほんとうはこういうことは極めて珍しいのだが、本日は寝巻きを着たまま、昼頃起きてから過ごした。
★普通、朝(と言っても昼に近いが)起きるとすぐ外出する場合は、下着から始まって、全部着替える。
★また、すぐ出かけない日は、パジャマを脱いで、楽なトレーナーと、冬なら半纏を上に羽織る。
★だが、本日は多分外出はないだろうと踏んで、昨日から、トレーナータイプのパジャマを着て寝たので、起きてからのメリハリもなく、そのまま、夜中まで着てしまったというわけである。
★若い人に聞くと、当節パジャマを着るということはあまりないらしい。家に居る時は、ジヤージのままでいて、そのまま寝てしまう事が多いと言う。
★旧石器時代人の小生としては、それでは、一日のメリハリ、けじめがつかないだろうと思うのだ。
★それと、トレーナートかジャージが存在しなかった子どもの頃、貧乏で勿論パジャマ等買ってはもらえなかった。
★寝る時は冬は、破れたシャツの上に肘や袖のほころびたセーターを着て、破れて、綿が四隅によったり、真ん中が裂けている布団に包まって寝ようとした。
★暖房は一切なく、畳は擦り切れて藁に成り果てている。畳が上にあったはずの床板は隙間の方が大きくて、北風は、床から吹き上げていた。
★勿論、雨戸もサッシ等なく、隙間だらけで、容赦なく北風は部屋の中を縦横無尽に舞っていた。
★したがって寒さのために、躯を丸めても、丸めても寒くて冬は眠れなかったものである。
★夏は、その藁の上に住みついた、蚤と虱が肌のあちこちを食い、取っては指でつぶすのでこれまた眠れない。
★貧乏の一つの条件は、いつも空腹。
★二つ目は、冬も夏も眠れない。
★三っ目はすごすぎて、今はここには書けない。
★そういうことなので、前にも書いたかもしれないが、今のように着替えのパジャマが5つも6っつもあるという事は奇跡に近いことなのである。
★そういうわけで、わたしは子供の頃の、恨みも込めて何回も下着や上に着るものも着替える。
★夏等は、一日に4、5回下着は着替えている。
★もっとも洗濯をしなければならない方は大変だ。現に小生が、大泉の事務所で単身赴任で止まっていた頃は、暇さえあれは、洗濯をしていた。
★掃除洗濯料理で言えば、洗濯は嫌いではない。嫌いではないどころか、かなり好きなのだ。
★というようなわけで、着替えもせず、起きてからそのままの服装でずっといるということは、多分年に
数える程しかない。
★それがどうしたと言うなよベイビー!
★パジャマの着替えのある事、毎日風呂に入れる事。毎日の晩御飯が塩むすびと沢庵だけではないという事、玄関からいきなり、借金取りがやってこない事。
★そうしたことは、奇跡に近い、いや奇跡そのものだという事を知らずに育つという事は本当に幸せなのだ。
★いや、それはもしかしたら、ものを造り出す者にとっては、大変な不幸な事かもしれない。
月に一度の

★写真はベランダから臨む富士その5
★本日は月に一度の428クラブの会合があり、1回休んだので、2ヶ月ぶりに出席する。
★今日は顔料についての講義があり、その後場所を移しての飲み会だった。
★入れ替わりに講師をするのだが、本日の講師はDICの若い社員の方で、終わって、名刺を取り出して、挨拶したら、「前に名刺を交換しました」と言われてしまった。
★最近は、ボケたのか、こういう事が多い。人の顔と名前が中々覚えられないのだ。
★うっかりすると、名刺を交換して、さんざ話をしていて、次に会った時、もう相手の事をすっかり忘れている。
★これは、本当に失礼な話である。せいぜい、その日に名刺の裏にでも、どこでい会ったか、どんな話をしたかを書いておくようにしようと思う。
★本日は又、劇団ギルドの瓜竜健司をこの会に連れて行き、紹介した。
★雨の降らないうちに家を出で、やばいかなと思ったが、渋谷・新宿では降っていた雨は、東村山についたら、上がっていた。
★したがつて、濡れることなく自転車で駅まで往復できた。
★それが、どうしたと聞くんじゃない。ベイビー!
★なんでもない日常が、なんでもなく過ぎていく事のすばらしさは、年をとらないと、わからないのだよ、ベイビー!
空堀川自転車旅

★写真は空堀川の鯉
★さて、本日は、家人とチャリンコで空堀川をずっと下流まで行ってみようという事で、片道40分、川沿いの道をひたすら、下流へと行きました。
★途中二回程休み、清瀬の先、秋津の先のせせらぎ公園の辺りまで下りました。
★行きはよいよい、帰りは怖いの例えどおり、帰りは上り坂が以外に多いのと、あまり丈夫でない、お尻の筋肉(脂肪か?)がひどく痛くなり、ほうほうの体で日の沈む寸前に帰り着いた次第です。
★梅の花はほとんど散っていて、桜にはまだ早く、踊り子層が可憐な姿を一面に見せていたのが印象的です。

★帰りは特にイヌを散歩させている人が多く、こんなに沢山の犬があちこちに飼われているのかと、いささかびっくりした次第です。
★空堀川は、名の如く水の流れの少ない川で、雨で増水するといきなり水が増え、大変らしいので、
護岸や川の中もコンクリートで、色々工事がなされていて、その分、鯉やその他の魚が途中でせき止められたりして、川の生き物には棲みにくい川なのだと思われます。
★それでもしぎやまがも等の水鳥は沢山います。
★しかもなんと何が基準かは分らぬながら、一級河川で、空堀川は東村山から清瀬に至って柳瀬川と合流し、志木で新河岸川となり、やがて、隅田川に注がれるという事です。

★今日の終点に近い、せせらぎ公園という長細く透明度の高いせせらぎの流れている、狭く長い公園のベンチで、夕方四時半頃、握り飯と卵焼きとがんもどきとりんごを食べました。
★たまに道行く人が変な顔をしていたかもしれませんが、小生の昼飯は大体4時半頃なので、家人に今日は合わせてもらっただけなので、ちっともおかしいことではないのだよ、ベイビー!
★ともかく、最後は尻が痛く、自転車を立ちこぎしても今度は膝が痛いので、やはり、その場にまかせた無謀な旅ができる年ではないとしみじみ思いました。
★家人は何故か帰ってきて、背中の筋肉が痛いと言っていました。
★互いにもう、いい年寄りです。
★認めたくはないがねベイビー!
★でも、貴重な息抜きの半日でした。
六本木御出勤

★写真は我が家のベランダから撮った富士シリーズの4番です。
★本日は、月に一度の脚本家ニュースの編集の為、六本木の日本脚本家連盟に行く。
★編集する記事が少なく、あっという間に終わり、近くのホテルのテールームで、編集員6名程でお茶をする。
★早めに帰って来て、まだ自転車置き場のおじさんが居る頃の、めずらしい帰宅となる。
★市営の自転車置き場で、高齢者事業団に登録の人達が、やっているのだが、「いってらっしゃい」「お帰りなさい」とたった100円で自転車を預けるのに、実に気持ちがいい。
★「どうも・・・・・・・・・」とか「すみません」とかたまには「今日は風つよいねー」とか「中々暖かくならないねー」とか当たり前だが、気持ちのいい会話が出来るし、風の強い日なんかは、紐で自転車をフェンスに倒れないように括り付けてくれる。
★市の税金でまかなわれているとはいえ、たったの100円でこんな気持ちのよい思いは出来ない。
★だから、100円を惜しんで、駅前に不法駐輪する奴の気がしれない。
★駅の近くは不法駐輪の為に、車椅子の人などどれくらい通りにくいと思っているのか?
★いたわりに繋がる想像力のない人間は嫌だ。
★というわけで、夜家人が帰ってきてから、久しぶりに買ってあって、ずっとみられなかった、ザ、ダークナイトを観る。
★バツトマンは昔悪い男だと思っていたら、コウモリ男で、ザ、ダークナイトは暗い夜かと思ったら、うしろ暗い騎士なのだそうだ。
★それはともかく、キース・レジャー扮するジョーカーの演技のしぶとさと、それを支える悪の論理が、極めて、リアリティーを持っていることに驚く。
★丁度昨年5月に母親を殴り殺した23歳の男が「自分を生んだから殺した」と言った裁判の記事が出ていた。
★この男は16歳の時父親をもスコップで殴り殺していると言う。
★仄聞にしてこの事件は知らなかったが、なんという救いのない事件であり、救いのない人間なのかと思った。
★でも、こうした人間は現に存在しているのである。
★そう思うと、ジョーカーの悪の論理は実にリアルで恐ろしい。
★その前では、ヒーローである為の論理は極めて嘘くさく、ほころび゛ばかりが目についてしまう。
★あきらかに、この映画の持つ暗さは、2001年の9.11を通過した後のアメリカ映画だと思えてくる。
★しかし、ヒース・レジャーなる役者この映画の後亡くなったというが、すごい芝居をしている。亡くなる前のブラック・レインの松田優作のようた゜。
★松田優作と言えば、仲間と立ち上げた「八騎人(ハッキジン)」という劇団で芝居をしていた頃、赤坂の国際芸実家センターとは名ばかりのボロい劇場で、松田優作の劇団の楽の次の日に、仕込みに成った事があった。
★前日までの公演で、砂を大量に持ち込んだ彼の劇団のバラシが大幅に遅れて、当たり前の事だが、こちらの仕込が遅れた。
★その時、当たり前の事だが、もう既にスターだった松田か演出の小生に背の高い躯を二つに折って「ほんとうにすみません」とあやまってきた。「いいですよ、仕方ない、お互い様ですから」と言ったのが
唯一口を利いた一瞬だった。
★当時あちこちで、喧嘩をふっかけたり、あばれたりと素行の評判の良くなかった男をいっぺんで好きになった。
★人は見かけや噂で判断しては駄目だ。
★以来松田優作のファンになったような気がする。★エッ単純すぎるかベイビー!
★観始めたのが遅かったので、ダーク・ナイトを観終わると3時を過ぎていた。
★でも、たまには映画くらい観ないとな、ベイビー!
★エッ?DVDは映画見たとはいわないって?
★なるほど・・・・そうか、そうなのか。
報告書校正

★写真は夕焼け富士。
★午後、文化庁に提出する報告書の校正を明大前の印刷屋さんに行って行なう。
中々大変な作業である。
★明大前には久しぶりに行く。京王線は府中や、南大沢・京王堀ノ内に今から10年程前まで住んでいたので、なんとも懐かしい場所だ。
★明大前も大分建物等変わっていたが、ファミレスというかガストで作業をしたが、学生が店内にあふれていて、まあ、活気があるというか、かまびすしいというか。
★それで、思い出したが、近頃平気で、電車の中で物を食う、高校生、中学生が居るのにはあきれる。
★先生とか、親とかはなんにも言わないのか?もっともおばさんでも平気で電車内でパン等食っている親子がいたりする。
★隣で中学生の女の子がパンを食い始めたのには参った。
★人間は狭い車内で、臭いを勝手に撒き散らしていいはずもない。だから化粧もその臭いが駄目なのだ。
★そんなことより、こういう事は最低限のマナーだ。
★昔なら「おい、電車を下りてから食えよ」と注意したが、そんな事を言えば、まるで、頭のおかしいおやじのように、電車内で、かたっぱしから注意しつづけなければならない。
★「おい、うるせいよ、音もれてるよ」「携帯は駅に降りてからにしなよ」「電車の中で物をくうんじゃねえ、親に言われなかったか?」「おい、もうすこし席を詰めて座れよ」等々本当にきりもない。
★いつからこんなことになっちまったんだ、えっベイビー!
★そんな不愉快な電車に乗って帰ってきて、報告書の写真の差し替えの作業が簡単かと思ったら、とんでもない、4時間以上かかつた。
★その証拠にテレビがおはようございますなんて言ってやがる。
★ほんとボランティアとはいえよく働くなー、俺も。
★左下腹は相変わらず、鈍く痛い。押せば飛び上がるほど痛い。なんなんだこれは・・・・・・・・・
春様々な夢と現実

★写真は我が家のベランダから見る富士その2。
★富士の写真が流行りだそうだ。富士の写真を撮り続けている人がけっこういるそうだ。
★静岡に居た時、いつも富士を見ていた。悲しい時、落ち込んだ時、ほとんどごくたまに、なにか嬉しい事があったとき。
★例えば、初恋の女の子と思いがけず、二人きりになれたのに、喉がからからになり、二言くらいしか話せなかったとき、帰り道富士を仰いだ。
★そう、富士はいつも仰ぎ見ていた。今は富士を遠くから、眺めている。
★富士を見ると何故か安心する。心安らぐ。
★だから、少々家賃が高くても、晴れて、風が強い日にベランダから富士が見えるここを越したくない。
★だが、いずれここは去らねばならないだろう。ここを維持する為には現状の収入を維持しなければならない。それは健康で小生も家人も今くらい働けるという前提がなければ無理なのだ。
★貯金というものは全然ないのだから・・・・・・
★さて、それはともかく、夕方近くに住む脚本家志望の学生に会った。
★大学の4年になるところで、夢を現実に変えていくために色々悩んでいる。
★出来る範囲のアドバイスはしたが、この業界の現実は難しい。
★ただ、夢は持ち続け。それを実現する為に頑張ってほしい。
★若いことは何にも増してよい。よいこと、なんでも出来るという時間を大切にしてほしいと思うのだよ、ベイビー!
朗読劇発表会観劇

★写真は暫く我家のベランダから見た富士でいきます。
★さて、本日も7月公演の新たな出演者を求めて、彩 貴恵・中谷守男を伴って、JTBのカルチャースクールの朗読劇の発表会を見学に行きました。
★これは、演出家・劇作家の吉村 ゆうさんが講師をやられているので、お願いして、行ったわけです。
★相対的に芝居の旨い、つまり朗読の良くできる若い人達が多く、感心しました。
★打ち上げに誘われたのですが、打ち上げのテンションにはとても付いていけないだろうからと、勧誘のチラシだけあずけて、後日交渉するという事で帰ってきました。
★帰り、3人で飲みました。
★やはり、芝居に限らず、一緒に何かをやろうという相手と言うか、仲間を探す事は大変な事です。
★そう簡単にはいきません。
★ましてこちらは、アラカン(アラウンド・還暦)なのです。
★そんなジジイが、若い20代の人達を探すという事は大変なことだし、普通はこうした事は、若い劇団員が仲間から人づてに連れてきて、増えていくものなのです。
★しかしながら、吾が劇団員も昨今の若者と同じで、中々、仲間や友達が少なくて、広がっていきません。
★それならば、ベテランの役者を呼べばいいじゃないかと言いますが、これは中々旨くはいきません。
★ベテランが大勢居る所に、少数の若者が勉強気分で入っていくのはいいのですが、若者の多い集団にベテランが入ると、必ず「今時の若者は・・・・・」という苦情がベテランのほうから出てくるのです。
★そこでギクシャクして、芝居の稽古が旨く進まないという事態が大抵押し寄せてくるからです。
★劇団と言うものは生き物なので中々難しいところであります。
★よくまあ、10年しかも、23回の公演を10年の中でやって来たと吾ながら感心します。しかも、その中で「誰?」という作品は60ステージもやりました。
★おそらくステージ数でトータルするとこの10年で190ステージを超えるはずです。
★自信を持っていえるのは、日本の小劇団史上10年でこれ以上ステージを踏んだ劇団はそうそう無いと思います。
★あったら、おしえてよ、ベイビー!
★といったわけで、本日はこれまで。バイビー!
オーディション
診断結果

★写真は近所の梅。
★さて、前立腺の結果が出た。流石に結果が出るまでは、なんとも複雑な心境であった。
★だが、幸いな事に、結果はOKだった。psaの結果は数値1.87。
★数値4以下であればなんともないとのことで、ひとまずほっとした。そして、2週間飲んだ薬の所為かエコーを撮ったら、へばりついていていた、残尿も綺麗になくなっていた。
★しかし、クスリは飲まなければ成らないという事であった。
★ここで、ドラマなら、よかった良かったと大団円になり、ハッピーエンドの終わりにならなければ成らないのだが、現実はそうは行かない。
★腸異常なし、前立腺肥大も直りつつあり、異常なし、だが、下腹部左の鈍い痛みはここ1と月取れない。
★原因はわからずじまいという事になる。
★「先生、ここの痛む所の臓器は何なんですか?」と小生。「男はここに特に臓器はないんですよ。しいて言えば腸ですかね」「でも腸は内視鏡の結果も悪い所は何にもないんですよね」「そういうことですな」「痛みはほっておいてもいいんですか?」「ガンの場合は痛まないから発見が遅れるんですよ」
「傷むという事は癌ではない」「そうだと思いますね。痛みが増して来なければ様子をみてみましょう。大丈夫です」
★と言ったような具合で、本当に中途半端のまま、この1ケ月に渡るドラマは実に曖昧なまま、終わりかけている。
★世の中や躯についてはわからないことが多すぎるという。
★それはそれでいいが、この状態を放っておいていいのか?分らない。
★かといって、あの肝をえぐるような内視鏡の検査は二度とやりたくない。
★病院はたとえレントゲンの結果を持っていっても、移ると自分の病院で改めて検査をする。
★勿論、誤診を避けるために、必要不可欠のことだから・・・・・・
★だが、痛みは人によるそうだが、あの内視鏡の検査だけは本当に2度とごめんだ。
★かくて、小生は様子を見るという極めて、不安定な、極めて、いいかげんな位置に躯ごと放り出され
たのだよ、ベイビー!
★様子みるしかないのか?マジで?
エアコン復活

★写真は近所の梅。
★エァコンが復活した。と言っても、制御基盤が壊れていたとかで、17635円掛かった。
痛いが、電気代が安くなると言っても、そう簡単に買い換えるわけにもいかない。
あと、何年か頑張ってもらわねばならない。
★ほんとうは、1年か2年に一度エアコンも掃除をした方がいいんだそうだ、もっとも掃除はやはり1万7千円ほどかかると言う。
★そんな金はないので、貧乏人は使いつぶしという事になる。
★さて、夜、オフィスプロジェクトMの丸尾 聡さんの芝居を見に行った。
★「離宮のタルト」という芝居でなかなか刺激的ないい芝居であった。
★元来芝居と言うものは、観客の心というか魂というか、そうしたものをしっかりと捕まえて、「おい、どこへいくんだい?」というように、幻想とか想像力豊かな世界へ連れて行ってくれる芝居がいい芝居だと思う。
★そういう意味では、今回の芝居はすこぶる面白い芝居だった。
★丸尾さんのいいところは、毎回違ったテイストの芝居を次々に展開させてくれるという面白さだ。
★ともすると、同じパターンの芝居に味を占めて、その枠組みを繰り返していく芝居が多い中で、彼の芝居は必ず一度壊して、次へ進むようなドラマツゥルギーが素晴らしい。
★そして、今回は若い人が多く出ていたが、中々新鮮な芝居をしていて、いずれも可愛い子やイケメン俳優が多かった。
★でも、これは大切な事だぜベイビー!
★丸尾さんは病気の為15キロも体重がへつたという。
★健康で是非頑張ってほしい。
★彼らの世代に今後の演劇がかかっているのだから・・・・
ラジオドラマ審査会

★めずらしいか、めずらしくないか?写真は近所の電車図書館。
★本日は日本放送作家協会主催の第37回創作ラジオドラマ大賞最終審査会が、NHKで行なわれた。
★侃々諤々の議論の末、9作品から3篇の佳作が選ばれた。
興味のある方は、作品等については雑誌「ドラマ」の4月号を御覧いただきたい。
★審査に続いて、雑誌採録の為の座談会、そのあと、打ち上げとあり、いずれも、ドラマに対して様々な考え方、審査に対しての考え方がぶつかる。
★結局、自らがドラマに何を求めているか?何を期待しているか、また、他のディレクターやプロデューサーや作家が何を考えているかという事が、9作品を語り、ドラマについて語ることで、鮮やかに浮かび上がってくる。
★だが、相対的にドラマが萎縮していたり、その描こうと言う世界が小さくなったりしてきていて、「もっと日本語をたいせつにしてほしい」とか「ドラマ脳」を鍛えてほしいとか、「大きな世界か小さくても深い世界が何故描けないのか」と言う所に行き着いてしまう。
★全体的に今年はレベルが低かったような気がする。それはことしだけのことではなく、近年という4、5年のくくりの中でそうなってきているのではないか?
★こうした、不況でどうしようもなく、救いのない世の中の方が、文学とか、ドラマとかが厳然と輝かなければ、ならないのにと思う。
★頑張ってくれよ、ベイビー!
★ドラマを衰弱させるなよ、それでなくても、人間が痩せて、薄っぺらになってきているのだから・・・・・・
★何?お前は太りすぎだって?
★それとこれとは・・・・・・・違わないか?うん?
定期健診

★写真はむくどり。
★さて、本日は月に一度の検針日であります。大泉の病院へ行き、採血、採尿の上診察をうけました。
★血糖値はあいかわらず、やや高値安定というところでしたが、左下腹の状態を主治医の先生に報告します。しかしながら、大腸異常なく、レントゲン・CT検査によっても異常ないという事であれば、様子をみるしかないという結論。
★といっても、鈍い痛みが約一月続いている以上、筋肉痛とも思えず、小生としては納得いかず、
6日の血液検査の後、なんらかの方法を考えなければ成らないと思う。
★まったくどうすりゃいいのかベイビー!
★その後劇団事務所で、7日のオーディションの打ち合わせを行い、家に帰りついたのは、0時を過ぎていた。
★雪がふっている。
★ニュースで、「3月に雪なんて」と驚いている東京の住人のインタビューを放映していたが、昨今はティレクターも、住民も常識を知らない。
★だって、ずーつと昔から、東京の雪は3月、4月が一番多いのだ。
★この季節、八丈島のあたりを低気圧の前線が通ると、東京は雪になるのだ。
★憶えておけよ、東京に住むのなら、常識だぜベイビー!
ひたすら、原稿を読む

★写真はボケの花です。
★人によって、花の思いでも色々で、家人は岡山か大阪の田舎で、ボケの花を見に行って、肥溜めに落ちたので、ボケの花を見る度に思い出してしまうと言います。
★さて、人によって様々に違う思いを作品にして、送ってくるラジオドラマの最終原稿9本を、審査にそなえて読む。
★いつものことだが、これはひどく神経を使い、疲れる仕事である
★なぜなら、この中に未来の大作家の原石があるかもしれず、それを万が一にも読み逃してはならないというミッションには、常にプレッシャーが付きまとうからである。
★と同時に、新人の作品は、書き方が未熟な為に、何をどう描きたいのかが、さっぱりわからなかったり、ドラマと日常会話の引き写しを勘違いしている作品等様々なものが、混在している。
★その中で、何かを選び出すのは、ある荒々しくてもかつてない新しさとか、荒々しい中にも胸を打つイメージやメッセージが込められているかどうかという事を第一としたいと小生は思っている。
★ただ、10人の審査員が居れば、10通りの考え方、選び方の基準があり、スポーツやぎヤンブルの世界のように、勝負や正解の数字と言うものが、あくまでも明快でないという事である。
★まあ、それはそれなので、面白いともいえるのだが・・・・・・
★そして、文化庁に出す他の委員からのレポートを読んでのチェック。
★本日は一日中、人の原稿を読んでいた。
★そんな日もあるさ、ベイビー!
エアコン故障

★写真は、近所の梅。
★梅の写真を撮りコンビニに寄った他は外へ出ず。
★その為がどうか、居間のエヤコンがいきなり何の反応もしなくなる。リモコンの電池切れかと思い色々やってみるが、やはり、本体が反応しなくなってしまったようである。
★考えれば、買ってからもう10年以上経過しているようだ。
★いきなりねこういう大物が故障すると、大変なのである。
★とにかく、世界一忙しく、世界一年収の低い作家なので、貯金と言うものが一切ない。
★したがって、病気をしたり、大型電気器具(予算のかかる)がいきなり(大抵こうしたものはいきなりくるのだが)壊れたりして、買い換えなければ成らない時は大変な事になる。
★これが、テレビかなんかの娯楽用品(テレビは仕事に関係する用品か?)ならしばらく待つということも可能だが、まだまだ寒位日々が続くのに、エヤコンのパンクは参ってしまう。
★まあ、明日メーカーに電話してみてどうするか様子を見るしかないが、困ったものである。
★たいして、こまらないか、自分の躯の不具合に比べれば、まあ、こういったことはたいしたことではないな、確かに・・・・・・・・・
★といったわけで、ベイビー今日は一日が暮れた。
★3月は誕生月だ。
★今年ほどいろんな意味で、春が待ち遠しい年はめったに無かったように思う。
★本当の春よ、やってこい早くなくてもいいから、確実に来い!